2022.06.26
ジェローム・ロビンズ・トリビュート
パリ・オペラ座バレエ・シネマ
ライブビューイング
パリ・オペラ座バレエ・シネマ「ジェローム・ロビンズ・トリビュート」を見てきた。 愚かな事に、はじまるまで気づいてなかったのだが、2020年に公式が無料配信してたやつだね。最初の「ファンシー・フリー」がはじまって、え、絶対見たことあるやつだコレ、キャストも間違いなくコレ、と(笑)2022-06-26 13:19:48 GMT+9:002022-06-26 13:19:48 GMT+9:00
「ファンシー・フリー」は、パケット、ビュリオン、アリュの水兵三羽烏が楽しい。 これはアリュが最高で。ヤンキー水兵さんですから、エレガントさは捨てて、ちょっとゴリラっぽいぐらいにガニ股と腕肩の角度を深く使って。 ところで、あのガムはどうしてるんだろう? どこかのタイミングで捨ててる?2022-06-26 13:26:22 GMT+9:002022-06-26 13:26:22 GMT+9:00
アリュの会心のソロの後に、パケットのソロがあるんですが、その時のアリュの表情がいいんだよね。 マジでパケットのアニキはズルいよなー、あんなの見せられたら女どもはイチコロじゃんかー、ほら見ろ、俺だって頑張ったのにさー、みたいな、お兄ちゃんを一番大好きなのはキミじゃないの的な。2022-06-26 13:30:09 GMT+9:002022-06-26 13:30:09 GMT+9:00
ふと思ったんですが、ヌレエフ版の白鳥のパラレルで、キャスト違いが兄弟の異世界ないですかね。 要するに、パケットが兄ロットバルトで、アリュが弟ロットバルトというやつ。 弟悪魔くんが、俺の王子には手ぇだすなよ、ホントやめてくれよなー、と困り眉で兄貴に頼んじゃうやつ。2022-06-26 13:34:05 GMT+9:002022-06-26 13:34:05 GMT+9:00
「ダンス組曲」はバッハを使った男性ソロ。 エイマンは、非常に繊細に作り込んでいて、全てのパーツが流れるように動く。 元々、そういう振付なんだろうか? ロビンズもそんなに見てないからわからないのだが、他の上演を見たら、かなり印象が違うんじゃないかという気もしたり。2022-06-26 13:43:55 GMT+9:002022-06-26 13:43:55 GMT+9:00
「牧神の午後」 これ、好きなんだよね。 レッスン室のセットで、舞台の間口が全面鏡になっている、という見立てだと思うのだが、大画面だと鏡に向けた視線の意味がよくわかっていい。 そして、アルビッソンにはマルシャンがサイズ的にちょうどいいと思うんだよな。最後の水平のリフトとか完璧な配置。2022-06-26 13:59:46 GMT+9:002022-06-26 13:59:46 GMT+9:00
見た目の問題として体のサイズを云々するのってルッキズム以外の何物でもないから逡巡もあるんだけど。 でも、ああいう静のリフトだと、絵画的なバランスの比重が大きくなって、しかも牧神とニンフという古典ジェンダーゴリゴリのモチーフなんだから、こういう感想持っちゃうのも許してくれー、と。2022-06-26 14:07:00 GMT+9:002022-06-26 14:07:00 GMT+9:00
最後は「グラス・ピーシズ」という名前の通り、フィリップ・グラスを使った作品。 すみません、所々寝落ちしました。昨晩、夜中に何度か起きちゃったせいで、という言い訳もありつつ、この手の音楽に眠気を誘われちゃうのも。 最初のパート、渋谷の交差点を借り切ってやったら面白いかも。2022-06-26 14:10:01 GMT+9:002022-06-26 14:10:01 GMT+9:00