2019.07.14
白鳥の湖
マシュー・ボーン
オーチャードホール
バレエ
マシュー・ボーン「白鳥の湖」@オーチャードホール、幕間。 王子はラヴェル。とても子供っぽさを残した王子で、いろんなシーンで心を動かされてしまう。 ボジアーとの組み合わせ、少年と野生動物というツボにはまりまくりで、かなり好きかも。2幕の最後、総踊りの中の2人に泣きそうになったりして。 https://t.co/YQDdHwf5OG2019-07-14 18:48:18 GMT+9:002019-07-14 18:48:18 GMT+9:00
「白鳥の湖」 ボジアー&ラヴェルはかなり好みでした。恋愛の色は薄くて、種族違いの半身という印象。体格が結構違うのに同調性がとても高くて、何もかも違うのに君たちは分かたれた半分同士なんだねと。 3幕は可哀想で仕方がなくて、萌えるどころじゃなかったりという副作用も。2019-07-14 20:26:23 GMT+9:002019-07-14 20:26:23 GMT+9:00
「白鳥の湖」 ガールフレンドはキャリー・ウィリス。長身で靴とティアラを足すと王子より大きい。 驚いたのがあのピンクのドレス。本来ダサい印象を与えるためのデザインだと思うのだけど、彼女が着ると脚の長さを強調するための攻撃的な服に見える。女王がナンボのもんじゃい、この脚をみさらせ的な。2019-07-14 20:32:14 GMT+9:002019-07-14 20:32:14 GMT+9:00
「白鳥の湖」 バレエ観劇シーンがとてもよくて。 最初、ガールフレンドの自由さに王子が惹かれてとても可愛い笑顔を見せるんだけど、何かやるたびに女王と執事が咎めるので、そのうち王子もガールフレンドの挙動を気まずく見守るようになるという、彼の人生の抑圧を数分で見せていて。2019-07-14 20:37:17 GMT+9:002019-07-14 20:37:17 GMT+9:00
「白鳥の湖」 ボジアーは静止やバランスの精度、線の美しさなどに欠ける感じもあるのだが、今日はそここそがポイントに見えて。ガールフレンドの天衣無縫に惹かれたのと同じで、ノーブルじゃない事が必要なんだと。雑種の生命力と自由さ。 王子と雑種が半身なんですよ、もう、それだけで泣くでしょ。2019-07-14 21:00:29 GMT+9:002019-07-14 21:00:29 GMT+9:00
「白鳥の湖」 ラヴェルは背は低いが頭も小さいので、比率は大人のプロポーション。1幕の帽子とジャケットが少しだけ大きめに作ってあるんじゃないかと思うのだが、子供っぽさが強調されて。ベッドの上から手を振る所、優雅に手を動かしたのに、ボーッとした後、一瞬普通に手を振ってしまうのが泣ける。2019-07-14 21:05:52 GMT+9:002019-07-14 21:05:52 GMT+9:00
「白鳥の湖」 2幕は2人の同調性にやられた。出会いのシーンは王子が完全にタイミングをひとつ遅らせていたので、追っかけ系で踊るのかと思ったら、そのあとはシンクロ率が非常に高くて。 まだ気持ちが通じ合ってるわけじゃないのに、それ以前の根本部分が一緒の一人と一羽。2019-07-14 21:12:01 GMT+9:002019-07-14 21:12:01 GMT+9:00
「白鳥の湖」 女王はカトリーナ・リンドン。え、待って、昨日はガールフレンドだったよね、今になって気がついた。まるで別人じゃない? ラヴェルとの組み合わせの効果もあるだろうが、かなり冷徹な感じが漂っていて好み。 しかし、4幕頭の照明効果がうまく入らないのは残念だな。2019-07-14 21:36:19 GMT+9:002019-07-14 21:36:19 GMT+9:00
「白鳥の湖」 執事はグレン・グラハム。 ストレンジャーと女王が踊りはじめたら、そっぽを向いて胃を押さえてませんでした? スキャンダルだらけで苦労性という感じが。その後、テーブルを回って、ハイハイ女王様のプライベートタイムだからみんな出て行ってと客を追い出す(笑)2019-07-14 21:39:13 GMT+9:002019-07-14 21:39:13 GMT+9:00
「白鳥の湖」 ノースとラヴェルは対照的な王子キャスティングだと思う。 大人と少年というのもあるが、性の匂いが全然違っていて。3幕、ノースは両性具有的に男女役を争いながら踊り、ストレンジャーに組みつかれた後は首へのキスを気にする。ラヴェルは無性的で、腕を捻り上げられた事の方が大きい。2019-07-14 21:46:55 GMT+9:002019-07-14 21:46:55 GMT+9:00
「白鳥の湖」 王子は、ガールフレンドが金を受け取った事を裏切りだと思い、彼女を許さないわけじゃないですか。 4幕でスワンが現れた後に王子がうずくまるシーン、あれは、自分が彼を裏切った事も同様に許されないと思って世界を拒絶してるのかなと。ラヴェルの王子にはそういう潔癖さを感じる。2019-07-14 23:13:52 GMT+9:002019-07-14 23:13:52 GMT+9:00
うわ、ラヴェルは20歳になるかならないかなのか。 そういえば、バレエ鑑賞の最初の方は、ただ楽しそうにシルフィードが踊るのを見ていて、もしかしたら1幕で一番心を開いた表情だったかもと思ったぐらい。バレエ好きの王子というのは、意外とないキャラクター解釈じゃない?2019-07-14 23:51:22 GMT+9:002019-07-14 23:51:22 GMT+9:00