2021.01.31
アーリントン (ラブ・ストーリー)
KAAT 大スタジオ
演劇
「アーリントン (ラブ・ストーリー)」@ KAAT 大スタジオ。 白井晃さんと KAAT の組み合わせだと、いまひとつピンとこない事が多かったのだが、これはなかなかでした。 ただ、ディストピアものを今やるというのは、とても難しいなと。見るときに、余計な事を山程考えてしまうので。2021-01-31 16:28:03 GMT+9:002021-01-31 16:28:03 GMT+9:00
「アーリントン」は近未来ディストピア設定。 人の減った街の描写にはリアルさを感じるし、監視社会設定にはマンツーマンの監視とは、なんて手厚い! 今の日本だと救急車でさえ呼べるかどうかなのに! と思ったり、管理する側される側の話では、上級国民ねー、とか、もう雑念が入りまくりで。2021-01-31 16:31:43 GMT+9:002021-01-31 16:31:43 GMT+9:00
「アーリントン」は南沢奈央さん平埜生成さんの二人芝居なのだが、入手杏奈さんのダンスシーンが入っていて。 セリフはないが重要なシーンなので、戯曲にはどういう指定があるのか気になってしまう。 人に見せる事を目的としない踊りを人に見せるために踊るという矛盾を孕んだ踊りでクラクラした。2021-01-31 17:22:15 GMT+9:002021-01-31 17:22:15 GMT+9:00
「アーリントン」は、新しい監視人がくるところからはじまるのだが、監視される女性が会話の中で監視人の好意を得ようとするのを繊細なバランスで描いていて、ゾワゾワした。 意識的にやっているわけではなく、そういう行動をとるように育つしかなかった、ぐらいの演出に感じて、これが演劇だよなと。2021-01-31 17:28:08 GMT+9:002021-01-31 17:28:08 GMT+9:00
「アーリントン」 サブタイトルが「ラブ・ストーリー」で、確かにそうなんだけど、どういうラブなのかは演出次第、みたいな戯曲だと思う。 今日はいい感じに終わったと思ったのだが、監視社会にテーマをおくなら一方通行解釈で演出するのもありかなと。2021-01-31 17:54:37 GMT+9:002021-01-31 17:54:37 GMT+9:00
「アーリントン」はキャストの性別はどうにでもできそうな作品なので、男2人バージョンとかも見てみたいな。 こういう話だと、ついついマカヴォイとファスベンダーを脳内キャスティングしてしまう。2021-01-31 17:56:49 GMT+9:002021-01-31 17:56:49 GMT+9:00