2021.11.06
Our Friend
映画
「Our Friend」を見てきた。 どういう顔で見ればいいのか困る、という映画でした。 末期癌の妻、そのケアで娘2人の世話に手が回らない夫、彼らを助けるために住み込みで生活をサポートする親友、という実話を元にした作品。 タイトル通りで、死にゆく妻ではなく、友人にフォーカスしたつくり。2021-11-06 20:36:36 GMT+9:002021-11-06 20:36:36 GMT+9:00
女性監督だからというのもあるのか、死にゆく妻の描写は薄め、かつ、ドリームが入ってない感じで、男性監督だったらやらないんじゃないかなという容赦なさを感じたり。自分がその立ち位置なら嬉しいだろうけど、周りとしてはたまったもんじゃない、という感じで描かれていて、ある種、冷蔵庫の女的な。2021-11-06 20:43:17 GMT+9:002021-11-06 20:43:17 GMT+9:00
友人くんの方は、何故にそんなに献身的? となるぐらいのいい人で。一応、理由があるにはあると描写されるんだけど、それよりも、男同士の強い友情だとなんでもしてやるんだよ、みたいなドリーム全開なのかも、みたいに思ったりして。 これも男性監督だったら、もう少し生身感がありそうな。2021-11-06 20:44:58 GMT+9:002021-11-06 20:44:58 GMT+9:00
夫婦終末期ものとしては、夏に「スーパー・ノヴァ」を見たので、どうしても比較しちゃうわけで。あ、あちらは、夫夫ですが。 個人的には、どちらも、そんなの素人がどうにかするもんじゃないでしょ、プロに頼れプロに頼れ、という部分があるのですが、それを別にすると、死にゆく側の選択が対照的で。2021-11-06 20:48:22 GMT+9:002021-11-06 20:48:22 GMT+9:00
これ、親友ポジションが女性だったら、さすがに成立しないんじゃないかと思うんだけど、どうなんだろう? 親友くんがゲイでも難しい気がする。今回は、女性と付き合っている描写が出てくるので、そこらへんはクリアしてるんだけど。 でも、だからこそ、パートナーって何? みたいな事は考えちゃう。2021-11-06 20:56:57 GMT+9:002021-11-06 20:56:57 GMT+9:00
夫役はケイシー・アフレック。 なんというか、こういう、クズっぽいところのある男がうまいよなぁ。そして、男に放っておかれないタイプでもあるよね。 夫婦喧嘩のシーンとか、あー、いかにもいかにも、という、妙なリアルさが。2021-11-06 20:59:32 GMT+9:002021-11-06 20:59:32 GMT+9:00