2018.11.17
Jewels from MIZUKA II
神奈川県民ホール
バレエ
「Jewels from MIZUKA II」@神奈川県民ホール。 マルセロ・ゴメスを連れてきてくれてありがとうこざいます! いや、それを抜きにしてもなかなか満足なガラだったのですが、ゴメスの「リベルタンゴ」がカッコよくて、他が吹っ飛ぶ勢いで(笑) 久しぶりにザ・ストレンジャーの気配のするゴメスだった。 https://t.co/Ygfq5ZjAp02018-11-17 21:51:40 GMT+9:002018-11-17 21:51:40 GMT+9:00
「Jewels from MIZUKA II」 構成や演出は、上野さんが前面に出ていて、もうちょっと年取ってからやる事では? と思ったりもしたんだけど、上野さん、もう40なのか。 それなら丁度くらいかな。 大御所のおばさまダンサーが、いろんな男性取り揃えてガラをやってくれるのは、素晴らしい事だと思います。 https://t.co/FwQUnBIO6x2018-11-17 21:57:27 GMT+9:002018-11-17 21:57:27 GMT+9:00
オープニングは、高橋竜太さんの演出かな? 皆様、シックな装いで、二階の高さのセットで小芝居を。 最初はアロンソ版「カルメン」のアダージョを上野さんとゴメスで。この2人の組み合わせ、なかなかいいのでは? とりあえず、ゴメスが素敵に見えると思いました。恋する男をやらせると、カワイイよね〜2018-11-17 22:03:31 GMT+9:002018-11-17 22:03:31 GMT+9:00
「白鳥の湖」の2幕を渡辺理恵さんと京當侑一籠さんで。京當さん、名前を打つのが大変、というか、ググってコピペしてしまった。「當」は「当」の旧字なんですね。 美しかったけど、なぜかあまり頭に入らなかった。 衣装が面白くて、チュチュが純白ではなくて、ピンクの点がポツポツと。2018-11-17 22:10:09 GMT+9:002018-11-17 22:10:09 GMT+9:00
「Craze of before dawn 夜明け前の狂気」は小野福岡カップルに宝満さんが振り付けた新作。 主にリヒターを使った薄暗コンテンポラリーというありがち設定だが、きちんとみせる作品になっているのはさすが。 SINSKE さんのマリンバを使った、小野さんの痙攣系の動きの入ったソロは印象的。2018-11-17 22:22:10 GMT+9:002018-11-17 22:22:10 GMT+9:00
「Craze of before dawn」 宝満さん、自分の中ではリアム・スカーレットと似た枠なんだよな。 叙情性と、女性の美しいポジションと、流れのある複雑なリフト、という自分好みの要素を入れてくれる若くて才能のある振付家。 NBA に限らず、あちこちで振付しているようだし、今後も楽しみです。2018-11-17 22:25:34 GMT+9:002018-11-17 22:25:34 GMT+9:00
「Manou la mou」は吉岡さんのソロ。 さすがというか、とてもベジャールっぽい。こういう実演を見るたびに、ベジャールっぽさって何だろうと考えちゃうんだけど、よくわからないんだよな。 直角から少しだけずれた角度の使い方とか、あ! って思うんだけど、何が、と言える表現力はないんだよね。2018-11-17 22:44:49 GMT+9:002018-11-17 22:44:49 GMT+9:00
「海賊」を上野柄本秋元トリオで。 えっとですね、この組み合わせ、かなり好みで、やだー、柄本コンラッドに秋元アリなんて、ヤラシイわー、と。 上野さんがお姉さまだから、力関係が普通と違ってて。男性2人も微妙にもちキャラと違うのもあって、なんかね、妙にね、想像力を刺激するという。2018-11-17 22:50:02 GMT+9:002018-11-17 22:50:02 GMT+9:00
「Absence of Story より」は島﨑徹振付を、ジャンプインの田頭綾女さんとマラーホフで。 言われなければ、急な代役とは思わないぐらいに踊れていてビックリしました。 ただ、マラーホフは、腰から尻の肉付きがおばさんっぽくなっていて、そこらへんのラインを使う部分はなかなか辛い。2018-11-17 22:53:56 GMT+9:002018-11-17 22:53:56 GMT+9:00
後半最初は高橋竜太さん振付「Shelter Skelter」から。 高橋さん、演出的に面白い事をやってくるのだが、振付よりもそっちが目立っちゃうかな、という部分も。 男性陣が、高橋、長瀬、梅澤、岡崎、松野と、同窓会状態で、みなさま元気でよかったです。2018-11-17 22:58:56 GMT+9:002018-11-17 22:58:56 GMT+9:00
