2021.11.13
老いと建築
阿佐ヶ谷スパイダース
吉祥寺シアター
演劇
阿佐ヶ谷スパイダース「老いと建築」@吉祥寺シアター。 一応、話はあるんだけど、それよりも空間と時間の印象の強い舞台で、まさにタイトルどおり。 長塚さんの戯曲ではこういう曖昧模糊としたのは久しぶりの気がするのだけど、自分は結構好きなんだよな。演劇ならでは、という気もするし。 https://t.co/aalbXvrarG2021-11-13 14:36:39 GMT+9:002021-11-13 14:36:39 GMT+9:00
ある意味、出オチで、オープニングのシーンがとても美しく、そして、テーマというか作品構造がそこに凝縮されてもいると思う。 美術と照明が秀逸で、ワンセットで、デカい柱とかも立ってるんだけど、それでも空間の変異がみえるのが、演劇だよなぁと。 中盤の、奥の闇を使ったシーンはゾクッとした。2021-11-13 14:40:52 GMT+9:002021-11-13 14:40:52 GMT+9:00
主役である村岡さんの老女をはじめ、みなさん良かったのですが、各個人を褒めるというよりも、トータルの劇団としての力を感じる舞台だなと。 細かい演出で、みっちりと作り込まれた舞台という気がした。 個人的には、足音の使い方がツボ。何を履いて、どう歩くかで、同じ床なのに全然違う音をたてる。2021-11-13 14:45:30 GMT+9:002021-11-13 14:45:30 GMT+9:00
個人的な記憶とめちゃくちゃリンクする作品でもあって。 祖父母の家が中庭のあるタイプで、しかも構造が複雑で、さらに古い家は建て直したので、自分の記憶もあやふやという、劇中構造にモロにかぶる感じで。 つい、見ている間に、間取りを思い返そうとして、全然わからないぞ? と(笑)2021-11-13 14:58:09 GMT+9:002021-11-13 14:58:09 GMT+9:00
長塚さんが、出番の少ない役で出てるのですが、こういう役をやると長身が効果的。 普段は身長の割には威圧感がないのがカワイイと思うんだけど、この手のクズオブクズも素敵だと思うんだよなぁ。2021-11-13 15:16:48 GMT+9:002021-11-13 15:16:48 GMT+9:00
昔の祖父母の家の間取り、いろいろ思い出してるのだが、やっぱり全然わからない。各部屋のつながり方の記憶がないみたいで。 雪下ろしのために中庭があるのは、地域的にはスタンダードな作りなんだけど、そのまわりってどうなっていたのか。そして、二階に上がる階段が全部で4つあったと思うんだよな。2021-11-13 22:32:36 GMT+9:002021-11-13 22:32:36 GMT+9:00
あ、一階は全部繋がっているのだけれど、二階は物干しになっている部分で分断されているので、両側に階段必要だったのか。 物干しの構造が思い出せないのだが、夏に帰省すると、ちょうど梅干しを干す時期で、ほしてあるのをつまみ食いしたり、すり鉢で紫蘇をゆかりにするのを手伝ったりしたな。2021-11-13 22:44:07 GMT+9:002021-11-13 22:44:07 GMT+9:00
しかし、これ、方向音痴の人の地図と同じ記憶パターンだな。パーツは覚えていても全体を俯瞰する形では記憶しないという。 廊下があった記憶はあるんだけど、部屋との繋がりが曖昧で。2021-11-13 22:50:34 GMT+9:002021-11-13 22:50:34 GMT+9:00
二階の物干しスペースの横は屋根になっていて、そこに梅干しを干したざるを置いていた事は間違いないんだけど、それって、家の構造としてはどうなってたんだろう、というのが思い出せない。 というか、一階と二階の上下対応が全く分かってないんだな。2021-11-13 22:56:42 GMT+9:002021-11-13 22:56:42 GMT+9:00
「老いと建築」 セット中央のテーブルがとてもよかった。 前半の席じゃないと下は見えなさそうだが、2枚の板を X 字に組んで、その上に楕円の天板をのせてある。多分2枚の板は同じ形で、それぞれは曲線を使ったアシンメトリーなデザイン。なので、前後の対称性はなく、左右の対称性はあるという形。2021-11-14 02:03:15 GMT+9:002021-11-14 02:03:15 GMT+9:00