2021.06.19
桜姫東文章 下の巻
六月大歌舞伎 第二部
歌舞伎座
歌舞伎
六月大歌舞伎 第二部「桜姫東文章 下の巻」@歌舞伎座、幕間。 権助もクズオブクズぐらいの男だと思うのだけど、清玄さまのイカれっぷりが物凄いので、権助が頼れる旦那に見えてるくるというマジック。 いや、墓を掘ってもカッコいいというのもありますけど。ズルイでしょ、あの所作の美しかった。 https://t.co/9vnXsovJeE2021-06-19 15:33:42 GMT+9:002021-06-19 15:33:42 GMT+9:00
「桜姫東文章」 二幕。ここへきて玉三郎がすごかった。なるほど、タイトルが桜姫なわけだ、というのをしみじみと納得。 権助の妻の風鈴お姫と、御家再興を目指す桜姫という、2つの内面の葛藤が、所作としての女郎と姫の移り変わりに重ねられていて、これができるのは歌舞伎ならではだと感服。2021-06-19 16:50:12 GMT+9:002021-06-19 16:50:12 GMT+9:00
これは結構微妙な部分も含む感想ですが、青蜥蜴の毒が転写された、顔の左側がアザになった権助の顔がツボすぎて死んだ。 そして、風鈴お姫の悋気のシーン、もう、顔がベタベタに甘いんだよね。デヘヘ、みたいな描き文字が宙に浮いてる。 そのシーンがあるからこそ、その後の桜姫の葛藤がはえるわけで。2021-06-19 16:54:31 GMT+9:002021-06-19 16:54:31 GMT+9:00
しかし、上下でこれだけ時間あるのに、突然の超展開が続くというバランスの悪さを通せるのは歌舞伎の強さだよな。 亡霊が無言で手を振ってるだけで、桜姫が驚愕の事実をいろいろ悟っちゃうなんて、現代的な演出だと難しいじゃないですか。 そのメチャクチャさに血肉を通わせるお二人の凄さでもあるか。2021-06-19 17:02:02 GMT+9:002021-06-19 17:02:02 GMT+9:00
桜姫のクライマックス。 あらすじだけだと、どう考えてもこんなクズ男はサクッと殺っちまえよ、躊躇う理由なんて一つもないだろ、ぐらいに酷い男のはずなんだけど、見てる時はまったくそういう事を思わないんだよな。 あれだけ延々とラブラブを積んだのは、このためでもあるのか。2021-06-19 17:44:32 GMT+9:002021-06-19 17:44:32 GMT+9:00