2018.05.18
切られの与三
コクーン歌舞伎
シアターコクーン
歌舞伎
コクーン歌舞伎「切られの与三」@シアターコクーン。 冒頭で与三郎を中村七之助にそっくり、と言うところで、七之助は今日が誕生日だと。 カーテンコール、3度目でピアノの方が Happy birthday to you を弾き始め、小さなくす玉とケーキが登場。 こうやって祝ってもらうのは初めてなんだそうです。 https://t.co/O7i3WZZk8U2018-05-18 21:57:59 GMT+9:002018-05-18 21:57:59 GMT+9:00
「切られの与三」幕間。 序幕は35分。うーん、なんだか変な感じ。七之助が女役に近い声で若旦那をやるので、混乱しちゃうのもあるが、梅枝と七之助でロミジュリっぽい一目惚れシーンというのも、なんかよくわからなかったり。 最後の真那胡さんの源左衛門と与三郎のシーンがちょっと色っぽかった(笑)2018-05-18 22:02:33 GMT+9:002018-05-18 22:02:33 GMT+9:00
「切られの与三」 二幕は、シリアスシーンからラブコメか! まで色々あるんだけど、なんとなく全体的に軽いかな。 七之助は魅力的。序幕よりも太い声を使うのだが、なんとなく宝塚っぽい感じも。 クズ男なのに女に甘えるのがメッチャ上手で、許さずにいられないあたり、勘三郎さんの血を感じる。2018-05-18 22:09:32 GMT+9:002018-05-18 22:09:32 GMT+9:00
「切られの与三」 大詰は、いかにも串田さん、なるほどコクーン歌舞伎、みたいな感じで進むんだけど、裏を返すと新しさは感じなくて。今回キャストが薄いし、七之助は荒事の人でもないので、全体的に縮小再生産っぽい印象を受けてしまった。 ただ、最後の最後は、七之助をうまく使って良かったと思う。2018-05-18 22:27:22 GMT+9:002018-05-18 22:27:22 GMT+9:00
「切られの与三」 七之助のいろんな魅力を引き出したという意味では、とても楽しかった。 サド心を誘う色若衆から、色悪っぽくなったり、ボンボンになったり、子供っぽかったり、ヤンキー系のやさぐれっぽい感じのシーンも好きだった。宝塚っぽい女殺しの感じもあれば、可愛い顔してオス臭いところも。2018-05-18 22:33:27 GMT+9:002018-05-18 22:33:27 GMT+9:00
「切られの与三」 脚本と演出とは、いまひとつ噛み合ってなかったような。 最近の串田さんに多い、夢か現か何が現実か、みたいなトーンがベースにあるんだけど、そこに、歌舞伎特有の実は兄弟とかの超展開が揺らがない現実として組み込まれていて、バランスがよくわからないまま終わってしまった。2018-05-18 22:37:46 GMT+9:002018-05-18 22:37:46 GMT+9:00
「切られの与三」 七之助の立役ってほとんど見たことなかったのだが、勘三郎さんに似てるなぁと思ったシーンが幾つか。 勘九郎は姿には似たところがあるけどキャラクターや資質は全然違う気がしてるんだけど、七之助がキャラクター性を継いだのかな。 ダメダメな男をメチャメチャ魅力的にやっちゃう。2018-05-18 22:43:09 GMT+9:002018-05-18 22:43:09 GMT+9:00
「切られの与三」 贔屓の中村山左衛門さん、何役かやってたのですが、なんと山左衛門という役名で奉行所の役人を。流刑地の役人姿も、黄八丈もお似合いでした。 鶴松くん、可愛かった。ちょい役で、あまりしどころがないのは残念だった。全体的にサイドストーリーが軽くて脇役にいい出番ないんだよね。2018-05-18 22:56:00 GMT+9:002018-05-18 22:56:00 GMT+9:00
「切られの与三」 梅枝さんのお富、各シーンはいいんだけど、全体としてキャラクターがつかめなかった。 脚本の問題の気がするんだけど、与三郎を動かすために都合良く押す役割を担ってる、という感じで。もともと展開がご都合主義というか出鱈目な話だから、キャラの一貫性出すの難しいんだろうけど。2018-05-18 23:47:41 GMT+9:002018-05-18 23:47:41 GMT+9:00