2018.08.11
世界バレエフェスティバル Bプログラム
東京文化会館
バレエ
「世界バレエフェスティバル Bプログラム」@東京文化会館。 自分はドラマティック・バレエが好きなんだな〜と実感。そして、今更ですが、ジョン・クランコの素晴らしさにシビれた日でもありました。 クランコを踊るカマルゴくんとゴメスが素敵だったんだよ〜、というのもありまして(笑) https://t.co/9FbupNeGeM2018-08-11 18:56:44 GMT+9:002018-08-11 18:56:44 GMT+9:00
Bプロ頭から一言づつ。 最初はノヴィコワとホールバーグの「眠れる森の美女」でスタート。なんとなくだが、ホールバーグはまだ脚力が戻りきってないのかもと。僅かだけど、気持ちに体がついてきてないみたいな印象があって。芸術であると同時にスポーツ的側面もあるから、大きな怪我をすると難しいな。2018-08-11 19:07:30 GMT+9:002018-08-11 19:07:30 GMT+9:00
「ムニェコス(人形)」はアルベルト・メンデスという方の振付で、人形2体の話なのだが、ストーリーがもう少し明確だとよかったかな。 女性の衣装にはちょっとどうよと思ってしまったのだが、カマルゴくんの兵隊っぽい衣装が可愛かったのでプラマイゼロ。 推しに甘い自覚はあります(笑)2018-08-11 19:14:32 GMT+9:002018-08-11 19:14:32 GMT+9:00
「ソナチネ」は、いかにもバランシンという感じで、つまり、自分はよくわからない系列の作品なんですが、ボラックがはきはきと踊っているのは楽しかったし、なにより、ルーヴェが調子良くなってきてるようでよかった。最後の公転だけ逆方向のマネージュなんかもいきいきしてた。2018-08-11 19:17:30 GMT+9:002018-08-11 19:17:30 GMT+9:00
ノイマイヤーの「オルフェウス」は初見の作品。アッツォーニとリアブコにしては普通だなぁと思いながら見てしまったのだが、最後、オルフェウスに見られた後のアッツォーニが面白くて。人形の家というか、あそこで自我を確立した女性になったような。 ナレーションの英語が聞き取れなかったのが残念。2018-08-11 19:21:01 GMT+9:002018-08-11 19:21:01 GMT+9:00
プティの「コッペリア」 コラレスは怪我からの復帰戦ですが、なかなか元気でよかった。その分、少し荒い感じもあるんだけど、役柄的にはそれでもいいよね。 そういう事情が頭にあるせいもあるだろうけど、コジョカルは、ちょっとお姉さんっぽい感じで、年下くんを見守る雰囲気が。2018-08-11 19:23:23 GMT+9:002018-08-11 19:23:23 GMT+9:00
ヌレエフの「シンデレラ」は見た事がないのだが、王子ではなくて映画スターという設定だと。 ドロテ・ジルベールは自立した女性の雰囲気があって、2人の姉のかわりに2人の子供のいるシングルマザーみたいな設定の現代的大人の恋愛ものを想像しながら見てしまった。ガニオは夢のようだよね。2018-08-11 20:05:26 GMT+9:002018-08-11 20:05:26 GMT+9:00
ファン・マーネン「HET のための2つの小品」は衣装が面白くて。黒のシースルーの生地がメインで、下にタイトなアンダーをつけている。 ロホの方は素敵なんだけど、エルナンデスは黒のダンスベルトの上からシースルーのノースリーブのボディスーツで、セクシーというよりオモシロになってました(笑)2018-08-11 20:10:20 GMT+9:002018-08-11 20:10:20 GMT+9:00
ボーダーとサラファーノフの「黒鳥」も衣装の組み合わせが微妙。 サラファーノフの衣装が凄すぎるんだよね。ビロードのような質感があるのに地紋の入った艶やかな黒の生地に、非常に細い銀の線の刺繍がびっしりと。全部小さいラインストーンなのかも。アップで見たい。 それと並ぶと黒鳥が地味でね…2018-08-11 20:15:45 GMT+9:002018-08-11 20:15:45 GMT+9:00
黒鳥の32回転、ボーダーはダブルを両手を上げて回っていた。映像で見た時は感心したのだけれど、生でみるといまひとつな感じで。 タノルッツとかもそうなんだけど、あの手の事をやる時には手のポジションがものすごく綺麗に決まらないと、あー、イロモノね、という印象になりやすくないですか?2018-08-11 20:18:08 GMT+9:002018-08-11 20:18:08 GMT+9:00
