2017.04.06
ムーンライト
映画
「ムーンライト」を見てきた。 短編一本、というか、これ2時間かけてやるものじゃないでしょ、とは思うものの、可愛らしいラブストーリーでした。 いや、なんというか、乙女脳もいい加減にしろ! ぐらいの勢いでね。主人公が女性だったら、カマトトぶんな、ぶっ飛ばすぞ、ぐらいの(笑)2017-04-06 22:43:37 GMT+9:002017-04-06 22:43:37 GMT+9:00
「ムーンライト」 アカデミー賞って映画でもないでしょ、と自分は思うのだけれど、政治的な理由でこういう作品に賞をあげるのはとてもいいと思う。 ゲイの黒人の可愛らしいラブストーリーなんて、日本で大規模公開される可能性は、アカデミーの作品賞でもなかったら、絶対ありえないもんね。2017-04-06 22:48:28 GMT+9:002017-04-06 22:48:28 GMT+9:00
「ムーンライト」 脚本としては、ちょっとどうかなと思わないでもないんだけど。 以下ネタバレ。 男性が恋愛もの作ると乙女度マックスだよね。 いや、いろんな要素が入ってて、それぞれをどうにかするのかなとか思っていたのだけど、全部放っといて「来ちゃった♡」でおわりなのかよ! って(笑)2017-04-06 22:54:34 GMT+9:002017-04-06 22:54:34 GMT+9:00
「ムーンライト」 アカデミー賞を争った「ラ・ラ・ランド」も、あっ、そういう話!? となったけど、こちらもそうだったな。 一部の方にしか伝わらない比喩だとおもうんだけど、前半戦で石原理かなと思ってみてたら、内田カヲルだったのかよ! みたいな(笑)2017-04-06 23:15:14 GMT+9:002017-04-06 23:15:14 GMT+9:00
「ムーンライト」 スタッキーな方々は、参考文献としていかがですか? と、薦めてみたくなったりして。 ラブシーンは薄めで、挿入シーンなんかはありませんので、攻受問題も発生しませんからご安心を。2017-04-06 23:20:17 GMT+9:002017-04-06 23:20:17 GMT+9:00
「ムーンライト」 これ、アカデミー賞で脚色賞も貰ってるのか! なんだろう。世界中のラブストーリー書きの皆様、これでいいんですよ! これでアカデミー賞ですよ! みたいな。 いや、二次創作慣れしてると、ついキャラクターのバックグラウンドを恋愛に持ち込んで葛藤させがちじゃないですか。2017-04-06 23:43:41 GMT+9:002017-04-06 23:43:41 GMT+9:00
「ムーンライト」 少年、高校生、大人の3部にわかれていて、それぞれで別の俳優が主役を演じる。 以下ネタバレかも。 個人的には大人シャロンに感心。よくああいう俳優さんを見つけてきたな。あれだけマッチョなアフリカ系で、あれだけ乙女感と童貞感が溢れる方もなかなかいないのでは。2017-04-06 23:59:11 GMT+9:002017-04-06 23:59:11 GMT+9:00
公式リツした、cakes の「ムーンライト」評。 ネタバレしてるので未見の方には勧めにくい評だが、なるほど、こういう部分が世間では評価されるのかと面白かった。 とりあげられているシーン2つ、自分はヤダヤダと思いながら見ちゃった部分。 https://t.co/y0jK39vluA2017-04-18 12:51:15 GMT+9:002017-04-18 12:51:15 GMT+9:00
「ムーンライト」 ネタバレ。 主人公の母親と、擬似的父親のそれぞれに、自分の罪を顧みるシーンがあるのだが、個人的には、その程度で許されたっぽくなってんじゃねーよ、ふっざけんな!って。 昔、散々イジメてくれた相手が同窓会でサラッと謝ってきた上に、許してあげなって同調圧力みたいなね。2017-04-18 12:52:02 GMT+9:002017-04-18 12:52:02 GMT+9:00
「ムーンライト」 ネタバレ。 ベタ甘なラブストーリー部分を抜くと、本当に救いがない話で。 ヤク中の女の息子が、ヤクの売人を擬似父親として育って、結局ヤクを売って不幸の再生産に励むっていう。 それが現実なんだからしょうがないという話かもしれないけど、それを美化しては欲しくない。2017-04-18 12:52:24 GMT+9:002017-04-18 12:52:24 GMT+9:00
「ムーンライト」 やおいというか JUNE というかの一つの典型に、愛されなかった子供が、別の愛を見つける事で、親の呪いから解放されるというパターンがあると思うのだが、この映画で、いつまでも親の呪いから逃げられない、という感じなのは自分にはつらい。そうじゃねえだろ!と思っちゃう。2017-04-18 12:58:43 GMT+9:002017-04-18 12:58:43 GMT+9:00
男同士だから楽しんだけど、男女だったらつまんなくて帰りたいぐらいだったかも、というのが「IDIOT-SYNCRASY」と「ムーンライト」に共通する自分の感想で。 それが悪いというわけではなくて、マイノリティーの希少価値で評価される部分とそれ以外の評価を分けて考えられるだろうかと。2017-04-21 00:02:28 GMT+9:002017-04-21 00:02:28 GMT+9:00
