2021.08.16
世界バレエ・フェスティバル A プログラム
東京文化会館
バレエ
「世界バレエ・フェスティバル A プログラム」@東京文化会館。 1年延期し、今年もダメじゃないかなと思っていたのだが、開催してくださって大変ありがたい。 このまま最終日、ダンサーの帰国まで、何事もなく過ぎますように。 https://t.co/mZ3EAT3qB62021-08-16 15:02:16 GMT+9:002021-08-16 15:02:16 GMT+9:00
第一部は4作品。 当然のようにハイレベルの踊りが続くので見応えはありましたが、感心はするんだけど感動はしない、みたいなところも。 うーん、こちらの気持ちになんとなくブレーキがかかってるのかな。物語に入り込めずに、技として見ちゃう感じが。 https://t.co/A4N67JQD6m2021-08-16 15:05:36 GMT+9:002021-08-16 15:05:36 GMT+9:00
開幕はオニール&エイマン「ゼンツァーノの花祭」から。 この作品、あまり見たことがないのだが、ここまで高難度がデフォルトなのか、それともパリオペスペシャルなのか。 いや、六花ちゃんが踊ってたから、若い子向けなのかと思ってたら、男性パートが死ぬほど大変じゃない?2021-08-16 15:08:09 GMT+9:002021-08-16 15:08:09 GMT+9:00
さっき、バレエフェスが一年延期と書いちゃったけど、違いますね。 オリンピックイヤーに何かスペシャル企画をやりたい、とかいってたのが、自分の中でごっちゃになってました。 前回が2018年だから、予定通りの開催ですね。2021-08-16 16:16:45 GMT+9:002021-08-16 16:16:45 GMT+9:00
バレフェス A プロ、第二部は追悼映像から。 パトリック・デュポンの道化が素敵すぎて、どうしようかと思った。いや、どうしようという話でもないんだけど。 自分のパリ・オペラ座のイメージとはかなり違うのだけど、だからこそ、彼とパリ・オペラ座の組み合わせの全幕を見てみたくなる。 https://t.co/1Fm2dGLVhA2021-08-16 16:20:32 GMT+9:002021-08-16 16:20:32 GMT+9:00
A プロ終演。最終日だからかカーテンコールの最後にプロジェクションで花火の演出が。ダンサーの皆様が暗くなるのに戸惑った様子だったので、サプライズかも。 ダンサーの皆様で花火大会に出かけてるのを見ているようで楽しいのと、実際にはそれができない状況なのを感じるのと。2021-08-16 17:41:35 GMT+9:002021-08-16 17:41:35 GMT+9:00
毎回、A、B、ガラの順番に盛り上がっていくので、A はこんなもんかなという感じではあるのだが、今年の A はどうも演目選定がいまいちピンとこないのが多かったかも。 個人的に演目選定という点で満点だったのは、ハンブルク組と、意外にも白鳥の王子のヴァリエーションを選んだシムキンでした。2021-08-16 17:47:04 GMT+9:002021-08-16 17:47:04 GMT+9:00
バレエフェスの入場口で紫色の何かを配っていて、いただいてきたら美容液でした。 昔は、こういうのは「女性の方に」とか言ってたと思うのだけど、そういうのはなくなってきたのかな。いいことですね。 そして、リボソームが1兆個入ってるの!? と思ったらリポソームという別のものでした。 https://t.co/9YfrpPtJ4w2021-08-16 21:33:23 GMT+9:002021-08-16 21:33:23 GMT+9:00
バレエフェス A プロ、順番に感想を。 「ゼンツァーノの花祭り」はとにかくエイマンが超絶技巧。降りた足を軸足にして別のパを入れてそのままの足でまたジャンプ、みたいなのが連打されてて。あれ、歩数を数えたら異常に少ないんじゃないのかな。普通なら一歩あるきそうなところがそのままの足で次に。2021-08-16 23:39:53 GMT+9:002021-08-16 23:39:53 GMT+9:00
