2017.09.02
トリプル・ビル
英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマ
ライブビューイング
ロイヤル・オペラ・ハウス シネマのトリプル・ビルを見てきた。 アシュトン「真夏の夜の夢」「シンフォニック・ヴァリエーション」「マルグリットとアルマン」で、本編は 50 + 20 + 30 分、映画館では3時間半。 ヤノウスキーとボッレの「マルグリットとアルマン」が素晴らしかった。 https://t.co/oG7SKDzseM2017-09-02 16:23:58 GMT+9:002017-09-02 16:23:58 GMT+9:00
「マルグリットとアルマン」は「椿姫」をパ・ド・ドゥ中心に30分に仕立てた作品。 マルグリットは踊ってるか、早替えしてるかのどっちかなんじゃないかというぐらい出番が多いのだが、ヤノウスキーは素晴らしかった。これが引退公演とのことだが、表現力に関しては絶大なものがある。2017-09-02 16:32:57 GMT+9:002017-09-02 16:32:57 GMT+9:00
「マルグリットとアルマン」 アルマンはボッレ。こちらもすごくて、引退公演のパートナーに指名されるのもよくわかる。 自分がアルマンに求めるものって、世間知らずの坊々感と、裏切られたときの激情なのだが、どちらも素晴らしかった。42歳のはずなんだけど、二十歳前の若造か!ぐらいの純粋さ。2017-09-02 16:36:36 GMT+9:002017-09-02 16:36:36 GMT+9:00
「マルグリットとアルマン」 カーテンコールはヤノウスキーの引退セレモニーでもあって、客席からは花束が降り注ぎ続け、今までのパートナーや振付家などゆかりの男性達が花を捧げてハグやキスなどを。 自分はヤノウスキーはハートの女王とポーリーナぐらいしか見てないのだけれど、つい目頭が熱く。2017-09-02 16:42:22 GMT+9:002017-09-02 16:42:22 GMT+9:00
「マルグリットとアルマン」 一番のパトロンをギャリー・エイヴィス、アルマンの父親をクリストファー・サウンダースが。 ヤノウスキーがチームプレイと言っていたが、脇にこういうキャスティングできるのもロイヤルの素晴らしさだよな。 サウンダースはかなりの長身なので、バランスもよかった。2017-09-02 16:49:01 GMT+9:002017-09-02 16:49:01 GMT+9:00
そういえば、ヤノウスキーに花を捧げていたのは全て男性だったのだが、それはそういう風習なんだろうか。 その男性陣、何割かはゲイだったと思うので、なんというか、男女規範と性的指向と、何がどうなって、女性には男性が花を贈る、という事になるんだろうと面白く思ったり。2017-09-02 16:54:11 GMT+9:002017-09-02 16:54:11 GMT+9:00
「シンフォニック・ヴァリエーション」は、名前を聞いたときから危なそうな気はしてたのだが、やはり全然頭に入ってこなかった。生だったら、もう少しわかったかもしれないんだけど、この手のものの理解が進まないなぁ。 今期いくつか降板してたトリスタン・ダイヤーが元気に踊ってて安心した。2017-09-02 17:18:27 GMT+9:002017-09-02 17:18:27 GMT+9:00
「真夏の夜の夢」は、何と言ってもマクレイのオベロン。 眉ともみあげが枝分かれしたメイクも似合うし、王の貫禄とともに、子供のような無邪気さが見え隠れするのも妖精っぽい。 回るときは延々回らせる、跳ぶ時はひたすらジャンプさせるという、ドS系の振付を、人外にふさわしい軽さで。2017-09-02 17:41:02 GMT+9:002017-09-02 17:41:02 GMT+9:00
「真夏の夜の夢」 ティターニアは今ひとつ好みではなかった。高田さんの解釈もあるだろうけど、もともとのアシュトンの解釈が趣味に合わないのかも。 妖精の女王というより、妖精王のお嫁さんみたいな。可愛らしいのはいいんだけど、オベロンなしではやっていけなさそうな所が微妙で。2017-09-02 17:43:30 GMT+9:002017-09-02 17:43:30 GMT+9:00
「マルグリットとアルマン」で、マルグリットの崇拝者の中にかなり背の高い兄ちゃんがいたのだが、誰だろう。 身長しか手がかりないと、公式のプロフィールみてもわからないんだよな。 男性陣は、身長と体重書いておいてくれるとありがたいんだけど。 個人的には胸の厚みと腰の太さも(笑)2017-09-02 17:52:14 GMT+9:002017-09-02 17:52:14 GMT+9:00
ボッレ先生、基礎化粧品は何をお使いなのかしら? と思うぐらい、肌の質感が若々しかったんですけど。 大スクリーンのアップで見てあれって、どう考えても40代じゃないよね〜2017-09-02 17:56:32 GMT+9:002017-09-02 17:56:32 GMT+9:00
マクレイ先輩のオーベロン。 ロイヤルは flickr に画像を沢山置いてて、公式プロフィールから辿れるのが素晴らしいと思います。 https://t.co/rS8sPvG9Le https://t.co/7od6e4UW9Q2017-09-02 22:18:51 GMT+9:002017-09-02 22:18:51 GMT+9:00
「シンフォニック・ヴァリエーションズ」 女性の衣装、見てて気になったのだが、なぜかナグディだけ胸のところのツイストが逆なんだよな。 最初、スカートが崔と逆の傾きで、女性三人並ぶとシンメトリーになるのかと思ったけど違ったのだった。 https://t.co/PbQUFSfjLL https://t.co/w274FEImNA2017-09-02 22:24:32 GMT+9:002017-09-02 22:24:32 GMT+9:00
「シンフォニック・ヴァリエーションズ」 自分がこの系統は得意分野ではないせいもあるかもしれないけど、これはバレエ・リュスをオマージュした新作なんですよ、と言われたら簡単に信じちゃうと思う。 初演が1946年だから、70年以上前の作品なのに。2017-09-02 23:54:33 GMT+9:002017-09-02 23:54:33 GMT+9:00
あれ、マクレイ先輩のオベロンのあの眉って、自分の中では、ヤン・ファーブルの chapter XIII と同じ枠かも。 自分的に、今年の男前二人ですね。 https://t.co/WTaqThu4ct2017-09-03 00:13:31 GMT+9:002017-09-03 00:13:31 GMT+9:00
公式リツ。 あそこ、unPC と言ってたのか! 多分、自分は、その、unPC な感じが苦手だったんだよな。 そもそも、真夏の夜の夢の話自体がイラっとする部分があって、それをさらに強調されるとね、という。 いまさらアシュトン様に文句を言ってもしょうがありませんが(笑)2017-09-04 00:22:50 GMT+9:002017-09-04 00:22:50 GMT+9:00