2017.05.13
眠れる森の美女
新国立劇場バレエ団
新国立劇場オペラパレス
バレエ
これから、新国立の「眠れる森の美女」@新国立劇場オペラパレス。 新国立ロイヤル新国立と、8日で3回も眠り見なくてもとは思うんだけど。小野オーロラと米沢カラボスだから追加しないわけにもいかないでしょう、という事で。 https://t.co/zwgAml0IGq2017-05-13 14:46:40 GMT+9:002017-05-13 14:46:40 GMT+9:00
「眠れる森の美女」プロローグ。 なんか、とっても楽しかった! 本島女王、米沢カラボス、細田リラという組み合わせなので、女王 vs カラボスが対立の軸で、そこに、ややおっとりとした雰囲気のリラが仲裁に入る、みたいな。 米沢さんの人外役は素晴らしいと思う。動きのひとつひとつが人外。2017-05-13 14:51:05 GMT+9:002017-05-13 14:51:05 GMT+9:00
「眠れる森の美女」 細田さんのリラの精、育ちの良いおっとりしたお嬢様なんだけど、規格外れの魔力と、予想外の発想の持ち主、というような。 カラボスさん、皆さん困ってらっしゃるじゃないの。死ぬなんておっしゃらずに、百年の眠りに変えましょう? みたいな無茶苦茶を言い出して実行しちゃう。2017-05-13 14:54:47 GMT+9:002017-05-13 14:54:47 GMT+9:00
「眠れる森の美女」 こうして見ると、男どもはホントどーでもいー構造ではないですか? そういえば、ゲイの振付家って多いけど、レズビアンの振付家っていらっしゃるのかな。いや、別にレズビアンでなくてもいいのだけど、女性振付家で女性中心の対立構造を強化した眠りも見てみたい。2017-05-13 14:56:46 GMT+9:002017-05-13 14:56:46 GMT+9:00
「眠れる森の美女」 小野さんのオーロラはさすが! 1幕と2幕の対比が素晴らしい。1幕は16歳の誕生日の幸福感。素敵な王子4人に囲まれて、恋の予感はあるけれど、本質的には大好きなケーキをホールで4つ並べられたような幸せ。 そして2幕最後のPDDは、恋のときめき。全身で相手を感じる。2017-05-13 16:20:56 GMT+9:002017-05-13 16:20:56 GMT+9:00
「眠れる森の美女」 細田リラを見てて、オーロラを軸で考えれば、カラボス対両親が対立の中心で、リラは第三者なわけだよなと。 リラの精の目論見って何よ? と思う事も多いんだけど、今日は、セレブの慈善活動みたいな、強い個人的執着も下心もゼロの、純粋な善意に基づく行動なのかもと。2017-05-13 16:27:07 GMT+9:002017-05-13 16:27:07 GMT+9:00
「眠れる森の美女」 2幕の王子の友人のガリソン。王子から目隠しを押し付けられる部分が、パワハラ系で嫌だなと思う事もあるんだけど、今日は、えー僕ですかーと言いながら、もう、ウッキウキで目隠しされてて超楽しそうだったのが、すっごく良かった。 誰かなとおもったら宝満さん。さすがだ。2017-05-13 16:34:37 GMT+9:002017-05-13 16:34:37 GMT+9:00
「眠れる森の美女」終演。 昨日、眠りはどうも向いてないよな、みたいな事を書いたばかりなのですが、今日はかなり楽しかった。 特に優れたプロダクションだとも思わないのだけれど、やはり、バレエはキャスティング、それも主人公の力が大きいなと。 小野さんの出番4回の演じ分けに感服しました。2017-05-13 17:42:02 GMT+9:002017-05-13 17:42:02 GMT+9:00
「眠れる森の美女」 米沢カラボスと細田リラの組み合わせも好きだなぁ。 血の色ミドリで腕の関節がひとつ多くて自分の邪魔するリラには心底腹を立てたりするカラボスと、そんなカラボスちゃんの事、私、好きよ?みたいなリラのカップルってよくありません? なんて思っちゃった。2017-05-13 17:48:47 GMT+9:002017-05-13 17:48:47 GMT+9:00
