2018.12.22
スリル・ミー
東京芸術劇場シアターウエスト
ミュージカル
「スリル・ミー」@東京芸術劇シアターウエスト。 いろんなキャストで再演を重ねている演目ですが、今回はダブルキャストでの公演、今日は成河×福士誠治の初役組を。 うーん、ピアノの朴勝哲さんも含めて三者三様で、組み合わせに齟齬感があるというか、ひとつの舞台に収斂しない感じが。2018-12-22 22:11:22 GMT+9:002018-12-22 22:11:22 GMT+9:00
「スリル・ミー」 これだけ再演を重ねてるんだし、今更ネタバレでもないかなとは思うので、あまり気にせず書いちゃいますが。 成河くんって、頭が良くて気が触れてるのは持ちキャラじゃないですか。それもあって、最初の50代での登場シーンから一貫してサイコパス系の悪人に見えちゃうんだよね。2018-12-22 22:26:16 GMT+9:002018-12-22 22:26:16 GMT+9:00
「スリル・ミー」 福士くんの「彼」はカッコいいんだけど、様式的なカッコよさなので、何を考えてるかがわからないというか、やってる事と立ち姿が一致しない感じになったりして。 しかも、「私」は、そのカッコよさに惹かれてる感じがないんだよね。なんでそういう組み合わせなの? というか。2018-12-22 22:39:16 GMT+9:002018-12-22 22:39:16 GMT+9:00
「スリル・ミー」 ピアノは朴勝哲さん。初演からやってる方のはずだが、弾き方が変わったのかな? もっと叩く感じだった記憶があるんだけど。 特に前半で、なんとなくピアノと歌が合ってないというか、掛け合いじゃなくてカラオケみたいな印象が。 役者が二人とも歌の人ではないからか丁寧すぎる感じ。2018-12-22 22:44:55 GMT+9:002018-12-22 22:44:55 GMT+9:00
「スリル・ミー」 ネタバレ。 展開を知っているからというのもあるだろうけど、成河くんの役作りは、きっちりと計算されてわかりやすく伏線を張ってプラン通りに演じられているという感じが。 その結果として、comfortable で predictable になっちゃってるんだよな。 https://t.co/QjskXLlU3z2018-12-22 22:58:58 GMT+9:002018-12-22 22:58:58 GMT+9:00
「スリル・ミー」 このペアは初役で、まだ前半戦なので、これからの進化に期待かな。 個人的には、歌はもっと乱暴でもいいから、キャラクターがリアルタイムに存在して化学反応するような舞台として見たい作品なんだけれど。2018-12-22 23:04:15 GMT+9:002018-12-22 23:04:15 GMT+9:00
「スリル・ミー」 個人的には、BL 風味というか、「彼」を男性的に「私」を女性的に演出するのは趣味じゃなくて、少数派意見だろうからしつこく言っておきたいのだ。 一度、私を雄っぽい感じでやってくれないかな。翻訳も変えてさ。吉原光夫とかの。そうすると、彼は、うーん、海宝くんとか?2018-12-22 23:37:26 GMT+9:002018-12-22 23:37:26 GMT+9:00
「スリル・ミー」 シアターウエストの男性用お手洗いが女性用になっていて、男性は誰でもトイレを利用する事になっていました。 それだけ、観客が女性に偏ってるという事なんだけど、こういう作品が女性専用っぽく商品化されてるという事には、どうしても複雑な気持ちもあるんだよな。2018-12-22 23:47:04 GMT+9:002018-12-22 23:47:04 GMT+9:00
「スリル・ミー」 成河くんの「私」は、「彼」のどこが好きなのかわかんないんだよな。 精神的な意味でもだけど、あれだけセックスしたがるくせに肉体的な接触シーンで相手を感じてる雰囲気が少なくて不思議。 こういう表現がダメなのはわかってますが、ガチガチの処女みたいなキスシーンとか。2018-12-23 00:14:17 GMT+9:002018-12-23 00:14:17 GMT+9:00
