2022.05.14
ブック・オブ・ダスト~美しき野生~
NTLive
ライブビューイング
NTLive「ブック・オブ・ダスト~美しき野生~」を見てきた。 ライラの冒険は全く履修してないのだが、前日譚なので、赤ちゃんのライラが特別な子供であるぐらいの認識で、全く困らずに見られた。 12歳の少年と15歳の少女の冒険譚で、子役を使ってるわけじゃないのだが、子供に見えるんだよなぁ。2022-05-14 13:51:27 GMT+9:002022-05-14 13:51:27 GMT+9:00
演出はニコラス・ハイトナーなので、見る前から安心ではあったのだけど、なかなかすごかったです。 セットは動く壁がメインで、壁と床に映像を投影してシーンを作るので、川面から一瞬でに教会の石の床になったり。 リアルに寄せない映像表現で、演劇的な見立てと相性が良かったと思う。2022-05-14 13:57:34 GMT+9:002022-05-14 13:57:34 GMT+9:00
ダイモンたちは、パペットで。非常に繊細に動く内部ギミックに、紙でできていて LED の光を通す外側という組み合わせで、もっとアップでたくさん見たかったぐらい。 マペット演者の方の表情もいいんだよね。個人的にはコールター夫人のダイモンの使い手さんが気になったのだが、チラチラとしか映らず。2022-05-14 14:01:00 GMT+9:002022-05-14 14:01:00 GMT+9:00
ライラの父親のアスリエル卿は発明家で冒険家で、ダメな大人の代表例みたいな振り切った言動の方で素敵でした。 あれだけダメ人間だと、いっそ、清々しいですなという。 映画版ではダニエル・クレイグだったんだよな。そこだけ知ってる(笑)2022-05-14 14:04:14 GMT+9:002022-05-14 14:04:14 GMT+9:00
ブリッジ劇場は、ハイトナー肝入りで建てた、何でもできる劇場なんだと思うのだけど、今回は舞台中央部分を前に張り出して 10m 四方のアクティングエリアを作り、そこをメインに使う構成。時々両脇から見ている観客が映るんだけど、めっちゃ近い。 そして、時々奥行きを使うのも効果的なんだよな。2022-05-14 14:08:02 GMT+9:002022-05-14 14:08:02 GMT+9:00
ジェラール・ボンヌビルという悪役くんが出てくるんですが、これまたクズ度がめっちゃ高くて、素敵でした。 なんつーか、こういう男もいいよねー、と思っちゃう自分の倫理観にはいろいろ疑問はあるんだけど、実生活でそういう人を選ぶわけじゃないから、まぁいいよね。2022-05-14 15:02:39 GMT+9:002022-05-14 15:02:39 GMT+9:00
途中で「書斎の死体」と「ホーキング宇宙を語る」が出てくるんですが、この世界にもクリスティーとホーキングいるんだ! と、驚いてしまった。彼らのデイモンはどんな姿をしてるんだろう?2022-05-14 15:17:10 GMT+9:002022-05-14 15:17:10 GMT+9:00
wikipedia で「ライラの冒険」を調べたんですが。 「アスリエル卿 ライラの実の父親。当初はライラの叔父と偽っていた。」だって! うわー、さすがアスリエル卿、徹底したクソ親父ぶり! と感心してしまった。2022-05-15 00:01:34 GMT+9:002022-05-15 00:01:34 GMT+9:00
「ライラの冒険」も「ブック・オブ・ダスト」も、kindle がないみたいで、しかも文庫は新潮文庫というわけで、軽率に買うわけにはいかなかったのだった。 積読が増えなくてよかったと思うべきか。2022-05-15 00:14:05 GMT+9:002022-05-15 00:14:05 GMT+9:00
あ、上野のエキナカの本屋さんには「ブック・オブ・ダスト」上下の文庫版に、NTLive の帯つけて平積みになってましたよ!2022-05-15 00:16:03 GMT+9:002022-05-15 00:16:03 GMT+9:00
サブタイトルの「美しき野生」は La belle sauvage で、主人公の少年のカヌーの名前なんです。 sauvage が野生って、どこかで知った記憶があるんだけどと記憶をひっくり返したら、これだ! https://t.co/d1ZDHjVDLt2022-05-15 00:20:38 GMT+9:002022-05-15 00:20:38 GMT+9:00
「ブック・オブ・ダスト」で、カヌーを she でうけていて。 しばらく前に読んだ「言語が違えば、世界が違って見えるわけ」に、海運業界の日刊紙が 2002年に船舶の代名詞をshe から it に変えたという話が載っていたので、ちょうど過渡期なんだなと。2022-05-15 12:17:47 GMT+9:002022-05-15 12:17:47 GMT+9:00
これは「言語が…」の受け売りに近いんだけど。 カヌーを she でうけるか it で受けるかで、アスリエル卿が主人公の少年のことは覚えてなかったのに、カヌーの話をしたらすぐに思い出すという部分の印象がかなり違うよな。 元々ダブル不倫の人だけに、she だと too much クズな気もする。2022-05-15 12:21:03 GMT+9:002022-05-15 12:21:03 GMT+9:00