2019.08.04
フェリ、ボッレ&フレンズ B プログラム
文京シビックホール
バレエ
これから「フェリ、ボッレ&フレンズ B プログラム」@文京シビックホール。 カーステン・ユングが踊ってるのを見るのは、これが最後になる可能性が高い。というか、もしかして、ハンブルクの団員として踊る事自体が最後? この後も予定あるのかな? https://t.co/D5wrqA43nU2019-08-04 14:51:52 GMT+9:002019-08-04 14:51:52 GMT+9:00
カーステン・ユングは、「幻想〜白鳥の湖のように」の映像で影をやっていて、それをNHKで見たのが、自分にとってはバレエ沼とか男PDD好きとかの原点の一つになっているのです。 という事で、今日は、自分にとっては、ノイマイヤー・ガラ feat. ユング、みたいなところもあるのだ。2019-08-04 14:59:38 GMT+9:002019-08-04 14:59:38 GMT+9:00
「フェリ、ボッレ&フレンズ」終演。 いやー、満足したー!! 個人的には、間違いなく今年のベストに入るガラでした。上半身裸の男祭りというのもありますけど、ノイマイヤー作品を本家のダンサーでたっぷりとみられたのも嬉しかった。 あとはゴメスも来てくれてありがとう!2019-08-04 17:41:22 GMT+9:002019-08-04 17:41:22 GMT+9:00
フェリとボッレのアフタートーク。 司会は長野由紀さん。なかなか面白かった。 ボッレの英語はクセがあって、巻舌で舌足らずな感じがちょっとある。え、もしかして、10 DANCE の鈴木先生の英語って、こういうやつなの!? これ、ボッレのまわりにハートマーク浮いてるの? と、動揺してしまった(笑)2019-08-04 18:40:46 GMT+9:002019-08-04 18:40:46 GMT+9:00
フェリとボッレのアフタートークは、ABセット券の特典で、300人ぐらい入ってました。フェリのサイン入りトゥシューズが4名にプレゼントされたりも。 今期、祭典会員じゃなかったのですが、会員になってなくて良かった〜と思いましたよね。 そういうの、会員制度としてはダメなんじゃないですかね。2019-08-04 18:50:17 GMT+9:002019-08-04 18:50:17 GMT+9:00
「フェリ、ボッレ&フレンズ」 B プログラムは土日で2公演しかなかったのだが、それでも1階の後方には結構空きがあって。すごくいい公演だったと思うんだけど、残念だ。 空席見ながら、マルセロ・ゴメスのストレンジャーが好きな方には、「ボレロ」は結構ヒットしたかもしれないのに、なんて思ったり。2019-08-04 18:55:28 GMT+9:002019-08-04 18:55:28 GMT+9:00
Bプロ冒頭はノイマイヤーの「バーンスタイン組曲」。 最初がユングとトルーシュでスタート、しかもユングが全開笑顔なので、もうそれだけでジーンとしてしまった。ちょっと強面系の顔なので、ああいう笑顔のいたずらっぽい感じはそんなになかっりするじゃないですか。トルーシュとの兄弟感もよかった。2019-08-04 19:47:33 GMT+9:002019-08-04 19:47:33 GMT+9:00
「バーンスタイン組曲」はメンバーが次々に入れ替わる構成で、最後はリアブコとトルーシュの「シンプル・ソング」。 楽しそうに音楽と踊るようなトルーシュと、時には苦しそうなぐらいに音楽に踊らされる肉体をもったリアブコに見えたのだが、どういうストーリーなのかな。2019-08-04 19:52:28 GMT+9:002019-08-04 19:52:28 GMT+9:00
「リベルタンゴ」は高岸直樹さんが上野さんとゴメスに振り付けた作品。 これ、すっごく好きなんですよ。とにかくゴメスが魅力的で。 男性ダンサーに対して、パートナーを魅力的に見せると褒める事があるじゃないですか。それと同様に、マルセロ・ゴメスを一番魅力的に見せる女、上野水香! みたいな。2019-08-04 19:55:03 GMT+9:002019-08-04 19:55:03 GMT+9:00
「オルフェウス」 アフタートークで聞くまで知らなかったのだが、ノイマイヤーがボッレに作った作品なのか。 最後のアッツォーニがもんのすごくて。CG じゃないかと思うぐらいの、人体にあるまじき身体制御。フランケンシュタインの怪物と花婿、みたいな。2019-08-04 20:01:08 GMT+9:002019-08-04 20:01:08 GMT+9:00