「ラ・シルフィード」は沖さん秋元さん。 沖さんは、相手との感情の駆け引きのあるパ・ド・ドゥだと、キャラクターがとても明確に見えて好きだ。技術も高いんだけど、演劇性のある演目でみたい方なんだよね。あと、ちょっと人外の色の入った役柄がうまいと思う。そこも好きです。2018-11-17 23:02:25 GMT+9:002018-11-17 23:02:25 GMT+9:00
「アラジン」を小野福岡組で。 結婚式の部分なので、ただ幸せなだけでなにひとつストーリーの進展はない踊りなので、あまり相性のよくないパターンなんだけど。 こういうのは小野さんが本当にすごいよね。なんでつまんなくならないんだろう、と思う。自分みたいなどーでもいー派すら巻き込む力がある。2018-11-17 23:07:41 GMT+9:002018-11-17 23:07:41 GMT+9:00
「アラジン」 アラジンは上半身裸に前のあいたベストだけという衣装なので、福岡さんのお腹が見えるわけですが、えっと、はんぺんみたいなツヤっとツルッとしたお腹で… 個人的に、アラジンにそのお腹はないかなぁ、と。なんとなく、痩せた少年のイメージがあるもので。2018-11-17 23:12:51 GMT+9:002018-11-17 23:12:51 GMT+9:00
プティ版の「ボレロ」を上野さんと柄本くんで。 各演目の前に紹介として練習映像とテロップが入るという、とても親切設計のガラだったのですが、2人が踊り終わったシーンで、ルイジ・ボニーノが柄本くんの頭をクシャってやるのが可愛くてさー。ボニーノのルックスがとてもツボなんです、ワタクシ。2018-11-17 23:25:42 GMT+9:002018-11-17 23:25:42 GMT+9:00
「ボレロ」はボクサーみたいにガウンを纏った2人がそれを脱ぐところからはじまるという趣向。 ベジャール版を取り込んだような振付で、それをボレロダンサー2人でやるわけで、なんか、もう、ニヤニヤしながら見ちゃいました。楽しかった〜 印象としては、調教師のお姉さまと子熊くん、なんだけど。2018-11-17 23:31:59 GMT+9:002018-11-17 23:31:59 GMT+9:00
「ボレロ」 衣装、男性の半袖レオタードで前がボタンになっててほぼ全開なのは、何がやりたいんだ? 面白くて良かったけど。 女性はシースルーのタイツにハイレグのレオタード。こういう露出度高めのエロっぽい衣装でもあまり色気のない所が、自分にとっての上野さんの良さ。 https://t.co/Ylk6EmbCNK2018-11-17 23:41:26 GMT+9:002018-11-17 23:41:26 GMT+9:00
篠原聖一振付「ロミオとジュリエット」のバルコニーを下村由理恵さん今井智也さんで。マクミランを踏襲している感じだが、リフトの複雑さには欠けるので、個人的にはちょっと残念に思っちゃう部分もありつつ、恋の表現はよかった。 不思議だけど、ジュリエットって、年齢を重ねた方のほうが若いよね。2018-11-17 23:45:58 GMT+9:002018-11-17 23:45:58 GMT+9:00
トリは高岸さん振付の「リベルタンゴ」を上野さんとゴメスで。 上野さんごめんなさい、100% ゴメスを見てました。だってさー、めっちゃくちゃカッコいいんだもん。ラテンの男にリベルタンゴやらせるんだから、もう、目が離せなくても仕方ないよね〜 ちょっと悪い感じの入ったゴメスで、超満足でした。2018-11-17 23:48:25 GMT+9:002018-11-17 23:48:25 GMT+9:00
あ、でも、「リベルタンゴ」のゴメスのカッコよさを引き出したのは上野さんだと思うんだよね。ゴメスって、女性と踊ると女性をたてて自分は裏にまわりがちだと思うんだけど、男同士の時のガチにぶつかる感じに近いゴメスだったのは、上野さんの自立する感じとの反応なんじゃないかなと。2018-11-17 23:57:16 GMT+9:002018-11-17 23:57:16 GMT+9:00
「Jewels from MIZUKA II」 全体としては、出演者も演目もうまく選んであって充実、演目間の紹介や当日配布のパンフレットなど観客の立場に立った気配りも強く感じられ、コストパフォーマンスも良くて、非常にいいガラだったと思います。 次回は土日で2公演ぐらい、いけるんじゃないでしょうか?2018-11-18 00:09:00 GMT+9:002018-11-18 00:09:00 GMT+9:00