2019.03.31
Dance Speaks
スターダンサーズ・バレエ団
東京芸術劇場プレイハウス
バレエ
これから、スターダンサーズ・バレエ団「Dance Speaks」@東京芸術劇場プレイハウス。 ここは、開演前に総監督の小山さんのプレトークがある事が多いのだが、いつも面白い。 「緑のテーブル」、初演時にはカンパニーに男性が8人しかいなかったので、黒服の紳士にマスクをかぶった女性が入っていると。 https://t.co/WUZYfqyaS72019-03-31 13:53:00 GMT+9:002019-03-31 13:53:00 GMT+9:00
「Dance Speaks」 前半はバランシンの「ウェスタン・シンフォニー」。 「ダンスは何を語るのか。」というダブルビルに、カウボーイと踊り子が楽しく踊りまくる能天気演目を選んだのは何故だろうと思ったのだが、こういう何も語らない演目が戦勝国で戦後数年の時期に作られたという事が語る物もあるな。2019-03-31 14:49:25 GMT+9:002019-03-31 14:49:25 GMT+9:00
「ウェスタン・シンフォニー」 バランシンはあまり相性が良くないのだが、これはコスプレショーの感覚で楽しめる所も。 個人的にはカウボーイの男性陣に粗野な魅力が欲しいのだけど、バレエと両立させるのが難しいんだよね。そこに関しては林田、高谷両名が良かった。肩の張りや背中、顎にも尊大さが。 https://t.co/kiXqe62x4V2019-03-31 23:19:40 GMT+9:002019-03-31 23:19:40 GMT+9:00
「緑のテーブル」 1932年にパリで行われたコンクールのために作られた作品という事だが、ドイツのカンパニーがこういうのをフランスでのコンクール用に作っちゃうんだ! そして、フランスではこれを1等にしちゃうんだ! というのが凄いなと。 戦勝国への非難みたいな解釈も可能だと思うのだけど。 https://t.co/FuVJF2RNKd2019-03-31 23:37:12 GMT+9:002019-03-31 23:37:12 GMT+9:00
「緑のテーブル」 タンツテアターのはしりみたいな作品なのかな。 戦争モチーフの6シーンを、黒服の紳士たちが会議のテーブルを囲むシーンで挟んだ構成。 振付、内容、ともに、現代ではシンプル過ぎるかなと思う所もあるのだけれど、100年近く前からこれが踊られ続けていることが何よりの価値か。2019-03-31 23:45:36 GMT+9:002019-03-31 23:45:36 GMT+9:00
「緑のテーブル」 プレトークで、振付家のヨースはユダヤ人をかくまった事でドイツにいられなくなったと。 一方で、ドイツに残ったカンパニーメンバーは、好むと好まざるとに関わらず、戦争に協力する事になったはずで。 黒服の紳士達が、兵士や民衆と二役である事の意味は、初演時よりも重いような。2019-04-01 00:02:36 GMT+9:002019-04-01 00:02:36 GMT+9:00
しかし、「ウェスタン・シンフォニー」と「緑のテーブル」という組み合わせは面白いよな。どういう狙いで、kの2つを組んだのか伺ってみたい。 逆順で上演したら、カウボーイ達の衣装に肩布やスカーフで緑の差し色があるのを、どうしても深読みしちゃうんじゃないかと思うんだけど。2019-04-01 00:10:13 GMT+9:002019-04-01 00:10:13 GMT+9:00
「Dance Speaks」のチケットが完売したというのは嬉しいなぁ。当日券、発売時間に前を通ったのだが、列ができてたもんね。 SNS には悪いところもあるけれど、舞踊みたいな公演回数が少ない舞台に関する集客には、大きく寄与してるんじゃないかと思う。2019-04-01 00:14:17 GMT+9:002019-04-01 00:14:17 GMT+9:00