エイマンは冷静に考えるとどうやって跳んでるんだろうなというのが不思議でしょうがないんだけど、予備動作とかつなぎの歩きとかがほとんどないので、見てる間はただただ軽やかに跳ねまわってるんだよね。 それで、高速の足捌き、という感じではなくて、速すぎない印象なのも不思議。2021-08-16 23:52:11 GMT+9:002021-08-16 23:52:11 GMT+9:00
ラヴロフスキー版「ロミオとジュリエット」のバルコニーをスミルノワとシクリャローフで。 これは、振付、衣装、キャストの組み合わせで、お姉様とツバメみたいな感じが。 これは自分がいけないんですが、タイツ+長いスカートには若さを感じないみたいだ。ファティマ三姉妹なら長女の衣装というか。2021-08-16 23:56:31 GMT+9:002021-08-16 23:56:31 GMT+9:00
ノイマイヤーの近作「パーシスタント・パースウェイジョン」を菅井トルーシュ組で。 これは凄かった。作品としては、ノイマイヤーの作品の中でとても好き、という程ではないのだけれど、この振付はこう踊るんだという、振付と実施の精度の高さによる迫力を感じた。オリジナルキャストなのだろうか?2021-08-17 00:01:33 GMT+9:002021-08-17 00:01:33 GMT+9:00
ある振付を踊るときに、ただ一つの正解があるという事はないと思うのだけど、一方で、振り付けられたものをどれだけ再現できているかという尺度はあり得ると思っていて、「パーシスタント・パースウェイジョン」はそこが満点に近いのではないかと。 かなり細かい部分まで決まっていそうな振付なのに。2021-08-17 00:04:49 GMT+9:002021-08-17 00:04:49 GMT+9:00
リフトが入りから着地まで、普段のノイマイヤー以上に複雑なコントロールを要求されるものが多かったと思うのだけど、それをパーフェクトにやっていたんじゃないかと。もちろんオリジナルの振付を知っているわけじゃないんだけど、全てがあるべきところに収まっているという印象を受けるんだよね。2021-08-17 00:07:49 GMT+9:002021-08-17 00:07:49 GMT+9:00
「オネーギン」の鏡をジルベールとフォーゲルで。 これは、マルシャンが間に合わなかったのがダメっすよね、と思ってしまった。 どういう相性なのか、タチヤーナが暴れているみたいにみえたりして。ジャンプで入って回転するリフト、足のキレがありすぎて、サポート付き 540 か! みたいな印象で。2021-08-17 00:14:19 GMT+9:002021-08-17 00:14:19 GMT+9:00
第二部のトップバッターはシムキン。 ソロ演目で白鳥の王子のヴァリエーションを選ぶというのが、かなり意外だったのだけど、とてもよかった。振付はパトリス・バール。基本パーツはクラシックなのだが、マシュー・ボーン版に近いぐらいに抒情的で見入ってしまった。 全幕も見てみたい。2021-08-17 00:17:47 GMT+9:002021-08-17 00:17:47 GMT+9:00
「ダイヤモンド」をアルビッソンとガニオで。 自分的にはすっごく面白かったのだけど、解釈には全く自信がない。 抽象作品ではなくて、ほぼ、オディールと王子に見えたんですよ。憂い顔のマチューからはじまって、アルビッソンの手にキスで終わる。 こんなにドラマティックな作品だった? と驚いた。2021-08-17 00:21:09 GMT+9:002021-08-17 00:21:09 GMT+9:00
「マノン」の寝室を金子さんとムンタギロフで。 これも自分的にはいまひとつはまらなかった。金子さんの手足が長くてスタイルが良いのが、少女っぽく見えなくて。パートナーリングも息があいきらなかったような。 この2人なら、マルグリットとアルマンの方が似合いそうな感じがしたんだけど。2021-08-17 00:24:05 GMT+9:002021-08-17 00:24:05 GMT+9:00
「ル・パルク」はフェリとゴメス。 なるほどと思ったのが、例のキスからの長いローテーショナルリフト。あそこ、普通は女性が結構筋力使ってポジションつくるんだと思うのだけど、力を入れて美しく見せているという風には見せない、という選択をしているように思えた。2021-08-17 00:30:48 GMT+9:002021-08-17 00:30:48 GMT+9:00