「眠れる森の美女」 小野オーロラ、どこも素晴らしかったのだが、個人的に特に感心したのは1幕。技術的には見せどころが多いけど、話としては当て馬花婿候補との見合いを眺めるだけのパートじゃないですか。 あそこで、恋の色は強く出さず、しかし圧倒的な幸福感があるというのは、すごい解釈だと。2017-05-14 00:01:23 GMT+9:002017-05-14 00:01:23 GMT+9:00
「眠れる森の美女」 以前、小野さんに関して、王道すぎて自分の趣味からはずれるといった事を書いたと思うのだが、今日は、ホントすみません、前言撤回しまくります、という。 もちろん、王道は外さないんだけど、その中に繊細な解釈があって、ステレオタイプではないキャラクターとして存在してる。2017-05-14 00:05:42 GMT+9:002017-05-14 00:05:42 GMT+9:00
「眠れる森の美女」 2幕ラストのパ・ド・ドゥは小野福岡の鉄壁コンビで、意識のない女にキスしておいてそのまま結婚かよ、みたいなストーリーの雑さを全て吹っ飛ばす、恋愛の展開を細かく追った踊りでした。衣装のせいもあるだろうけど、マクミランのロミジュリを思い出すような表現だった。2017-05-14 00:10:25 GMT+9:002017-05-14 00:10:25 GMT+9:00
「眠れる森の美女」 3幕のパ・ド・ドゥの小野オーロラに、今まで思わなかった事で、確かに本島女王の娘だというのと、これは儀式なんだというのを感じた。 王家の長子の結婚という、公的に大きな意味のある儀式の主役として、少し厳格さのある踊り。そして、その中に時々見える恋の喜びの大きさ。2017-05-14 00:17:05 GMT+9:002017-05-14 00:17:05 GMT+9:00
「眠れる森の美女」 自分は基本的に恋愛ものとは相性良くないと思うのだけど、今日はオーロラの成長物語としての側面がきっちりと表現されていたのが、心に響いたんだと思う。 ストーリーとしては、ほんっとに何もしないで寝て起きて結婚するだけの女なのに、どうしてそんな事が出来ちゃうんだろう。2017-05-14 00:32:22 GMT+9:002017-05-14 00:32:22 GMT+9:00
「眠れる森の美女」 昨日ロイヤルのLVを見て、キャラクター系はさすがと思ったのですが、新国立も全然負けてないなぁ。 今日は白猫の原田舞子さん、特に長靴猫の手を叩く所と、狼の福田紘也さんの思い切りよく振り切れた演技が、かなりツボで。 奥村さんのゴールドと宝石たちも良かった。2017-05-14 00:49:47 GMT+9:002017-05-14 00:49:47 GMT+9:00
「眠れる森の美女」 ファーストキャストの米沢さんも悪くはなかったとは思うんだけど、米沢さん贔屓の自分でも、小野さんのオーロラが1公演だけというのは、ホントどうかしてるんじゃないかなと思う。 米沢さんはカラボスの方がはるかに面白かった。米沢さんの人外との親和性の高さは何だろう。2017-05-14 01:17:43 GMT+9:002017-05-14 01:17:43 GMT+9:00
「眠れる森の美女」 自分は新国立の女性陣(プリンシパル以外)で一番見分けられるのが五月女さんかも。顔もわかりますが、踊りで。多分、かぶりものでも判別できる気がする。 鋼かカーボンファイバーかというような強靭な軸が通っていて、一瞬時が止まったようにビシッと静止する。2017-05-14 01:27:12 GMT+9:002017-05-14 01:27:12 GMT+9:00
「眠れる森の美女」 しかし、本島女王、米沢カラボス、細田リラというトライアングルの中心に小野オーロラというキャスティング使えるなら、眠りの新演出プロダクションの大傑作が出来ても良さそうなのに、と思ってしまったりも。 いろいろ妄想するだけで、ものすっごく楽しいんだけど(笑)2017-05-14 01:43:42 GMT+9:002017-05-14 01:43:42 GMT+9:00