2021.10.20
最後の決闘裁判
映画
「最後の決闘裁判」を見てきた。 良くできた映画だった。 ただ、自分はレイプに関しては完全に倫理観がイカれてるので、斜め方向でめっちゃ面白くて。 どこかで「性の劇薬」と同時上映してくれないかな。あるいは「寒冷前線コンダクター」あたりを副読本にするとか。 愛あるレイプはオッケー系のやつ。2021-10-20 23:21:50 GMT+9:002021-10-20 23:21:50 GMT+9:00
メタな感想ですが、ベン・アフレックが、めちゃめちゃ楽しそうで。 マット・デイモンを大嫌いな上司役なんて、やってる時に、つい頬が緩んでしょうがなかったのではと。休憩タイムに2人で爆笑してたりしそうな。2021-10-20 23:25:03 GMT+9:002021-10-20 23:25:03 GMT+9:00
同じタイムラインを3人の視点で順番に見せるのだが、面白いのが、映されるシーンや視点が違うだけではなくて、セリフや映像として本当に違うものが出てくる事。つまり、映像として観客に見えているものが必ずしも真実ではない、という事。 どこをどう変えてあるのか、じっくりと見比べてみたくなる。2021-10-20 23:29:45 GMT+9:002021-10-20 23:29:45 GMT+9:00
3部編成の第2部がレイプ犯のアダム・ドライバーのパートなんですが、ここが面白いんだよね。 いやー、こういうの女性は大好きでしょ、ただし被害者が男性なら、とか思って見ちゃいましたよ。夫ベンアフ、妻アダム、間男マットで同じシチュエーション撮って、少しでも萌えたら負け、とかやってみたい。2021-10-20 23:54:27 GMT+9:002021-10-20 23:54:27 GMT+9:00
これは知らなかったのだが、14世紀だと、××しないと妊娠しないというのが、大真面目で信じられていたのか。 やべぇ、こいつら完全に頭おかしい、と思いながら見ちゃうので、まともなはずのな人達が敵に回る恐ろしさみたいなのは減ってしまったかも。2021-10-21 00:06:34 GMT+9:002021-10-21 00:06:34 GMT+9:00
「最後の決闘裁判」の感想を見ていて気になったのだけど。 BL 愛好家の皆様って、BL でのレイプをどう考えていらっしゃいますか?2021-10-21 00:22:24 GMT+9:002021-10-21 00:22:24 GMT+9:00
自分は、ジャックは最後まで強姦じゃなかったと信じていたと思うし、その信念をジャンも信じたと思うんだよな。第三部の Truth は、神によって示された(決闘の勝敗で決まった)真実なだけで、真の客観視点はあの映画には存在しないし。 だから、とてもホモソーシャルな映画でもあると思うのだけど。2021-10-21 00:29:18 GMT+9:002021-10-21 00:29:18 GMT+9:00
最初に出てきた時は I have a plan だったセリフが、第三部では We hava a plan になっていて。字幕、どうなってたかな? これ、発言者のキャラクターを考えると、客観的な真実は I の方だと思うのだ。第三部が客観的な真実ではなくて、彼女の認知の世界にすぎないという表現のひとつかなと。2021-10-21 01:05:20 GMT+9:002021-10-21 01:05:20 GMT+9:00
あ、あの「もっと近くに」はアドリブだったのかよ。やっぱりベンアフめちゃくちゃ楽しんでたっぽいな。 キスシーンなかったのは残念だが、あの話にキスシーン入れたら、完全に軸がずれちゃうよね。 https://t.co/T6hM2pZuf42021-10-21 01:16:26 GMT+9:002021-10-21 01:16:26 GMT+9:00
「最後の決闘裁判」 結構驚いたのだけど、マルグリットに、○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○みたいな事を言わせるんだよね。そうなんだ、○○○○○○○○○○○わかってはじめたのに、そうかー、みたいに思って。 https://t.co/MkbTMBgIfX2021-10-21 01:29:51 GMT+9:002021-10-21 01:29:51 GMT+9:00
そういえば、アダム・ドライバーの役名は Jacques Le Gris なんですよ。 マニュエル・ルグリのスペルは Legris で切れ目がないんだけど、どこかの時代でくっついたとかだろうか、それとも無関係なんだろうか。2021-10-21 01:40:01 GMT+9:002021-10-21 01:40:01 GMT+9:00
これも驚いたのだけど、マルグリットがジャックと本の話をするシーンは、彼女視点では描かれないんだよね。第二部では決定的な要素だったと思うのだけど。 つまり、彼女はあそこの部分の「証言」をしたくないので黙秘を選んだ、という見せ方なわけで、それはそれでエグい演出だよなと。2021-10-21 02:02:13 GMT+9:002021-10-21 02:02:13 GMT+9:00
