2019.12.29
眠れる森の美女
ロシア国立サンクトペテルブルグ・アカデミー・バレエ
オーチャードホール
バレエ
ロシア国立サンクトペテルブルグ・アカデミー・バレエ「眠りの森の美女」@オーチャードホール、幕間。 割引のチケットが出ていたのと、振付がジャン=ギヨーム・バールだというのに惹かれて。 二階席なのだが、最後列端までしっかり入ってて、喜ばしい限り。 https://t.co/nLQwIkUHS32019-12-29 15:28:06 GMT+9:002019-12-29 15:28:06 GMT+9:00
あ、正式タイトルは「眠れる森の美女」だった。 ジャン=ギヨーム・バールは現役時代を全然知らないのですが、前回のパリオペ来日公演でクラスレッスンの先生をしていたのが、とてもとても素敵だったのですよ。2019-12-29 16:21:23 GMT+9:002019-12-29 16:21:23 GMT+9:00
「眠れる森の美女」幕間。 振付の難易度はそれほど高くないと思うし、珍しい事もあまりやらないのだが、何を見せたいかがクリアで、曲想をストレートに表現するので、見てて気持ちがいい。 ダンサーもよく鍛えられているのか、それぞれの踊りで、どこに美しさのポイントを置くのかが明確だと思う。2019-12-29 16:26:27 GMT+9:002019-12-29 16:26:27 GMT+9:00
「眠りの森の美女」 さっき難易度はそれほどでもと書いたが、2幕の王子は結構大変そう。両側の回転が多用されるし、着地からそのまま次の動きというのも多い。 もしかしたら、ダンサーの個性もあるのかもしれない。ピルエットは巡回転の方が多いのだが、アラスゴンドのピルエットは逆回転。2019-12-29 16:31:09 GMT+9:002019-12-29 16:31:09 GMT+9:00
「眠れる森の美女」 王子の登場シーン、上手奥から下手手前にシェネで移動する部分があるのだけど、逆回転だった気がするんだよな。進行方向と逆に回るのは難しくないのかな? 直後に逆方向へもう一度シェネで移動なので、誰がやってもどちらかは逆回転で移動しなきゃいけないんだと思う。鬼だ。2019-12-29 17:35:14 GMT+9:002019-12-29 17:35:14 GMT+9:00
「眠れる森の美女」終演。 なかなかに満足。古典の新演出って、余計なものを増やした結果、ゴチャゴチャした印象になったりするじゃないですか。完全にその逆で、現代的な部分もありながら、古典の美しさをスッキリと見せる。 今回は割引チケットだったのだが、次回があれば定価で買ってみようか。2019-12-29 18:11:53 GMT+9:002019-12-29 18:11:53 GMT+9:00
「眠りの森の美女」 3幕は全体的に振付も難しめだったと思うのだが、かなりの完成度。ド派手な技を入れるというより、ひとつひとつのポジションを明確にやる事の美しさ。 古典の振付を踏襲してるのだが、アレンジの仕方が好み。古典モチーフのモダンデザインみたいな、削ぎ落としと強調のバランス。2019-12-29 18:20:28 GMT+9:002019-12-29 18:20:28 GMT+9:00
「眠れる森の美女」 ストーリーは基本的には古典のままなのだが、細かい部分に追加変更があったり、マイムでの表現が細かく入ったりで、物語性が強まっている。 ただ、それはどうなの? みたいな所も。求婚者の王子4人は、一緒に眠らされて、2幕最後はモブ女性と踊り、3幕には出てこないという(笑)2019-12-29 18:30:01 GMT+9:002019-12-29 18:30:01 GMT+9:00
「眠れる森の美女」 冒頭が面白くて。王宮の門扉を描いた紗幕の向こうで短いシーンが3つ演じられるのだが、若い美女のカラボスを王と家来が追い返す、若い女3人が集まっている所から王が1人を連れて行く、妊娠した王妃と王が登場、という流れで。 これ、どう読み解くのか、かなり自由度があるよね。2019-12-29 18:34:10 GMT+9:002019-12-29 18:34:10 GMT+9:00
「眠れる森の美女」 男性陣への振付は結構鬼かも。ブルーバードはコーダで古典と同様ジャンプの連続で移動し、その直後にアントルシャの連続という足が死ぬ振付。 王子のコーダも、ザンレールを、ひとつめは片手をあげ、ふたつめは両手をあげて跳ばされるのだが、綺麗に入っていた。2019-12-29 19:00:00 GMT+9:002019-12-29 19:00:00 GMT+9:00
ロシア国立サンクトペテルブルグ・アカデミー・バレエ(ヤコブソン・バレエ)の芸術監督のアンドリアン・ファジェーエフは1977年10月22日生まれだそうで、2011年の就任時だと33歳かな? 若い監督が8年かけて育ててきて、かなり勢いのある状態のバレエ団なのかも。 他の演目でも見てみたいところだ。2019-12-29 19:07:44 GMT+9:002019-12-29 19:07:44 GMT+9:00
「眠れる森の美女」 オーロラ姫の踊り、優雅な曲調のところはとても優雅なのですが、明るくテンポのいいところでは元気一杯な感じもあったりして、現代的なお姫様像だと思った。 求婚者は、ロシア、中国、インド、フランスかな? フランスくんが横入りするという小ネタがあって、笑っちゃった。2019-12-29 19:28:56 GMT+9:002019-12-29 19:28:56 GMT+9:00
「眠れる森の美女」 指揮者はアレクセイ・ニアガという方。 多分、初めてアフリカ系の指揮者にあたったのですが、クラシック音楽の世界でも人種の偏りは大きいのかな。素人考えだと、職業的には外見要素の比重が少なそうだから、人種の壁が低くても良さそうだと思うのだが。 https://t.co/jxHZVRxdVW2019-12-29 20:26:33 GMT+9:002019-12-29 20:26:33 GMT+9:00
「眠れる森の美女」 1幕誕生日の冒頭で、編み物をする女たちを王様が死刑にするのしないのというくだりを結構しっかりやる。 前から気になってるんだけど、紡錘と編棒は違うじゃないですか。王妃が王様にその差を理解させたから死刑取りやめなの? そういうマイムではない気がして、謎なのだ。2019-12-29 21:02:29 GMT+9:002019-12-29 21:02:29 GMT+9:00