2022.08.13
NHK バレエの饗宴
NHK ホール
バレエ
「NHK バレエの饗宴」@ NHK ホール。 自分のコンディションがいまひとつだったのか、全体的にあまりピンとこず。 席もよかったんだけど、なんとなく集中力に欠けて。低気圧のせいか? どちらかといえば台風とかはワクワクしちゃう方なんだが。 https://t.co/43GZPYaWTh2022-08-13 18:51:00 GMT+9:002022-08-13 18:51:00 GMT+9:00
「NHK バレエの饗宴」 最初は「Variations for four」という男性四人のための作品。次の「パ・ド・カトル」と同じアントン・ドーリンの振付で、一緒に上演すると男女それぞれ4人出せてバランスがいいのかな。 四大元素が当てられているのだが、踊り自体にはそういう雰囲気は感じなかった。2022-08-13 23:43:01 GMT+9:002022-08-13 23:43:01 GMT+9:00
ソロパートが結構技巧的なのだが、いまいちシャッキリせず。オリジナルキャストそれぞれの得意技盛り込みました、みたいな作品だと思うので、踊りこなすのが難しいのかもしれない。 こう言っては何だが、他に見所のある作品でもないので、テクニックをビシッと決めないと気の抜けたビールみたいな。2022-08-13 23:47:41 GMT+9:002022-08-13 23:47:41 GMT+9:00
「パ・ド・カトル」 こちらは女性4名で、それぞれに役名もある作品。 ペローの振付で上演された時の絵がベースになっていて、衣装もこれを踏襲することが多いと思うのだが、今日はチェッリート役の水谷さんの髪の花が少なかった。ピンチヒッターだからだろうか? https://t.co/uAfg0EfDSo2022-08-13 23:55:13 GMT+9:002022-08-13 23:55:13 GMT+9:00
女性4名みなさま美しくてよかったのだけど、この作品は見ててモヤモヤする部分もあって。一つ前の男性4人がほぼフラットな四人組なのに対して、こちらは年齢ヒエラルキーのある構成で、さらに女は歳をとるとアクセサリーや花を増やすことでカバーする、みたいな元の絵の価値観を重ねちゃうので。2022-08-13 23:58:47 GMT+9:002022-08-13 23:58:47 GMT+9:00
「牧神の午後への前奏曲」 平山素子さんの振付で、2013年の「Trip Triptych」の作品に、今回ニンフ2人のパートを追加したとのこと。 初演も見てるのだけど、ハーフミラーを使った装置は覚えてないんだよな。ああいう吊りものなかったような気がするんだけど、はるか昔なのでなんともいえず。2022-08-14 00:04:47 GMT+9:002022-08-14 00:04:47 GMT+9:00
メインは小尻健太さんのソロ。 よかったのだけど、なんとなく違和感が。見る自分の変化なのかもしれないけれど、振付と身体性がマッチしていないような気がして。 肉体が成熟したのだけど、振付の方はもっと青い時代の体のためにできている、みたいな。2022-08-14 00:11:27 GMT+9:002022-08-14 00:11:27 GMT+9:00
「ウェスタン・シンフォニー」 少し固かったような。これ、アウェーで1回公演というのはきつい演目なのかも。ホームの千秋楽でちょっとハメを外したぐらいのどんちゃん騒ぎ的な雰囲気の方が合うと思うんだよね。 群舞、とくに男性陣が、緊張してノーブルな方向に行っちゃうとバカっぽさが出ないので。2022-08-14 00:16:36 GMT+9:002022-08-14 00:16:36 GMT+9:00
男性はカウボーイなので、歩く時は大股、止まっている時は足幅のスタンスを広く取るか、いっそガニ股気味、みたいなのが欲しくて、誰か1人がうっかり足を揃えて王子立ちになる瞬間があったりすると、そこで雰囲気が崩れちゃうんだよね。 そこらへん、男性ソリスト4名はさすがでした。2022-08-14 00:19:27 GMT+9:002022-08-14 00:19:27 GMT+9:00