女性の感想を読んでると、第三部が客観的真実だという立場の人が多い気がするんだけど。別の言い方をすると、男性キャラクターは認知が歪んでいるけど女性キャラクターは認知が歪んでないという立場で感想を書いている。 自覚的にその立場をとってるのか、自覚してないのかは気になるところだ。2021-10-21 02:11:24 GMT+9:002021-10-21 02:11:24 GMT+9:00
「最後の決闘裁判」は、立場によって見え方が全然違うだろうというのが、映画としてすごいところだと思う。 あけすけに言えば、MeToo 素晴らしいと思う人と、MeToo ウザイと思う人と、どちらが見ても、それぞれの共感がありそうな気がするんだけど。2021-10-21 02:21:00 GMT+9:002021-10-21 02:21:00 GMT+9:00
リツイートしたアンケート、ご協力いただいている皆様ありがとうございます。 意外と上に偏るな。偏見で申し訳ないんだけど、下の方の意見の人は回答しないというだけの話じゃないかと疑ってしまう。だって、今まで、そういう形で BL を規制せよという運動とか見た事なくないですか?2021-10-21 08:35:27 GMT+9:002021-10-21 08:35:27 GMT+9:00
昨日、「最後の決闘裁判」と「性の劇薬」の二本立てとか言ってたのですが、なんのことはない「劇場版 抱かれたい男1位に脅されています。~スペイン編~」が同じ映画館でやってる事に気づいて。 原作漫画が開始数ページでこうなるやつです。まぁ、映画でここをやるわけではないでしょうが。 https://t.co/FZOs9bcsfm2021-10-21 20:29:01 GMT+9:002021-10-21 20:29:01 GMT+9:00
ちなみに、こちらの漫画、もちろん全年齢ですし、なんならこのシーンまでは amazon の試し読みに入っているという。 漫画と映画ではリアルさが違うとは言え、「最後の決闘裁判」の方が描写としては穏やかだと自分は思いますが。 https://t.co/AMKdawk94E2021-10-21 20:33:34 GMT+9:002021-10-21 20:33:34 GMT+9:00
個人的にはこういう BL を規制せよとは思わなくて。 ただ、BL は存分にエンジョイしてるのに、女性表象になった途端に声を上げるのを見てると、いやー、何考えてるかわかんないよなー、と思っちゃうというだけの話です。2021-10-21 20:36:11 GMT+9:002021-10-21 20:36:11 GMT+9:00
アンケートにご協力いただいた皆様ありがとうございました。最終結果はこのようになりました。 個人的にはすごく意外でした。上の方の意見のツイートとか、全然流れてこないので。 https://t.co/lYxJc7URkZ2021-10-22 01:48:11 GMT+9:002021-10-22 01:48:11 GMT+9:00
真面目な話、全年齢向けにレイプの具体的描写のある作品をこれだけ多数取り揃えて一般書店で販売してるのって、日本の BL 界が世界でも最大手なのではないかと思うのだけど、どうなんでしょう?2021-10-22 01:54:24 GMT+9:002021-10-22 01:54:24 GMT+9:00
RT @Cristoforou: 『最後の決闘裁判』、やりたいことはわかるんですが、第2章って話の上で必要ですかね?第2章で語られてることはほぼ第1章か第3章に入っているか、あるいはちょっと脚本変えるだけで盛り込めることで、第2章はアダム・ドライヴァーの演技とベン・アフレックが…2021-10-22 22:36:42 GMT+9:002021-10-22 22:36:42 GMT+9:00
リツイートした、さえぼう先生の「最後の決闘裁判」の感想、その発想はなかったな。 逆に、第三章では、それまでに語られた部分は繰り返しになるから全部はぶいても良かったのでは? とか言ったら、袋叩きにあうんじゃないかと思うんだけど。 そのバージョンだと、どう見えるのか興味あるな。2021-10-22 22:36:58 GMT+9:002021-10-22 22:36:58 GMT+9:00
なるほど、フェミニスト批評というのは、こういう視点でものを見るのか、と納得したり。 今まで、レイプされた妻は単なる理由で、本筋は男同士を戦わせる事にある、みたいな映画はたくさんあったんだろうから、第二章なしの「最後の決闘裁判」みたいな映画だって出てきていいよな。2021-10-22 23:00:51 GMT+9:002021-10-22 23:00:51 GMT+9:00
「最後の決闘裁判」は、第三章を「客観的な真実」と解釈して見る人が多いのかな? さえぼう先生は第二章はいらないみたいな事までおっしゃっていたし。 自分は「客観的な真実」は「決闘によって神がお示しになる真実」と同じくらいアヤシイものだというのが、第三章のタイトルの意味かと思ったのだが。2021-10-24 01:40:54 GMT+9:002021-10-24 01:40:54 GMT+9:00
これは、フェミニズムに関して自分が常々感じている事でもあるんだけど。 第三章が真実だ、みたいに、男性は認知が歪んでいるけれど、女性の発言は真実だ、という前提で話が進む事があるじゃないですか。男女の能力に差はないという建前でやってるはずなのに、どうやって折り合いをつけてるんだろう?2021-10-24 01:44:35 GMT+9:002021-10-24 01:44:35 GMT+9:00