「椿姫」の白。フォーゲルのサポートとパートナーリングがいまひとつで、中間の長いリフトはヒヤッとしたりも。 ただ、面白いもので、結果的にはそれがプラスになったのでは。 アマトリアンのマルグリット、リフトで頭から落とされてもいい、サポートにダメな所のある男でも、という強い恋情が。2018-08-11 20:21:20 GMT+9:002018-08-11 20:21:20 GMT+9:00
あ、エルナンデスが衣装の写真を上げている。 これ、前はまだいいんだよね。後姿がなぜだかオモシロなのだ。ベルトが太いのにバックが小さい三角なのがいけないのかな。体全体のバランスもあるから、かなり気を使ってデザインしないと笑えちゃう衣装になる気がする。2018-08-11 20:26:16 GMT+9:002018-08-11 20:26:16 GMT+9:00
第3部最初は「ロミオとジュリエット」というより、ロミオ!だった。 ハミルトンもしっかり踊ってるんだけど、とにかくボッレのロミオの恋心が舞台全部を覆い尽くす感じ。あの振付なのに、徹底してロミオに目がいっちゃって、リフトしてる時に足を曲げてクロスさせる所に注目とか自分でも訳がわからん。2018-08-11 20:49:03 GMT+9:002018-08-11 20:49:03 GMT+9:00
メリッサ・ハミルトンは、「カラヴァッジオ」を見た時には、プリンシパルに上がるのも近いのではと思ったのだが、ジュリエットは感情表現がいまひとつ薄い感じで、ロイヤルの中では異色なダンサーなのかもと。マクレガーは相性良さそうな気がする。2018-08-11 20:53:23 GMT+9:002018-08-11 20:53:23 GMT+9:00
「ジュエルズ」のダイヤモンドをウルド=ブラームとエイマンで。 正確無比で美しい。ただそれだけ、というと語感がなんですが、最高級のクラリテみたいな、不純物なしの、ただそれだけ。他に言うべきことも何もなし、みたいな。まさにダイヤモンドですね。2018-08-11 21:01:35 GMT+9:002018-08-11 21:01:35 GMT+9:00
「マノン」の沼地。 実はコジョカルって、すごく不器用な人なのかもと。コボー以外の相手ではこの手の作品を踊れないんじゃないだろうか。 身体能力も技術も高いだけに、どうしても自分で立っちゃうというか、相手に全部預ける事がなかなか出来なくて、普通の相手とだとリフトが微妙にスポーティーに。2018-08-11 21:05:54 GMT+9:002018-08-11 21:05:54 GMT+9:00
「アポロ」は、これバランシン? と思うぐらいに物語性が強くて。ボネッリのアポロが、若き神の苦悩、といった雰囲気ですごく気に入ってしまった。複雑なキャラクターの表現が面白い方じゃないかと思いはじめていて、全幕でしっかり見てみたい。 ラムは主役ではない役作りで、その塩梅が絶妙だと思う。2018-08-11 21:14:23 GMT+9:002018-08-11 21:14:23 GMT+9:00
「椿姫」の黒は、本家のラウデールとレヴァツォフのカップルが。 これ、白とは逆で、パートナーリングはいいんだけど、その分、激情の雰囲気が減っちゃってたような。 こういうバランス難しいよね。技術的に安定しているからといって、それが見ていて心を動かされる事に繋がるとは限らなかったり。2018-08-11 21:18:10 GMT+9:002018-08-11 21:18:10 GMT+9:00
第4部はクランコの「じゃじゃ馬馴らし」でスタート。 一言感想、やっとここまで辿りつきましたね。 ダニエル・カマルゴくんのペトルーチオが、死ぬほど可愛かった!!! 大事な事なので、もう一度言いますが。 ダニエル・カマルゴくんのペトルーチオが、死ぬほど可愛かった!!! あ、もう140字(笑)2018-08-11 21:22:42 GMT+9:002018-08-11 21:22:42 GMT+9:00
「じゃじゃ馬馴らし」って、400年前の男女観の酷い話なんですが、バレエになると解釈の余地が広がり、バデネスのキャラクター解釈により男女の対等性が強く打ち出されて……云々とか書くことも可能だと思うんだけど、だってペトルーチオがあんなに可愛かったらもうしょうがないじゃん、で終わる(笑)2018-08-11 21:59:02 GMT+9:002018-08-11 21:59:02 GMT+9:00
ペトルーチオ、やる事はなかなかどうしようもないんだけど、キャタリーナに投げ飛ばされて目を丸くしてる所の可愛さとか見たら、キャタリーナとしては、とりあえず自分のものにしておいて、後からゆっくり調教すればいいかなー、見込みなさそうなわけじゃないしねー、みたいになるよね。2018-08-11 22:05:51 GMT+9:002018-08-11 22:05:51 GMT+9:00
