2022.07.09
鬼
Noism ×鼓童
さいたま芸術劇場
ダンス
Noism ×鼓童「鬼」@さいたま芸術劇場。 「お菊の結婚」と「鬼」のダブルビル。 美しかったし、鼓童の生演奏は迫力あったのだけど、あまりピンとはこなかった。 ダブルヘッダーで集中力がなくて、前半はウトウトしてしまったりも。 ちょっと夏バテ気味なのもあって、一日に二つはダメだな…… https://t.co/bHTeBCQECQ2022-07-09 18:45:59 GMT+9:002022-07-09 18:45:59 GMT+9:00
「お菊の結婚」 海兵将校の白の制服のポプラヴスキーが大変カッコよかったです。そのほかの人たちは人形振りで、Noism らしい精度の高さなのだが、こういう話をこういう風にやられても、今の自分に響くものはないな、という感じで。 そもそも「結婚」なので、話としては not for me なんですよね。2022-07-09 18:49:58 GMT+9:002022-07-09 18:49:58 GMT+9:00
お菊が井関さんなので、話のパワーバランスがよくわからない感じになってるような気もした。 人形振りなんだけど、それが、脆さではなくて、靭さにつながって見えちゃうので、話の展開がいまいち腑に落ちないというか。2022-07-09 18:56:03 GMT+9:002022-07-09 18:56:03 GMT+9:00
「鬼」の方は、先生3人と生徒さんたち、みたいな構成で。金森井関山田のトリオを見られるのが嬉しい気持ちと、カンパニーの将来が心配になる気持ちとが混ざって複雑。 今回、金森さんが井関さんのスタンドで、2人(というか1人と1匹)で山田さんを翻弄するのはエッチでよかったです。新しいパターン。2022-07-09 18:59:52 GMT+9:002022-07-09 18:59:52 GMT+9:00
「鬼」はメイン3人にはキャラ設定もあるっぽいんだけど、半分はシンフォニックバレエの感じ。Noism 1 のメンバーはひたすら群舞。 今日は、そのバランスがいまひとつピンとこなかった。物語に寄るか、音楽に寄るかのどっちかがわかりやすかったかも。 こういうのは見る時のコンディションにもよる。2022-07-09 19:06:44 GMT+9:002022-07-09 19:06:44 GMT+9:00
「鬼」は冒頭のリプライズが中盤にあるのですが、自分は元々音楽があまり覚えられない上に、打楽器だけだと何一つ覚えられないので、どれだけ同じでどれだけ違ってたのか全くわからなくて悔しかった。 鼓童とか、聞いてると血が沸き立つけど、終わるともう何も思い出せないんだよね……2022-07-09 19:35:44 GMT+9:002022-07-09 19:35:44 GMT+9:00
「お菊の結婚」の衣装。お馴染み堂本教子さんで、服としての美しさと、体の線の見えやすさと、動きやすさに気を配ってあると思うのだけど、今回それがちょっと面白い効果で。 自分は、動きやすさと、キャラクターに対する抑圧の大きさを直結して受け取ってるのかなと考え込んだり。2022-07-09 22:28:52 GMT+9:002022-07-09 22:28:52 GMT+9:00
女性の和服の袖を肩の小さなパートだけで繋いであって、すごく自由に動けるようにしてあり、海軍将校のジャケットの方が窮屈に見えたのだ。ジャケットは脱ぐと下がランニングなので、そちらは無防備な感じになって。 ここらへんも、全体を通してのパワーバランスがよくわからなかった理由のひとつか。2022-07-09 22:28:52 GMT+9:002022-07-09 22:28:52 GMT+9:00
Noism って、振付演出家とそのミューズを中心とする、という意味でモンテカルロ・バレエと似ているかなと思っていたのだけど。 ひとつの大きな違いはセカンドキャストでの上演があるかないかだよな、という事に気づいて。ファーストキャストだけでやり続けると、代替わりが難しくなるという。2022-07-09 22:53:48 GMT+9:002022-07-09 22:53:48 GMT+9:00
組織のサイズと流動性、みたいな話なのかもしれないが。 ある程度以上のサイズがないと複数キャストでの上演ってできないわけで、そう思うと、長期にわたって代替わりしながら続けられるカンパニーの最低サイズみたいなのもあるのかなとか。2022-07-09 22:56:44 GMT+9:002022-07-09 22:56:44 GMT+9:00
これ、金森さんがどう考えているかはわからないんだけど、ここしばらくは Noism 0 は個人として使うが、Noism 1 は集団として使う、みたいな作品の割合が高い気がしてて。 もしかしたら、そういう方向に舵をきることにしたのだろうか、と思ったりも。2022-07-09 23:00:27 GMT+9:002022-07-09 23:00:27 GMT+9:00