2022.07.18
ロイヤル・バレエ・ガラ Bプログラム
英国ロイヤル・バレエ団
オーチャードホール
バレエ
英国ロイヤル・バレエ団「ロイヤル・バレエ・ガラ Bプログラム」@オーチャードホール。 1幕はウィールドンが3本という、えーっと言いにくいんだけど、個人的にはちょっと不安なプログラムだったんですが、さすが本家でなかなかでした。 https://t.co/SrpcGtK8YP2022-07-18 15:19:37 GMT+9:002022-07-18 15:19:37 GMT+9:00
幕開けはバランシンの「ダイヤモンド」から。 サラ・ラムは、ものすごく緻密に計算された踊りをするよな。ダイヤモンドにふさわしい究極のカッティング技術、みたいな。 平野さん、女性を素晴らしく見せるのは代え難い資質だと思うんだけど、ひとつぐらい目立ちまくりの演目も入れてあげて欲しかった。2022-07-18 15:24:51 GMT+9:002022-07-18 15:24:51 GMT+9:00
アリスの3幕のパ・ド・ドゥ。発表になった時は、ウィールドンにしても、ほかにいくらでもマシなのあるでしょ、と思っていたのだが、結構面白かった。 キャンベルは悪くないぐらいだったんだけど、高田アリスがおもしろくて。ウィールドンの振付って、つまらなくも面白くも踊れる不思議さが。2022-07-18 15:28:17 GMT+9:002022-07-18 15:28:17 GMT+9:00
「アフター・ザ・レイン」 ウィールドンの男女パ・ド・ドゥの中では汎用性の高い美しさを持つ作品だと思っているのですが、今日のヌニェスとクラークも美しかった。 ただ、クラークの裸の上半身が素晴らしくて、ついそっちに目が。肩を少し後ろに引いた時のデコルテのラインとか美術品のような。2022-07-18 16:51:18 GMT+9:002022-07-18 16:51:18 GMT+9:00
アシュトンの「精霊の踊り」。 ブレイスウェルはAB毎回これを踊ってたんだよね。似合うし、悪い作品だとは思わないけど、そこまで推すほどでもと思うんだけど。 せっかくなら現代作品もひとつ見てみたかった。2022-07-18 16:53:41 GMT+9:002022-07-18 16:53:41 GMT+9:00
ウィールドン3本目は「ウィズイン・ザ・ゴールデン・アワー」をラムとサンベで。 いいパフォーマンスだったとは思うのだけど、ウィールドンのここら辺のはあまりピンとこないところも。2022-07-18 16:56:21 GMT+9:002022-07-18 16:56:21 GMT+9:00
アシュトンの「ラプソディ」、踊りはよかったんですが。 キャンベル、好きなんだけど、この手の衣装だと白Tシャツ着た兄ちゃんっぽくなるから、ちょっと考えてあげてーとか思ってしまう。 なんでなのかな。首から肩のラインとピチピチ感?2022-07-19 00:07:44 GMT+9:002022-07-19 00:07:44 GMT+9:00
「ドン・キホーテ」はナグディとコラレス。今回、宴会部長的な役目をおおせつかってる感じの2人ですな。ナグディは朝のレッスンでもやっていたバランスが見事に決まっていた。 コラレス、バジルは似合いますなぁ。腰のラインにセクシーさが欲しい役なのですが、とてもいい感じだった。2022-07-19 00:13:44 GMT+9:002022-07-19 00:13:44 GMT+9:00
後半は「タイスの瞑想曲」でスタート。平野さんがちょっとガタガタしてたような気がしたが、全体としては美しくてよかった。 でもでもでも、せっかくなら、ひとつぐらいは、この2人でドラマティックなのやって欲しかったなぁ。「うたかたの恋」のルドルフとマリーとか2人とも評価高いでしょ?2022-07-19 00:16:57 GMT+9:002022-07-19 00:16:57 GMT+9:00
アーサー・ピタがエドワード・ワトソンに振り付けた「インポッシブル・ヒューマン」の世界初演を見させていただくという光栄に浴しました。 美しくも歪んだ雰囲気があって、進化の袋小路にいる生き物みたいだなと思ったり。2022-07-19 00:21:54 GMT+9:002022-07-19 00:21:54 GMT+9:00
