2018.11.03
創作バレエ 15
谷桃子バレエ団
新国立劇場中劇場
バレエ
谷桃子バレエ団「創作バレエ 15」@新国立劇場中劇場。 新作の「HOKUSAI」と「道化師〜パリアッチ〜」の再演という、伊藤範子演出・振付のダブルビル。 オリジナルプロダクションの物語バレエを2本立てでやるなんて、日本ではなかなかない公演では。出来も良かったし、もっと客が入るといいんだけど。 https://t.co/WAz01af4nf2018-11-03 19:56:11 GMT+9:002018-11-03 19:56:11 GMT+9:00
「創作バレエ 15」 伊藤範子さんは、演出家としてかなり好みだ。全体の流れ、シーンの構成、人の動かし方や舞台の転換、現代演劇を見ているみたいな気分になる。 振付も悪くないのだが、オリジナリティがすごく高いとまではいかないかな。ハッとするような動きがいくつか入ると言うことなしなのだが。2018-11-03 20:11:42 GMT+9:002018-11-03 20:11:42 GMT+9:00
「HOKUSAI」はタイトル通り、若き日の北斎の一日を描いた作品。 美術が素晴らしく好み。回り舞台に乗せた三方向正面の三角形のセットで、最後は前の部分が開いて、北斎の波があらわれるという。 ひとつ残念だったのは、最初から床の波が少し見えてて、あ、そういう事ね、とネタバレ気味だったところ。2018-11-03 20:15:54 GMT+9:002018-11-03 20:15:54 GMT+9:00
「HOKUSAI」 中劇場って、あんなところに盆があるんだっけ? 他で使ってるのを見た記憶がないような。 もしかして、回るセットを作ったのかな? 中劇場は、なんでもできるぐらい自由度が高いとは聞いているのだけれど、具体的にどうなってるのかはよく知らないのであった(笑)2018-11-03 20:21:30 GMT+9:002018-11-03 20:21:30 GMT+9:00
「HOKUSAI」 北斎は檜山和久さん。悪くはなかったのだが、完全に男性が主役の作りなので、舞台全体を引っ張っていくにはもう一息な感じも。画狂人らしいエキセントリックさとカリスマ性みたいなものが欲しくなる役柄。ここらへん、初演で1日2回しか公演がないのが苦しいかな。再演すると深みが出そう。2018-11-03 20:26:02 GMT+9:002018-11-03 20:26:02 GMT+9:00
「HOKUSAI」 町人役の中に、あたりの男性と比べて一回り大きい方がいて。190cm90kg ぐらいの雰囲気で、ひとめぼれ(笑) 大きいダンサー、好きなんです。 三木さんとだったら男リフトいけるんじゃないかな。三木さんも分厚めの体だから重量的にキツいだろうか。2018-11-03 23:12:55 GMT+9:002018-11-03 23:12:55 GMT+9:00
「道化師」 こちらは再演作品。 初演を見て、ドラマティックで気に入った作品なのだが、再演にあたってさらなる深化が。 初演の時に、ここは盆で回したい、と思った展開があるのだが、今回はとてもスムーズになっていて、盆で回さないで暗転で切り替える事の意味を感じる作りに。2018-11-03 20:30:04 GMT+9:002018-11-03 20:30:04 GMT+9:00
「道化師」 主役は初演に続いて三木雄馬さん。中年から初老ぐらいの役柄だと思うのだが、実年齢が5年分役に近づいた事もあり、とても説得力のあるキャラクター。また再演もして欲しい。 個人的には、代表作の一つと言ってもいいんじゃないかと思う役柄で、いい作品を作ってもらったよなぁと。2018-11-03 20:35:31 GMT+9:002018-11-03 20:35:31 GMT+9:00
「道化師」 ヒロインは酒井はなさんが客演。全然知らなくて、プログラム開いて驚いちゃった(笑) 若い娘の役なんですが、3人の男性と違う感情で踊る難しい役柄。さすがの表現力で、ドキドキしながら見てしまった。 ロビーに黒のロングコートのカッコいいお兄さんがいるなと思ったら島地さんだった。2018-11-03 20:40:36 GMT+9:002018-11-03 20:40:36 GMT+9:00