2022.10.29
ジゼル
新国立劇場バレエ団
新国立劇場オペラパレス
バレエ
新国立劇場バレエ団「ジゼル」幕間。 米沢さんのジゼル、どんな感じなんだろうと思っていたら、想像とは全然違っていた、 純真というより、発達が遅れていてるとか、神の子的な雰囲気があって。神様はあの子に踊る才能だけしかくれなかったんです、せめて人並みに丈夫な体だけでも、みたいな。 https://t.co/xUUQM7TSIg2022-10-29 19:06:23 GMT+9:002022-10-29 19:06:23 GMT+9:00
知的な面や感情的な面での発達が遅れていると思ってみると、ものすごく納得する部分があるんだよな。 行動が短絡的衝動的なのとか、周囲の中で特別扱いされてるのとか、バチルドが首飾りあげるのなんかも、見ていてストンと腑に落ちる。2022-10-29 19:09:09 GMT+9:002022-10-29 19:09:09 GMT+9:00
狂乱の場は、とにかく痛々しい。元々、少しコミュニケーションが難しかった人が、完全に足を踏み外していくというのが見えるので。 そして、時々、瞬間的に正気っぽい目になるのが、見ていて本当に辛い。 そこで、現実と虚構を行ったり来たりしちゃうのか、それは、あまりにもツラいよ、と。2022-10-29 19:12:36 GMT+9:002022-10-29 19:12:36 GMT+9:00
渡邊アルブレヒト、登場時の剣を外すの忘れてたよの仕草があまりにもカッコよくて、お前に二股かけて許される要素なんてひとつもねぇ!! と思いながら見はじめたのですが、ジゼルとの追いかけっこのシーンで、コロッとやられまして。 いや、だって、すごいんですよ、ジゼルの腕を掴まないの!2022-10-29 19:18:14 GMT+9:002022-10-29 19:18:14 GMT+9:00
アルブレヒトが逃げるジゼルの二の腕を触るじゃないですか、普通はそのまま腕を掴んじゃって、あら DV 男の素養あるわね、みたいになるんだけど。 そのままジゼルが逃げる間は掴まずに手を滑らせて行って、ジゼルが自分で止まった時に手首のあたりでそっと掴む、という感じなんだよね。参りました。2022-10-29 19:21:05 GMT+9:002022-10-29 19:21:05 GMT+9:00
アルブレヒトの二股、いろんなバージョンがあると思うんだけど、今回は、きみにジゼルを傷つけようとするつもりがなかった事だけはよくわかった、と思いました。 いや、だからって許されるって話でもないですが、米沢さんの役作りとあいまって、彼にとってはここだけ別時空だったのかな、みたいに。2022-10-29 19:24:10 GMT+9:002022-10-29 19:24:10 GMT+9:00
「ジゼル」終演。 2幕もとても面白かった。 米沢ジゼル、うまい表現が見つからないんだけど、こんなに空っぽなジゼルは初めて見たかも。 登場シーンは人格なしでやるのが多いとは思うんだけど、中身完全ゼロ、肉体も重量半分ぐらいで、のっぺらぼうなのに「踊り」だけがあるという。 https://t.co/E78qISIDjQ2022-10-29 20:46:00 GMT+9:002022-10-29 20:46:00 GMT+9:00
2幕が進んでいっても、中身は基本的に残留思念っぽくて、単純だからこそ強い想い、みたいな、人を離れた雰囲気が。 そして、月が落ち、夜明け前の闇が晴れた後、最後の最後だけトータルの人間に戻ったのかなと。 ウィリとして死んだのではなくて、人に戻って死んだ、という気がした。2022-10-29 20:50:34 GMT+9:002022-10-29 20:50:34 GMT+9:00
渡邊さん、そんなに見てないだけど、比較的地に足のついた役を作るイメージだったんですが。 2幕のアルブレヒト、完全に片足が幽世に入ってませんでした? ジゼルの花を受けるシーンはそのまま昇天しそうだったし、バリエーションで倒れた後は心臓止まってて、ジゼルが再起動したのかもぐらい。2022-10-29 20:55:13 GMT+9:002022-10-29 20:55:13 GMT+9:00
2幕のアルブレヒトが踊る動機って、生き延びるためだったり、愛を証明するためだったり、いろいろあると思うんだけど、今日の渡邊アルブレヒトは、そこにジゼルがいて、そこに踊りがあるから踊っていて、生死はすでに乗り越えている、みたいな感じでした。 あの後、そのまま死ぬのか、生き延びるのか。2022-10-29 20:57:06 GMT+9:002022-10-29 20:57:06 GMT+9:00
渡邊アルブレヒトの生き延びた後バージョンって、とても静かな余生を過ごすか、命知らずの戦士として重用されるか、みたいな事を考えちゃう。 私の心も体もすでに死んでいるのです、今更恐れるものなどありません、とか似合うと思うんだよな。2022-10-29 21:01:24 GMT+9:002022-10-29 21:01:24 GMT+9:00
花占いのシーンって、いや、それはないだろ、みたいになりかねないと思うんだけど、今日は、そうか、情緒の発達がここまでの段階なのか、と。 占いの結果を本気で心配しちゃうぐらいの年齢。6枚が数えられないけど、4枚は数えられる、それぐらいの。 アルブレヒトも、恋愛とは少し違ってたのかもと。2022-10-29 21:08:07 GMT+9:002022-10-29 21:08:07 GMT+9:00
渡邊さん、まだどういうダンサーなのかがよくわかってない気がするので、「マイヤーリンク」とか「アルルの女」とか、そういうやつで見てみたいな。 新国立のレパートリー、男性の複雑な役柄、とくにイカれた系列のって何かあったっけ?2022-10-29 21:12:33 GMT+9:002022-10-29 21:12:33 GMT+9:00
そういえば、今日も序曲がはじまってちょっとのところで、オケピから2人が去っていったのだが、あれはどの楽器の方なんだろう。 注意して見ていよう、と思っていたのに忘れてた……2022-10-29 21:44:52 GMT+9:002022-10-29 21:44:52 GMT+9:00
先程、オケピから脱出する方の楽器が気になると呟いたら、教えていただきました。ありがとうございます! 確かに、最初でジャーン! って鳴るけど、その後は出番ないよな。2022-10-29 23:15:24 GMT+9:002022-10-29 23:15:24 GMT+9:00
ジゼル復活前のウィリ達の総踊り、最後の止めポーズが、平ウィリはお腹の前で手を組んで、ミルタだけが胸の前でクロスになるじゃないですか。 なので、ミルタだけが止まるのが少し遅くなるんだけど、最後まで一人だけゆったりと動いて悠然と止まる、というのが女王だ! と思ったのでした。根岸さん。2022-10-29 23:19:22 GMT+9:002022-10-29 23:19:22 GMT+9:00
ウィリの交差の拍手、今日は1度目の交差では起こらず、2度目の交差の途中からでした。進化してる! 自分はこれなら悪くないかなと思った。もしかしたら、一度拍手止まってもう一度拍手はじまるのが苦手なのかも。踊りの流れとは別の強弱が重なっちゃうからかな。2022-10-29 23:52:37 GMT+9:002022-10-29 23:52:37 GMT+9:00
これを書くのは恥ずかしい部分もあるんですが。 今回の「ジゼル」は、3回見たんだけど、一睡もしなかったんですよ。ええ、いろいろと間違ってるのはわかってます。 でもでも、それはプロダクションの出来がいいって事だと思うんですよ。寝ないジゼルすごいでしょとか、大声では言えませんが。2022-10-29 23:55:33 GMT+9:002022-10-29 23:55:33 GMT+9:00