パンフを見たら、ゴメスは今はドレスデン・バレエのプリンシパル兼バレエマスターなんですね。 ドレスデンといえば、ヨン・ヴァイエホくんがいるところじゃないですかと見に行ったら、彼もプリンシパルになっていた。一緒に何か踊ってくれないかなぁ。 https://t.co/O7iDtE63VE2021-08-17 00:32:53 GMT+9:002021-08-17 00:32:53 GMT+9:00
「海賊」をクリサノワとキム・キミンで。 これも、なんとなく、悪くはないんだけど、他に似合いそうな演目あるんじゃない? という気が。 キムはジャンプは大きいのだけどケレン味が少ないようで、ガラの海賊のドヤ感には欠けるような。 クリサノワはもっともっとカッコいいところが見たいです!2021-08-17 00:36:57 GMT+9:002021-08-17 00:36:57 GMT+9:00
第三部はジル・ロマンの「スワン・ソング」から。 これ、映像をうまく使ってて面白かったのだけど、大御所がこの舞台でやるネタ? みたいなのも。 路線としては、若手がギミック使って会場沸かせる系じゃないかな。もう少し、こう、いぶし銀の魅力みたいなのを期待してたもので、そこがちょっと残念。2021-08-17 00:39:35 GMT+9:002021-08-17 00:39:35 GMT+9:00
ザハロワの「瀕死の白鳥」は、大御所ならではの鉄板もので、ジル・ロマンとは好対照かも。 踊っている間はあまり瀕死という感じではなくて、最後にふっと蝋燭の火を吹き消すように命の火が消える。そこが鳥っぽいというか、人ではない感じが。2021-08-17 00:43:56 GMT+9:002021-08-17 00:43:56 GMT+9:00
トリはアレクサンドロワとラントラートフで「ライモンダ」。背景の映像がちょっと暗い感じだったのだけが難点ですが、演目内での感情の変化ゼロ、最初から最後までラブラブ、というのを、ラブを放射しながら踊ってくれて、ラブかったです。 前段を何も積まずにこれができるの凄いよねぇ。2021-08-17 00:51:31 GMT+9:002021-08-17 00:51:31 GMT+9:00
フィナーレはいつも通りにアルファベット順で。男女ペアだったら女性の方の姓なので、最初はアルビッソン&ガニオで、最後はザハロワ。意外な事に S のシムキンがラス前でした。TUVWXY が全部いないのか。2021-08-17 00:58:31 GMT+9:002021-08-17 00:58:31 GMT+9:00
カーテンコール、みなさん仲良く手を繋いだり、ちょっと話したりなんかもしてて。 そういうのに、ねぇ、大丈夫なの? と真っ先に思うようになった事に、なんとも言えない感慨が。 多分だけど、公演の形態を考えると、小さなバブルに分けるのはほとんど無意味なんだろうな。2021-08-17 01:13:43 GMT+9:002021-08-17 01:13:43 GMT+9:00
そういえば。 自分はアントルシャは見ててカトル?シス?となるのですが、今日のエイマンは、ジャンプするごとに肩の線の向きが変わって明確にシスだなと。 上体をここまではっきりと動かすの、あまり見た事ないと思ったのだが、ゼンツァーノの振付なのか、スタイルなのか、今回のスペシャルなのか。2021-08-17 02:17:01 GMT+9:002021-08-17 02:17:01 GMT+9:00
あれ? バレエフェス A プロ、「オネーギン」の手紙の感想を書き忘れてた事に気づいた。 バデネスとフォーゲル。これ、個人的にとても面白かったのだけど、タチアナがオネーギンに対して嫌悪感をもってるように見えたんだよね。愛憎の二律背反に解釈する事が多いと思うのだけど、愛と嫌悪。2021-08-21 00:26:09 GMT+9:002021-08-21 00:26:09 GMT+9:00
憎悪よりも嫌悪の方が、踊りで表現するのが難しいのではないかと思ったりした。ああいうややこしい振付を、接触面積や接触時間を少なくして踊るためには、強固なパートナーシップが必要というパラドキシカルな事を考えたり。2021-08-21 00:38:11 GMT+9:002021-08-21 00:38:11 GMT+9:00