「マノン」の寝室をナグディとクラークで。 とてもよかったんだけど、なんというか、マノンにしては、お似合いすぎというか、内在的な不釣り合いさを感じないので、そのままハッピーエンドに爆走しそうな2人でもあり。ロミジュリで見てみたいと思ったりもした。2022-07-19 00:28:05 GMT+9:002022-07-19 00:28:05 GMT+9:00
マクレガーの「クローマ」を高田さんとサンベくんで。 自分的にはこれが今回一番の衝撃だったかも。高田さん、怖っ! という。すごいじゃなくて、もはや怖いに近かったんですよ。あれはなんだったんだろう。マクレガーって人間からすこしズレた感じの振付すると思ってるんですが、そこへのハマり方が。2022-07-19 00:31:59 GMT+9:002022-07-19 00:31:59 GMT+9:00
組み合わせもすごくよかったと思う。 マクレガーをとても人間的に踊るサンベくんと、とても非人間的に踊る高田さんとで、しかも踊りには調和があって。 あー、そうか、異類婚姻譚系のツボなんだな。2022-07-19 00:33:42 GMT+9:002022-07-19 00:33:42 GMT+9:00
いままで、この言葉を当てはめてみたことがなかったんだけど、高田さんって実はものすごく「個性の強い」ダンサーなのではと。 意識的に変えているとかではないと思うんだけど、振付家の意図を超えて、彼女独自の色がついてしまう部分があるような。2022-07-19 00:38:47 GMT+9:002022-07-19 00:38:47 GMT+9:00
「ロミオとジュリエット」のバルコニー。 これはちょっと微妙だったかも。いや、全体的には悪くなかったんだけど。コラレスくん、さっき褒めたと思ったらすぐこれだ、ジュリエット担いでヨロヨロするんじゃない、終わったらすぐスクワット100回! みたいなのがあって。2022-07-19 00:44:00 GMT+9:002022-07-19 00:44:00 GMT+9:00
最後は「グラン・パ・クラシック」。 ど真ん中の王道で堂々と締めくくりたい、といった感じを受けました。ヌニェスはもちろんだけど、ブレイスウェルも立派に責務を果たした踊りだったような。2022-07-19 00:46:46 GMT+9:002022-07-19 00:46:46 GMT+9:00
「ロイヤル・バレエ・ガラ」 今日は、ダブルブッキング的事情で席が振り替えになって、オーチャードの中では抜群に視界がいい席をお願いしたのですが。 いやー、20列は客層が悪くて気分が下がりますね。招待席エリアじゃないかと思うんだけど、豚に真珠とかの言葉が脳裏をちらついちゃいましたよ。2022-07-18 23:46:06 GMT+9:002022-07-18 23:46:06 GMT+9:00
多分だけど、列ごとの拍手を集計したら、20列が一番静かなんじゃないですかね。全然拍手しねーんだ。 オペラグラス所持率も最低かも。演目終わると連れにすぐ何か話しかけるご婦人がいたり。2022-07-18 23:49:13 GMT+9:002022-07-18 23:49:13 GMT+9:00
隣の高齢男性は前半のかなりの部分をウトウトしてて、演目終わるとお義理でちょっとだけ拍手という感じだったのだが、ドンキだけしっかり起きてて、しかもフェッテで手拍子までするという、あー、なるほど、こういう感じの人が喜ぶかどうかってのも、演目選定の理由になるのかなと納得したり。2022-07-18 23:53:26 GMT+9:002022-07-18 23:53:26 GMT+9:00
視界的には、オーチャードでこれ以上ないという席だったのだけど、観劇の時に感じるまわりとの一体感みたいなのがゼロというかマイナスで。 なんで、一番いい席に、たいして興味もない人たちが座ってるんだろうなと、やりきれない思いをしました。2022-07-18 23:58:36 GMT+9:002022-07-18 23:58:36 GMT+9:00