2019.06.23
アラジン
新国立劇場バレエ団
新国立劇場オペラパレス
バレエ
新国立劇場バレエ団「アラジン」@新国立劇場オペラパレス、幕間。 第1幕の見せ場は宝石のディヴェルティスマン。こういう感情の動きのないタイプの踊りが続くのは得意じゃなくて、ついウトウトしてしまったりする。 サファイア、ルビー、ダイアモンドが良かったかな。 https://t.co/483NhKATNF2019-06-23 15:03:05 GMT+9:002019-06-23 15:03:05 GMT+9:00
「アラジン」 サファイアは細田さん。母性的な雰囲気があって、そういえば海の色の石だなと。小粒のキラキラした感じではなくて、国宝クラスの深い色の巨大な石。 ルビーの男性、スキンヘッドなのもあって最初気がつかなかったのだが、井澤くんだった。キャラクターの濃い踊りをするようになったなぁ。2019-06-23 16:01:05 GMT+9:002019-06-23 16:01:05 GMT+9:00
「アラジン」 ダイヤモンドは木村さん。気位たかそうで、両手を斜め方向に伸ばす振付なんかは、どりゃ! ぐらいの気合の入り方。この煌めきビームを喰らったらタダじゃ済まないわよ、ぐらいの。 少し妖精系の人外っぽさもあって、下手な事を言うとダイヤモンドカッターでスパァンと斬られそうな。2019-06-23 16:01:34 GMT+9:002019-06-23 16:01:34 GMT+9:00
「アラジン」 2幕は女風呂を覗くシーンから結婚式まで。なんじゃそりゃ! という展開(笑) 奥村アラジンは、風呂を覗いていてもエロさがなくて、王女を探してたらたまたま風呂にいたという爽やか感も。 米沢プリンセスがリンゴを渡すシーンが良かった。実は王女には難しい、何かを与える事の喜び。2019-06-23 16:05:09 GMT+9:002019-06-23 16:05:09 GMT+9:00
「アラジン」 2幕中盤はジーンが死ぬほど踊らされる。インターバルトレーニングかというぐらい、跳んで回って、しばし息をついたら、また跳んで回ってという。 渡邊さん、雰囲気のあるジーンでよかったのだが、頭の色に揃えて顔をもう少し強く塗ってくれたら。ちょっと顔ハメっぽかった。2019-06-23 16:07:37 GMT+9:002019-06-23 16:07:37 GMT+9:00
「アラジン」 2幕最後の結婚式のパ・ド・ドゥがとても良かった。組み合わせの妙というか、ほぼ自立して踊れる米沢さんと、腕力に頼らず流れを正確に読んで技でサポートする奥村さんなので、うまいゲーマー2人の協力プレイみたいな、1人でも強いからこそ2人揃うと10倍強いというコンビネーション。2019-06-23 17:08:04 GMT+9:002019-06-23 17:08:04 GMT+9:00
「アラジン」 サルタンは貝川さん。娘煩悩限りなし、みたいな父親で、結婚式でのクルクルと変わる表情にはクスクス笑いが起きていた。ゴッツイ衣装着てるんだけど、肩の線が完全にショボーンとしちゃったりして、可愛いことこの上なし。2019-06-23 17:11:21 GMT+9:002019-06-23 17:11:21 GMT+9:00
「アラジン」 3幕は、アラジンが男同士で遊びに行ってる間に姫がさらわれ、姫を助けに来たアラジンはあまり役に立たないという展開。 こういう話に奥村米沢組はピッタリだと思う。悲嘆にくれてた姫が、アラジンが来た途端に百人力で場を支配するのだが、姫の心を支えるのが奥村アラジンだよなと。2019-06-23 17:36:16 GMT+9:002019-06-23 17:36:16 GMT+9:00
「アラジン」 3幕の途中で奥村さんのベルトサッシュが解けてしまって、腰から1mぐらいのリボンが垂れ下がったような状態に。ちょうど足で踏んじゃう長さで、客席全体が緊張して見守る中、何をどうやってるのか全然分からなかったのだが、足だけでうまく捌き続けて踊りに影響させなかったのはお見事!2019-06-23 17:41:10 GMT+9:002019-06-23 17:41:10 GMT+9:00
「アラジン」 ジーンの渡邊さん。最後までかつらの境目の線が気になってしまったのだが、それ以外はなかなか。両肩のラインを斜めに使って、風格のあるジーンでした。 マグリブ人は菅野さん。最初にアラジンの指に指輪をはめるじゃないですか。男同士で指輪はめてあげるのってドキドキしちゃいません?2019-06-23 17:45:11 GMT+9:002019-06-23 17:45:11 GMT+9:00
「アラジン」 古典とドラマティックバレエの中間ぐらいの演劇性の作品で、型としての表現とキャラクターの感情表現とのバランスが結構難しいんじゃないかと思うのだけど、バレエ団全体としてうまい塩梅に仕上げてあった。 自分たちこそが本家、という誇りもあるのかな。気合の入った上演だったと思う。2019-06-23 17:58:03 GMT+9:002019-06-23 17:58:03 GMT+9:00