これだけ可愛かった可愛かったと語彙が死んでるのは、「人と超人」のレイフ・ファインズ以来かも。 あれ? キャラクターとして微妙にかぶってる所があるな。ツボなラインなのかも。2018-08-11 22:10:10 GMT+9:002018-08-11 22:10:10 GMT+9:00
ユーリー・ポソホフ振付の話題作「ヌレエフ」からパ・ド・ドゥ。 かなりアクロバティックな振付で、全幕はこのハードさが続くんだろうかと、さらに興味が増してしまった。 ラントラートフ、しっかりとアレクサンドロワを支えるシーンもあれば、ふと頼りなげに見えて守ってあげたくなったりも。2018-08-11 22:16:34 GMT+9:002018-08-11 22:16:34 GMT+9:00
ノイマイヤーの「アダージェット」 美しかった! アイシュヴァルトとリアブコ、アッツォーニとはまた違ったケミストリーがあるような。 ちょっと不思議なんだけど、アイシュヴァルトとの方が男女っぽい。でも、それが舞台ってもんだよね。実生活の続きではないものを見せて欲しいというか。2018-08-11 23:01:10 GMT+9:002018-08-11 23:01:10 GMT+9:00
「オネーギン」の手紙。 皆様絶賛されてますが、これは凄かった。 ゴメスのすがりつきようが素晴らしくて、あのオネーギンを拒絶するなんて、雨の夜に足元にすがりついてきた仔犬を蹴り飛ばすぐらいの人非人じゃなきゃ無理、というレベルなのに、それを完璧な説得力でやるのがフェリなんですよ。2018-08-11 23:04:19 GMT+9:002018-08-11 23:04:19 GMT+9:00
フェリのタチアナ、心が千々に引き裂かれるとはこの事かと。 ゴメスのオネーギンにあれだけ真っ直ぐにすがられ、だからといって過去を許せるわけでもなく、現在の自分に捨てられないものもあり、だけど、昔の恋心ほどあらがいがたいものだったりもして。振付のひとつひとつにそういう揺れが重なって。2018-08-11 23:10:10 GMT+9:002018-08-11 23:10:10 GMT+9:00
最後に手紙を破るじゃないですか。そこへ持っていくのはいろんなやり方があると思うのだけど、今日は、手紙を突きつける手が震えてしまって、そのままだと心変わりしてしまうかも、と思って必死に手紙自体を破り捨てたように見えた。 予定調和ではなくて、薄氷を踏むようなバランスの末の結末。2018-08-11 23:13:18 GMT+9:002018-08-11 23:13:18 GMT+9:00
こういう対比も変かもしれないですが。 もうこれだけ可愛いんだから許しちゃうというのが「じゃじゃ馬馴らし」で、こんなにも可愛いのにどうしてもその道を選んではいけないとなるのが「オネーギン」だったかも。 どちらも男性がメガトン級に可愛かったんだけど、最後はフェリだったよなぁ。2018-08-11 23:16:51 GMT+9:002018-08-11 23:16:51 GMT+9:00
最後はお約束の「ドン・キホーテ」をコチェトコワとシムキンで。高度なテクニック満載なんだけど、不思議と控えめというか無駄な押し出しのない印象で、爽やかでとても気持ちのよい締めに。 直前のオネーギンで酸素が足りなくなったところに涼やかな風が吹いてきたみたいな。2018-08-11 23:24:19 GMT+9:002018-08-11 23:24:19 GMT+9:00
バレエフェスのアンケート、何か書こうかと思っていたような気がするんだけど、カマルゴくんのペトルーチオが可愛かった、で全部飛んでる(笑) 思い出したら書いてガラに持って行こう。2018-08-12 01:20:59 GMT+9:002018-08-12 01:20:59 GMT+9:00
「じゃじゃ馬馴らし」のペトルーチオのバリエーション、え? 何回まわった? と謎の部分があったのだが、ボーダーのインスタストーリー動画で確認できた。前向きに上がって2回半回って後ろ向き右足着地、その足で半回転のジャンプ、というのを3連発のようだ。クランコも鬼ね。 https://t.co/axW378WoGE2018-08-12 22:07:38 GMT+9:002018-08-12 22:07:38 GMT+9:00
鍵付きの方から、youtube のカマルゴくんのペトルーチオの動画を教えていただきました。ありがとうございます。 俺の推しを見てくれ〜、って、こういうときに使えばいいのかな? https://t.co/4aynzpxjQA2018-08-12 23:12:27 GMT+9:002018-08-12 23:12:27 GMT+9:00