2022.05.15
お勢、断行
世田谷パブリックシアター
演劇
「お勢、断行」@世田谷パブリックシアター。 前作「お勢登場」は乱歩の短編をまとめた難しさがあったので、全編オリジナルの今回に期待もあったが全く合わなかった。 倉持さん、好きな作家さんなんだけど、おっさんがシスターフッドピカレスクに挑戦すると、こういうキモいのができちゃうのねと。 https://t.co/gDc3DllN7s2022-05-15 15:34:19 GMT+9:002022-05-15 15:34:19 GMT+9:00
主人公のお勢は何考えてるかわかんないし、他の女性キャラクターも、みんな無理! という感じで。 いや、俳優さんたちはいいんですよ。でも、トータルの作りとしてのキモさが上回っちゃうんだよなー。 これ、女性演出家でやったらなんとかなるのか、どうにもならないのかには興味ある。2022-05-15 15:39:44 GMT+9:002022-05-15 15:39:44 GMT+9:00
さっきからキモいと書いてますが、説明しにくいんだよな。 大正浪漫 BL にありがちなモチーフ放り込んで片端から不幸にして作者が悦にいってるのを、うっわーリアル男性の痛みなんて1ミリも考えてないよねー、ジャンル的にしょうがないかーというのを、男女逆転で見せられた感じ。2022-05-15 15:57:44 GMT+9:002022-05-15 15:57:44 GMT+9:00
江口のりこさんの女中、池谷のぶえさんの叔母、千葉雅子さんの看護婦あたりは良かったのだけど、脚本的に無理な行動をやらされないから筋の通ったキャラクターにしやすいというのもあるよな。 大空ゆうひさんの継母は、各シーンはいいんだけど、全体としては便利に掻き回す役割振られてる感じが。2022-05-15 16:07:25 GMT+9:002022-05-15 16:07:25 GMT+9:00
セットは前回と同じような作りで、二階建ての左中右の3つのスライドステージ。 ただ、基本的に一つの家が中心なので、あまり効果を感じず。 時間が行ったり来たりするんだけど、それも効果をほとんど感じなくて、同じ時間を二度目にやる所とか早送りしたくなる感じ。 凝ってるせいでダルくなったかも。2022-05-15 16:12:12 GMT+9:002022-05-15 16:12:12 GMT+9:00
お勢とお屋敷の一人娘のやりとりが、自分にはかなりつらくて。お勢が言葉巧みに誘導する、という関係性なんだけど、雑、あまりにも雑、小学生でもこういう女の二枚舌には気づく、みたいな感じで。 両者ともにバカな女にしか見えないというシーンを男性演出家が作っているという構図がつらいのですよ。2022-05-15 16:36:16 GMT+9:002022-05-15 16:36:16 GMT+9:00