現在の男女差に関する考え方は、人間の能力は各個人によってそれぞれであり、男性と女性ではある程度一般的な傾向がある事もあるが、個人差の方が大きい、という態度が正しいとされてるじゃないですか。 この「能力」として「認知」を考えれば、男女のどちらにも認知の歪みがあるのが当然で。2021-10-24 01:47:50 GMT+9:002021-10-24 01:47:50 GMT+9:00
なので、「彼女にとっての真実」を、決闘によって神が「真実と」してお認めになったというストーリーなわけだが、それは別に客観的な真実がそうであったというわけはない、と考えるのが普通じゃないかと思うんだけど。2021-10-24 01:53:11 GMT+9:002021-10-24 01:53:11 GMT+9:00
昔、社会が男と女だけで構成されて(いると考えられて)いた頃は、「女性」という枠はマイノリティで、それがフェミニズムの根底にあるんじゃないかと思うんだけど。 弱者の認知の歪みと強者の認知の歪みだったら、強者の認知の歪みが問題にされるべきだ、みたいな事は当然考慮されるべきだよね。2021-10-24 02:02:59 GMT+9:002021-10-24 02:02:59 GMT+9:00
現在では、シスヘテロ女性に限れば、ジェンダー/セクシュアリティにおいては、シスヘテロ男性に次ぐ、二番目のマジョリティ勢力じゃないですか。 にもかかわらず、自分たちはマイノリティだという前提の理論で動くから、言ってる事ややってる事がちぐはぐに見えるのかな。2021-10-24 02:02:59 GMT+9:002021-10-24 02:02:59 GMT+9:00
例えば、レイプは重大犯罪だから、フィクションでも女性被害者を描写するのには細心の注意を払うべきだけど、男が男にレイプされるのなら雑に描いてエンタメとして消費するのも嫌いじゃないし、性的マイノリティ搾取だとか言う奴はミソジニーだ、みたいなのって、ものすごい認知の歪みじゃないですか?2021-10-24 02:14:08 GMT+9:002021-10-24 02:14:08 GMT+9:00
「最後の決闘裁判」 あの映画は、3人の視点の差を見せる事で、それぞれの認知の歪みを描写しているわけで。 性別に関わらず、自分が加害者の立場だったらジャック(アダム・ドライバー)ぐらいには認知が歪んでると思った方がいいですよ、と受け止めるのがいいんじゃないかと思うんだけど。2021-11-02 00:48:35 GMT+9:002021-11-02 00:48:35 GMT+9:00
BL で散々性暴力をエンタメ消費していたタイプの人々が、あの映画では第三章が自分たちにとっての真実、みたいな事を言ってると、うんうん、まさにそれ、それこそがジャックと同じタイプの認知の歪み。第二章を自分に置き換えないのがすごいよねー、本当によくできた映画だよなー、と思うわけですよ。2021-11-02 00:51:30 GMT+9:002021-11-02 00:51:30 GMT+9:00
もうひとつ、これはいろんな感想を読んで思ったのだけど、第三章は metoo と同じ構造の「真実」でもあるんだよね。 被害者の証言だけを元に描かれていて、それが「真実」だと認定され、法廷ではない場所で決着がつき、加害者が吊るされるという。 だから、フェミニズム映画だと捉える人もいるわけで。2021-11-02 00:56:33 GMT+9:002021-11-02 00:56:33 GMT+9:00
自分は、第三章での、決闘で正義が決まるというのは、中世的な馬鹿どものやり方にしか見えないので、あれを「真実」が判明し正当な刑が執行されてめでたいめでたいという風には捉えられなくて。 どちらかといえば、「正義」を法廷ではなく力で勝ち取る事への批判、という風に見える。2021-11-02 01:01:48 GMT+9:002021-11-02 01:01:48 GMT+9:00
この映画、第一章、第二章をミサンドリー全開にした女性達に感想言ってもらって、第三章をミソジニー全開で男どもで好き勝手言って、それをまとめたものを眺めてうわーうわーうわー、こんな風に見えるんだー、ってやるのも面白いんじゃないかと思うのだけど。2021-11-02 01:07:48 GMT+9:002021-11-02 01:07:48 GMT+9:00
自分は、第三章でジャックとの文学談義が全く描写されないのを見て、あー、いますいます、男と別れた途端に、いい事なんて全然なかった、いつも私が我慢するばっかりで、とか言い出すタイプよねー、なんて思ったりしたのでしたが。2021-11-02 01:10:06 GMT+9:002021-11-02 01:10:06 GMT+9:00
第二章はジャック視点なのだが、賢者タイムがめっちゃ冷淡で、うわー、そこはほとんど補正かからないんだー、というのに感心してしまった。 いや、あそこら辺、男同士なら完全に古典 BL 展開だから、賢者タイム出てくるのにすらビックリしちゃったという。2021-11-02 01:36:56 GMT+9:002021-11-02 01:36:56 GMT+9:00