2021.07.10
シャイニー・シュリンプス! 愉快で愛しい仲間たち
映画
「シャイニー・シュリンプス! 愉快で愛しい仲間たち」 オリンピック銀メダリストの競泳選手が、同性愛蔑視発言をしてしまったために、ゲイの水球チームのコーチをする事になるという設定。 予告に「新しいコーチは大のゲイぎらい」とあるが、そんなことはありませんでした。 https://t.co/sKuOSF6kHC2021-07-11 00:15:10 GMT+9:002021-07-11 00:15:10 GMT+9:00
主人公の競泳選手のマチアスは離婚して娘もいるノンケさんですが、それ以外の登場人物はほぼゲイばかり。 なので、映画の中では主人公がマイノリティ的な立場になる事もあったり、ゲイのメンバーからある種性的に消費される立場だったりという構図になるのも面白い。2021-07-11 00:24:18 GMT+9:002021-07-11 00:24:18 GMT+9:00
LGBT と一括りにされる事も多いけど、それぞれ全然違うんだ、というのもよくわかる映画じゃないかな。それぞれの反目みたいなのをユーモラスに描いていて、笑っちゃうシーンがいっぱいある。 あ、でも、基本的にゲイ目線で作られているので、他の方々はカチンとくるのかもしれないとも思うけど。2021-07-11 00:27:55 GMT+9:002021-07-11 00:27:55 GMT+9:00
笑ったり泣いたりいそがしい映画でした。 そして、ゲイに囲まれるマチアスくんが可愛いですね。個人的には、ヒッチハイカーを拾うシーンが面白すぎた。 「マティアス&マキシム」もそうだったけど、ゲイが主体でノンケさんを消費する構図の作品というのが増え出してるのだろうか。2021-07-11 00:34:08 GMT+9:002021-07-11 00:34:08 GMT+9:00
全体としては、男の友情ものというか、すっごくホモソーシャルな話で。 面白いなと思ったのが、チームに男性同士で結婚していて双子の乳児がいるメンバーがいるんだけど、彼の行動が「妻に隠しながらスポーツに打ち込む夫」なんだよね。 性別ではない部分での「男の絆」だというのが可視化されてる。2021-07-11 00:39:20 GMT+9:002021-07-11 00:39:20 GMT+9:00
主人公とチームの間にある壁は、セクシュアリティではなくて、世界水泳の代表になるために必死の選手と、楽しくチャラく水球やりましょというメンバーたちの、基本的なメンタリティの差なんだよね。 なので、主人公がメンバーにイラつくシーンも、「ゲイ嫌い」というニュアンスはほとんど感じない。2021-07-11 00:59:25 GMT+9:002021-07-11 00:59:25 GMT+9:00
こういうのは時代の進歩だなと思うのだけど。 映画の中で、いろんな形でゲイに対する差別が描かれるのだけど、それと同時に、各個人の身の回りにはちゃんと生きていける場を作れるところまでは来ているという描写もある。 世界はまだまだクソかもしれないけど、希望だっていっぱいあるんだって。2021-07-11 01:01:48 GMT+9:002021-07-11 01:01:48 GMT+9:00
「シャイニー・シュリンプス」というのは、チームの名前でもあって。 メンバーにトランスジェンダーの方がいるのだけど、彼女の扱いがどれくらい「正しい」のかはちょっとわからない感じでもあった。女性というよりはマジカルオカマ枠だと思うんだよね。当事者の方はどう思ってご覧になるんだろうか。2021-07-11 01:53:19 GMT+9:002021-07-11 01:53:19 GMT+9:00