2019.04.27
山本康介が語る!~英国バレエのここが楽しい~
上野の森バレエホリデイ2019
東京文化会館小ホール
トーク
「上野の森バレエホリデイ2019 山本康介が語る!~英国バレエのここが楽しい~」@東京文化会館小ホール。 1時間のトーク、内容が濃くて、とても面白かった。 山本さん、司会の方(お名前がわからないのだが)、どちらも博覧強記で、時間があればどれだけでも深掘り出来そうな話をうまくかいつまんで。2019-04-27 11:57:01 GMT+9:002019-04-27 11:57:01 GMT+9:00
バレエは漫然と見てるだけなので、山本さんが話してくれたような知識が増えると、もっと楽しくなるんだろうなと。 ルイ14世からはじまって、ロイヤル創成期、アシュトン、マクミラン、そしてウィールドン、リアム・スカーレットまで。東京バレエ学校の生徒さんによる英国とロシアのスタイル差実演も。2019-04-27 12:35:00 GMT+9:002019-04-27 12:35:00 GMT+9:00
ルイ14世は当時としても小さい人で、体を大きく見せようと、大きな頭飾りとハイヒール。上体も大きくみせるように使うし、足の出し方はハイヒールに適合するように。それがバレエのスタートなのだと。 フェンシングと共通部分が多いという話に驚いた。フランス貴族は、バレエ乗馬フェンシングが必修。2019-04-27 12:43:08 GMT+9:002019-04-27 12:43:08 GMT+9:00
太陽王の名前の由来、演目名を聞き取り損ねたのだが、夜のなんとかと言っていた作品で太陽を踊ったからだと。 気になってウィキペディアを見に行ったら、アポロンに扮してメヌエットを踊ったのが由来だという説があると。 同じ事を指してるのか、ちがう説なのか。どちらにしても踊りから来てるんだな。2019-04-27 12:51:45 GMT+9:002019-04-27 12:51:45 GMT+9:00
マクミランの「ロミオとジュリエット」は、初演キャストに合わせた振付で、ジュリエットは引退を考えていた頃のフォンテインなので比較的楽、一方ロミオは完璧なターンアウトとアンドゥダンの回転を得意とするヌレエフだったので、ああいう振付になったと。回転そっちばかりらしい。気づいてなかった。2019-04-27 12:58:35 GMT+9:002019-04-27 12:58:35 GMT+9:00
イギリスフランスお国柄、みたいな話も。 振付家の作品を50年100年とバレエ団のものとして踊り続けるシステムはアングロサクソンっぽいと。また、ウエストエンドの影響かプロダクションの売り方もうまいと。 一方、フランスではベジャールやプティの名前をあげて、個人の範疇にとどまる感じを。2019-04-27 13:26:18 GMT+9:002019-04-27 13:26:18 GMT+9:00
昨日の山本康介さんのレクチャー、公式でレポート出してくれないかな。24時間でかなり忘れてる… 生徒さんに眠りの3幕のヴァリエーションを2通りで踊ってもらったの、とても面白かった。 最初は英国スタイルで、ウェディングドレスを表現するように摺り足だったり、上体を前に倒して腕を使ったり。2019-04-28 12:24:22 GMT+9:002019-04-28 12:24:22 GMT+9:00
一方、ロシアスタイルは、腕を前でクロスさせたお姫様ポーズからスタートして、腕や足を高く上げて大きく使う。 劇場の大きさという話が出ていて、遠くから見てもよくわかるというのがポイントのひとつなんだろうな。細かいキャラクター解釈よりも、お姫様であることが一発で通じる動き。2019-04-28 12:28:07 GMT+9:002019-04-28 12:28:07 GMT+9:00
QA コーナーで、30歳から大人バレエをはじめたのですが長く続けていくためのアドバイスは? という質問に、バレエで大事なのは足を高く上げることでも沢山回ることでもなくて、まず姿勢、立ち方、プリエ、タンデュ、そう思っていれば長く続けていけるのでは、みたいな事をおっしゃっていた。2019-04-28 12:43:14 GMT+9:002019-04-28 12:43:14 GMT+9:00
山本さんは、やはり英国スタイルがお好きなのだと思うが、例えばロシアスタイルやフランススタイルが好きな方と、リスペクトしあいつつも丁々発止で各スタイルの良さを競っちゃう鼎談とか聞いてみたいなぁ。 それぞれ30分づつのレクチャーがあって、休憩挟んで鼎談1時間ぐらいとか。2019-04-28 12:52:57 GMT+9:002019-04-28 12:52:57 GMT+9:00