「ムーンライト」 失礼なことを言いますが、白人男女でやったらダメダメな恋愛映画じゃないですか? 自分の感覚が変で、白人男女でもアカデミー賞に価する作品なのかもしれないけれど。 マイノリティーを主人公に据えた新規性社会性を評価する事と、普遍的な物語として褒める事は別じゃないかなと。2017-04-21 00:10:11 GMT+9:002017-04-21 00:10:11 GMT+9:00
公式リツした、「ムーンライト・ウェイ」の話。 名前がついたことはいいと思うんだけど、「どんな厳しい環境で育っても、周囲にどう言われても、人生何でも成し遂げることができる」って映画じゃ全然なくないですか? 何でもどころか、好きな男とキスするだけで、どれだけ大変かって話だよね?2017-04-21 00:12:55 GMT+9:002017-04-21 00:12:55 GMT+9:00
男女だと成立しない程度の作品が、男同士なら評価されるという構造があるとしたら、それは、24時間テレビとかの障害者ネタ感動ポルノ系の、かわいそうがって娯楽として消費するという構造に近かったりするんだろうかと悩んでしまったり。 結局は、やおい者としての自分の罪は?という話なんですが。2017-04-21 00:20:26 GMT+9:002017-04-21 00:20:26 GMT+9:00
「ムーンライト」って、当事者系の人々からの評価はどうなんだろう。 例えば、シャイニー系黒人ゲイの皆様とかがどう言ってるのか読んでみたい。 世間で言われているような美しいとか感動とかの感想が多いのか、ケヴィンいいわーとか、俺ならシャロンだとか、ラブくてよかったーとかなのか。2017-04-21 00:25:28 GMT+9:002017-04-21 00:25:28 GMT+9:00
公式リツした「ムーンライト」でシャイロンがある種の純潔を保ち続けた理由が、ゲイとしてのアイデンティティという話には、以下の2つの点で疑問を感じるな。 A. ある種の男社会では、女と付き合わないだけでゲイ認定される危険性が高い B. 匿名性を担保したまま性体験する事は別に難しくない2017-04-23 01:19:57 GMT+9:002017-04-23 01:19:57 GMT+9:00
「ムーンライト」って、もしかして、ポリティカリーコレクトなやおいなのだろうか。 ゲイという装置をつかって、ノーマル(!)な方々の孤独を癒す作品になってるという事なのかもと思ったりして。2017-04-23 01:29:26 GMT+9:002017-04-23 01:29:26 GMT+9:00
「ムーンライト」 個人的には、シャロンが純潔を保ち続けた理由は、そのほうがラブストーリーとしてロマンチックだからで、特に説得力のある理由があるわけじゃないでしょ、と思ってみてたのだが。 別に、そこにリアリティーを求めてみる映画でもないよね。2017-04-23 01:40:28 GMT+9:002017-04-23 01:40:28 GMT+9:00
映画好きの友人と「ムーンライト」の話をして、なるほど〜と思うことがいろいろあって良かった。 「映画らしい映画」という表現をしていて、そっかー、そこは自分の感性にはあまりないんだよなと。映像作品を、演劇あるいは小説ぐらいの形まで解体して見てる部分があるんだと思う。2017-05-15 00:28:25 GMT+9:002017-05-15 00:28:25 GMT+9:00
「ムーンライト」は、見た直後は可愛い恋愛もので悪くなかった、ぐらいの感想だったのだが、ネットで、「感動」とか「普遍的な」とか「単なるゲイ映画ではない」とか、そういうのを見るたびに、天邪鬼な気質が発動して、どんどんとなんだかなぁと思っていったのだが、それがリセットされた気分。2017-05-15 00:33:29 GMT+9:002017-05-15 00:33:29 GMT+9:00
「ムーンライト」 友人と話してたら、あの2人は結局一瞬のすれ違いで終わるよね、という共通認識になったのだが、世間ではどうなんだろう。 王子様と王子様は幸せに暮らしましたエンドだと解釈してる方も結構いたりするのだろうか。2017-05-15 00:36:21 GMT+9:002017-05-15 00:36:21 GMT+9:00
公式リツ。 「ムーンライト」で「どう育てられたか、どこに育ったかに関係なく、ひとは誰でもちゃんとした大人になれる」「家族が読書の素晴らしさを教え、地域住民や教育者たちが学生たちのために戦って才能を伸ばしてあげることで、人生の可能性が広がる」って違和感あるが、戯曲はそうなのかな?2017-05-21 02:08:48 GMT+9:002017-05-21 02:08:48 GMT+9:00
「ムーンライト」では、誰も彼のために戦ってくれなかったし、読書のかわりに手に入れたのは筋肉だし、金だけはあるけど立派とはとても言えない大人になってるし、初恋の彼と再会しただけで、恋が成就したわけでもないのに、それがゲイだからって幸せとか言い切らないで欲しいし、なんかモヤモヤする。2017-05-21 02:16:48 GMT+9:002017-05-21 02:16:48 GMT+9:00
「ムーンライト」は、どうしようもない世界で、負の連鎖を繰り返し、未来にだって幸福は待っていないけど、それでも人生には美しい瞬間がある、というような映画かなと自分は思うんだけど。 あれを、不幸な生まれでも幸せは掴める、といっちゃうと、あの環境の肯定に繋がりそうで気になる。2017-05-21 02:27:04 GMT+9:002017-05-21 02:27:04 GMT+9:00