「スリル・ミー」 成河「私」は、演技をコントロールしすぎな気がするんだよな。署名のシーンでナイフの方を全く見ずに彼ばかり見てるとか、演技プランとしてはわかるんだけど、見てて感情は投影できないのだ。 福士彼なんだから、顔が好きすぎて目が離せないのわかるわかる、とかになってもいいのに。2018-12-23 00:20:58 GMT+9:002018-12-23 00:20:58 GMT+9:00
「スリル・ミー」 今日見た回は、別にダメじゃないのに、どうもうまくハマらなくて、グダグダ言いたくなっちゃうパターンだな。ボタン掛け違えたモヤモヤというか。 「私」がルキーニっぽいというか、トート的な俺とお前だけの世界で生きてるタイプよりは社会性が豊かに見えるから、動機が不明っぽく。2018-12-23 01:37:01 GMT+9:002018-12-23 01:37:01 GMT+9:00
「スリル・ミー」 冒頭、50代の「私」は足幅広めの立姿で、10代になった途端に膝を揃えて座る演出がなんか嫌だなぁと思っていたのですが。 若くて可愛い時なら女装してもいいが、歳とったらみっともないからダメ、という類の価値観を感じてしまうからかな。50代も女性的に作れば気にならないのかも。2018-12-23 01:59:49 GMT+9:002018-12-23 01:59:49 GMT+9:00
「スリル・ミー」 同性愛カップルに対して、パワーバランスの強弱の変化に男女表象をシンクロさせる形で演出するというのは、自分はモヤモヤしちゃう所があるんだけど、それは演出の栗山さんの価値観がそうなんだろうな。2018-12-23 02:14:24 GMT+9:002018-12-23 02:14:24 GMT+9:00
そういえば「スリル・ミー」はめっちゃダブルパロしたくなるやつですから、そういうのお好きな方は一度ご覧になっていただきたい。先ほど BL 的表現が云々とか言った舌の根も乾かぬうちで恥ずかしいですが(笑) 「二ツ星の料理人」だったらブラッドリー・クーパーの彼にダニエル・ブリューリュの私。2018-12-23 02:27:29 GMT+9:002018-12-23 02:27:29 GMT+9:00
「スリル・ミー」の「戻れない道」って、舞台上に一緒にいるように見えて、時間軸的には、彼は過去、私は現在で、それを行ったり来たりするシーンなのだが、この前に見た成河くんほどはっきりと老年期の役作りで歌ったのははじめて聞いたかも。 英語だと、この曲だけ過去形だからわかりやすいのかな。 https://t.co/0FVC2hpjIH2018-12-28 00:48:46 GMT+9:002018-12-28 00:48:46 GMT+9:00
「スリル・ミー」 日本版の私は、過去と現在で声の高さを変えて演じるのが恒例だが、オリジナルはどう演出してたのかな。 現在の私、演技では低めの声で、歌に入ると高くなるのに違和感あったりするんだが、もともとそういう演出なのかが気になったり。2018-12-28 01:08:33 GMT+9:002018-12-28 01:08:33 GMT+9:00
「スリル・ミー」 ネタバレ。 成福組を最初に見たとき、最後に出てくる裁判官の手紙に深く深く納得した事を思い出した。 絶対死刑にしておくべき危険人物だったよね、でも、彼がいない以上再犯可能性はほぼゼロだし、どれだけ入れておいても反省の目はないから、刑務所の有効活用にはならないよなと。2019-01-09 00:45:39 GMT+9:002019-01-09 00:45:39 GMT+9:00
「スリル・ミー」 ネタバレ。 成河くんの私って、刑務所での生活を妄想させるよね。 というか、彼の死因を勘繰りたくなるというか。なんか、私の計算違いで死なせてしまった感があって。どういう方向の計算違いかというので、いろんなバージョンありそうなんだけど。 彼は死んでホッとしてるかもとか。2019-01-09 00:54:57 GMT+9:002019-01-09 00:54:57 GMT+9:00