2022.01.15
モンスーン
映画
「モンスーン」を見てきた。 オリジナルのメインビジュアルから、Parker Sawyers の名前も姿も削って、ヘンリー・ゴールディングだけで宣伝するというので、ちょっと話題になったやつです。 6歳の時にベトナムからボートピープルとして脱出した青年の、30年後の帰還。 https://t.co/CZbwG73cRy https://t.co/8MS0ykqHNm2022-01-15 18:30:48 GMT+9:002022-01-15 18:30:48 GMT+9:00
「モンスーン」 特にドラマティックな話があるわけではなく、主人公の心の揺らぎが焦点かな。 時間はピョンピョンと飛ぶのだが、ひとつひとつのシーンはスローテンポなので、その時間感覚に慣れるまでにしばらくかかった。2022-01-15 19:01:23 GMT+9:002022-01-15 19:01:23 GMT+9:00
主人公のキットはゲイなのだが、それがプラスでもマイナスでもなくフラットに描かれている感じだった。ヘンリー・ゴールディングだもんね、そりゃ、モテるでしょ、というのは性的指向とは別の話だしね。 微妙な空気の描写は、子供はいるのか? と訊かれた時ぐらいかな。2022-01-15 19:05:11 GMT+9:002022-01-15 19:05:11 GMT+9:00
「モンスーン MONSOON」のメインビジュアルを二人から一人にしたのは、結構罪が重い気がしてきた。 同性愛関係の方は別にポスターに明示しなくてもいいと思うんだけど、二人がそれぞれベトナムの歴史の何を背負っているか、という事を考えると、この構図から片方を切り取るというのはダメダメだよな。 https://t.co/1ikJSI03nO2022-01-16 01:35:32 GMT+9:002022-01-16 01:35:32 GMT+9:00
リツイート2件。 「男同士のベッドシーン、必要なの?」というのは問題外ですが、一方で、「MONSOON」を「WEEKEND」と並べてオススメするのも、結局は「ゲイ映画」として括ってるのねと思わざるを得ない。 男二人の距離感に似たところはあるけど、テーマからいえばかなり違った作品だと思うんですが。2022-01-31 23:26:40 GMT+9:002022-01-31 23:26:40 GMT+9:00
早く、ゲイ男性が主役の映画が、ゲイ映画枠じゃない形で評価される時代になってくれないかなぁ。 たとえば、「MONSOON」を評するときに、「WEEKEND」と並べるのではなくて、他のロードムービーと並べて話をしてくれるような人が増えるといいんだけど、というだけの話なんだけど、難しいんだろうな。2022-01-31 23:28:47 GMT+9:002022-01-31 23:28:47 GMT+9:00
例えば、「MONSOON」と「WEEKEND」の異性愛バージョンがあったときに、わざわざその二つを並べて話をする人がいるかっていうと、いないと思うんだよな。だって、全然違う話でしょ? でも、同性愛バージョンだと、並べて話をすることに疑問ももたない人の方が多い気がして。2022-01-31 23:36:21 GMT+9:002022-01-31 23:36:21 GMT+9:00
「MONSOON」に関していえば、あの作品をロマンス中心に語るのはあまりよくないというか、監督の本意ではないんじゃないかという気がしないでもない。 中盤に主人公と別の男性との濡れ場が入るのだけど、あれは、ロマンス色が強くなりすぎないように、という事かなと思ったりしたのだった。2022-01-31 23:48:42 GMT+9:002022-01-31 23:48:42 GMT+9:00
じゃあ、なぜ、友人ではなく体の関係を持たせたのかというと、ひとつにはそれが監督にとってのリアルだからだろうし、もうひとつは、体の関係があるとそれぞれのアイデンティティーの深い部分に踏み込みやすいという状況設定として非常に有効だからかなと。お互い簡単に他人に話せる過去じゃないから。2022-01-31 23:51:53 GMT+9:002022-01-31 23:51:53 GMT+9:00