「オルフェウス」 ボッレとアッツォーニだと同調性はいまひとつなのだが、それが、添い遂げられない2人という物語につながっている。 リフトがちょっと面白くて、何をどうやってるかが明確。ここでホールドを変えて、ここで姿勢変形して、というのがクリアにわかる。2019-08-04 20:27:47 GMT+9:002019-08-04 20:27:47 GMT+9:00
第2部はラッセル・マリファントの「TWO」をボッレが。前にギエムで見てるのだが、同じ作品とは思えなかった。 前半パートは、まさに生きるギリシャ彫刻。ホログラムか詳細なモーションキャプチャーで立体映像にして、GotG のコレクターの部屋に飾られてるやつでしょ。ギリシャ彫刻の部屋のど真ん中に。2019-08-04 20:31:59 GMT+9:002019-08-04 20:31:59 GMT+9:00
「TWO」は踊り手の肉体でこんなに色のかわる作品だとは思ってなくて。前半パートはとにかくボッレの上半身の美しさが会場中を圧倒してたと思う。 下半身は膝下までの黒のタイツで、暗闇の中のスポットで踊るので、とにかく上半身の筋肉とその影に目がいくという。2019-08-04 20:35:07 GMT+9:002019-08-04 20:35:07 GMT+9:00
「TWO」 後半は照明をうまく使って、手や足の先だけに光が当たったり、残像のように見えたり。 虎がバターになるように、ボッレが液体化したら、ギリシャ神話のネクタルになったりするんだろうか。2019-08-04 20:50:15 GMT+9:002019-08-04 20:50:15 GMT+9:00
リカルド・グラツィアーノという方の「アモローサ」という作品をアッツォーニとゴメスで。 複雑で美しいリフトが多用されたネオクラシック系でとても好みでした。アッツォーニのために振り付けられたのではないかと思うぐらいに、ひとつひとつのポジションが完璧な美しさで。 ほかの作品も見てみたい。2019-08-04 20:54:39 GMT+9:002019-08-04 20:54:39 GMT+9:00
「作品100〜モーリスのために」をボッレとリアブコで。 この作品をみると、ノイマイヤーは天才だなと思います。ひとつひとつのムーブメント自体は、特に泣くところのある振付じゃないと思うんだよね。具象的な作品でもないし。それなのに、動きが繋がるとそこに物語が立ち上がって、人の心をゆさぶる。2019-08-04 20:58:37 GMT+9:002019-08-04 20:58:37 GMT+9:00
「作品100」 ストーリーが固定された作品ではないので、キャストによる自由度が。 ボッレとリアブコだと、体のサイズも踊りのタイプも違うので、ドラマティックな話に。完璧な外見を持ち合わせた男と、狂気とも言える才能に振り回される男と。共通する部分は少ないのに、繋がった一点で支え合う。2019-08-04 21:05:47 GMT+9:002019-08-04 21:05:47 GMT+9:00
第3部はノイマイヤーの「ドゥーゼ」から「フラトレス」。 ハンブルクの公式サイトに、1幕が90分、2幕が35分と書いてあるので、2幕を全部やったのだと思う。 フェリを中心に、トルーシュ、アザチャン、フベーテ、ユングというハンブルクの4人が上半身裸で。 https://t.co/04llPHzEzU2019-08-04 21:12:17 GMT+9:002019-08-04 21:12:17 GMT+9:00
「フラトレス」は、面白い構成で、かなり驚いた。 中盤に先日 Noism で使われてたのとおなじ「フラトレス」を使ったパートがあるのだが、その後の最後のパートはフェリが椅子を移動させ、男性陣がボトムを白から黒に変えて、前半の一部を90度回した位置で踊るのだ。完全に同じかどうかはわからないが。2019-08-04 21:42:03 GMT+9:002019-08-04 21:42:03 GMT+9:00
「フラトレス」 女性が中心にいるけど基本的には男トロワじゃん! と思いながら見てたら、終盤の90度回したパートでは、さらに男性同士が目立つようになっていて、えー、嬉しいけど、それでいいの? いいの? と。 アフタートークで、現世で大切だった物を手放す、というような事を言っていて、納得。2019-08-04 22:10:10 GMT+9:002019-08-04 22:10:10 GMT+9:00
「フラトレス」は、「ウルフ・ワークス」の「波」と似ているかも。フェリが中心にいるのだけれど、カンパニーメンバーの方がしっかり踊る。 逆に言えば、周りでどれだけ派手に踊っていてもキャラクターとして立っていられる表現力があるからこそ中心に据えられる。2019-08-04 22:18:59 GMT+9:002019-08-04 22:18:59 GMT+9:00