2020.12.20
くるみ割り人形
新国立劇場バレエ団
新国立劇場オペラパレス
バレエ
新国立劇場バレエ団「くるみ割り人形」@新国立劇場オペラパレス。 今回はとりそびれていたのだが、TL の評判がよくて、悪くない席が残っていたので、ふらっと見にきてみた。 相変わらず、自分には話が全然わからないのだけど、踊りがなかなか見ごたえがあって、それなりに満足。 https://t.co/QadoRZg2Er2020-12-20 15:32:21 GMT+9:002020-12-20 15:32:21 GMT+9:00
「くるみ割り人形」 自分は、この版のストーリーを追いかける能力に欠けてるみたいで、何度見てもわからないんだよね。 夢の話だからしょうがない、と思うにしても、誰の夢かなのかさえわからないじゃないですか。 今日は、これがドロッセルマイヤーの夢だったら気持ち悪いよなぁとか思ってしまった。2020-12-20 15:40:16 GMT+9:002020-12-20 15:40:16 GMT+9:00
「くるみ割り人形」 主役は池田さん奥村さん。 お人形のような、という形容があるけれど、ちょっと斜め方向にその言葉を使いたくなる。 奥村さんは、1幕の甥が、礼儀正しいけれど基本的にはドロッセルマイヤーのアシスタントという立ち位置。あのパーティー、基本的に彼と似た人達がいないんだよね。2020-12-20 15:46:10 GMT+9:002020-12-20 15:46:10 GMT+9:00
奥村さん、くるみ割り人形は人形らしくキビキビと。そして王子になると柔らかな表情で、甥よりもこっちが本体に見える。 ここで面白かったのが、池田さんの方は、後半にいくに従って人形っぽさが増えるんだよね。前半は表情豊かなのに、グランパ・ド・ドゥあたりになると少し笑顔が張り付いた感じに。2020-12-20 15:49:16 GMT+9:002020-12-20 15:49:16 GMT+9:00
池田さんは、テクニックのハードな部分でも80%ぐらいの笑顔を維持するんだけど、逆にそれが人形っぽく見えちゃう。 前よりは表情が柔らかくなってきてるとは思うのだけど、個人的に今日一番良かった表情はグラン・パ・ド・ドゥのレベランスの時で。 あれが演技の中で出せるようになるといいんだけど。2020-12-20 15:54:13 GMT+9:002020-12-20 15:54:13 GMT+9:00
1幕のパ・ド・ドゥ、リフトが多くて、しかもゴチャゴチャしやすい振付だったと思うのだけど、かなりスッキリと踊っていて感心。池田さん、お顔も体の動きのイメージも柔らかいのだけれど、動きは正確でポジションにピシッと入る感じなのかも。そこが人形とか人外系の雰囲気に繋がりやすいのかな。2020-12-20 16:06:41 GMT+9:002020-12-20 16:06:41 GMT+9:00
2幕のディベルティスマン、なかなか良かったのだが、前楽なんだし、もう一つ弾けても良かったかな。どれも強いキャラクターをつけて踊って欲しいものじゃないですか。 その中で、五月女さんの中国がさすがだった。膝から下が白タイツなんだけど、すごく硬質で、陶器で出来てるみたいな踊り。2020-12-20 16:11:55 GMT+9:002020-12-20 16:11:55 GMT+9:00
雪の群舞と花のワルツは、新国立ならではという出来映え。速くてややこしい振付で、踊ってる側は大変だと思うんだけど、優雅に揃えてきますよね。 花のワルツ、きちんと見てなかったのだけど、群舞はかなりパートナーをチェンジする? 男女が組にならない形の複雑な移動があるけど、混乱しないのかな?2020-12-20 16:16:15 GMT+9:002020-12-20 16:16:15 GMT+9:00
イーグリング版、あと何回か見たら腑に落ちる瞬間が来るんだろうか。 ネズミの王様も謎で。踊りも多いし、ツリーが大きくなるシーンも、1幕ラストも彼が持っていくので、彼の物語が見えてくると面白くなるのかもしれないんだけど。 1幕の戦闘のオチもよくわからんし、最後はサクッと退場だし……2020-12-20 16:27:14 GMT+9:002020-12-20 16:27:14 GMT+9:00
イーグリング版は男性主役の出番が多くて大変なのだが、かなり踊ったあとのグラン・パ・ド・ドゥのバリエーションとコーダがとても良かった。指揮者の方としっかり打ち合わせしてあるのかな。マネージュのジャンプ幅がどんどん大きくなって、それが音楽とぴったりあってて、こちらの感情も高揚する。2020-12-20 17:35:06 GMT+9:002020-12-20 17:35:06 GMT+9:00