ラブロフスキー「ロミオとジュリエット」のバルコニーを永久メイさんとビクター・カイシェタで。 今回、個人的にはこれが一番よかったかな。物語を強く感じさせてくれる作品が好きなんだと。 振付自体がものすごく優れているとまでは思わないのだけど、2人の踊りがとてもよかった。2022-08-14 00:22:53 GMT+9:002022-08-14 00:22:53 GMT+9:00
カイシェタはオランダ国立と書いてあって、最初 ??? だったのだが、今年マリインスキーから移ったと書いてあって納得。世界情勢がこんな形でバレエ界に大きな影響をもたらすなんて、一年前は思いもしなかったよな。2022-08-14 00:24:55 GMT+9:002022-08-14 00:24:55 GMT+9:00
カイシェタのロミオは恋に一直線で好ましい。ロミオはこういう「全力」の感じが欲しいんだという満足感。 そして永久さんのジュリエットは、軽いジャンプとか、ちょっとした仕草とか、そういうところに心が浮き立つような瞬間があって、素敵だった。2022-08-14 00:28:52 GMT+9:002022-08-14 00:28:52 GMT+9:00
ドンキのグラン・パ・ド・ドゥを菅井さんと清瀧さんで。 見応えあったのだけど、菅井さんはこういうのばかりで見てる気がして。 テクニックが強いし、最後のダイアゴナルのジャンプみたいなピケとか何事? っていう楽しさもあるのだけど、そこを見たいわけではなかったりするんだよね。2022-08-14 00:32:32 GMT+9:002022-08-14 00:32:32 GMT+9:00
どちらかといえば前半部分での、音をたっぷり使ったり、ものすごくシャープに拾ってキレよくみせたり、という緩急自在の音楽性と、そこにのせる表現なんかが素晴らしさだと思っているので、グランフェッテで手拍子されてるのを見たいわけじゃないんだよーみたいな気分があったりなんかして。2022-08-14 00:35:00 GMT+9:002022-08-14 00:35:00 GMT+9:00
最後は中村祥子さんと厚地さんに金森さんが振り付けた「Andante」。 うーん、これ、「バレエダンサー向けのよくあるコンテ」っぽいなー、と思ってしまった。初回コラボレーションあるある的な、互いに歩み寄った地点。 衣装脱いだり背景幕動かしたりも、小手先の味変みたいに感じて。2022-08-14 00:43:00 GMT+9:002022-08-14 00:43:00 GMT+9:00
「かぐや姫」でもそうだったので、自分は金森さんがクラシックに寄せて作った作品には、あまり惹かれないのかも。 まぁ、振付言語として確立されたものを持っていて、それを実現するバレエ団も持っている方なので、そこで上演される作品と比較しちゃうと、なんとなく物足りなく思っちゃうのかも。2022-08-14 00:49:01 GMT+9:002022-08-14 00:49:01 GMT+9:00
リツイートした「振付ミルタ」がツボに入ってたまらん。 テレビ放映の時に、4人ヒラリオンだと思って脳内にミルタとウィリ達を召喚してしまいそう。 着地5番! 逆回りだからって甘えない! バランスキープ、ブレるな! フリーレッグきちんと伸ばす! みたいな。 ミルタ様の持つ木の枝が鞭に思えるな。2022-08-14 12:56:51 GMT+9:002022-08-14 12:56:51 GMT+9:00
リツイートした「Variations for Four」の動画を見てるんだけど、やっぱりこれ、むずいよな。 4人選んでから割り振るんじゃなくて、それぞれの振付に入っている技術が得意な人を4人集めてやらないとつらいのでは。 はい! オレ、順方向逆方向同じだけ回れます! みたいな人が4人必要なわけで。2022-08-14 13:09:32 GMT+9:002022-08-14 13:09:32 GMT+9:00
リツイートした「ウェスタン・シンフォニー」の演奏の雰囲気は自分も気になった。冨田さんはとても信頼してるバレエ指揮者なんだけど、この作品はバレエっぽくない演奏が欲しくて。 個人的には、クックロビン音頭ぐらいの、かかった途端に客席ざわめきそうなテンションでいって欲しいぐらいなので。2022-08-14 13:29:12 GMT+9:002022-08-14 13:29:12 GMT+9:00