2022.12.17
うたかたの恋ーマイヤリングー
英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン
ライブビューイング
英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン「うたかたの恋ーマイやリングー」を見てきた。 ギリギリ移動の2本目で集中力が足りなくてウトウトしちゃったせいもあるんだけど、いまひとつ自分にはハマらなかったかな。 というか、平野さんのルドルフが自分に向いてなかったところはあるかも。2022-12-17 18:28:56 GMT+9:002022-12-17 18:28:56 GMT+9:00
これは完全に自分の趣味の問題なんですが、横柄な態度のコワモテ系大男が、カワイイのツボに入るか、かなり苦手になるかの境目が微妙なところにあって、今日の平野さんのルドルフは後者だったんだよな。 あー、無理無理無理、デカいくせにナイーブぶって、しかも平気で暴力振るうDV系の奴、みたいな。2022-12-17 18:31:44 GMT+9:002022-12-17 18:31:44 GMT+9:00
多分、平野さんの雰囲気が「大人」なのがいけないんだと思う。もっとガキくさい大男だと、まぁ、しょうがねえよな、みたいな可愛さに転ぶ事も結構あるんだけど。 分別ある大人っぽさがあるだけに、地が DV なのねー、みたいな印象になっちゃうというか。2022-12-17 18:34:56 GMT+9:002022-12-17 18:34:56 GMT+9:00
ここらへんに関しては、ホント申し訳ないというか、完全に偏見なんだけど、体の大きさ依存の部分が大きくて。 例えば今日の平野さんの演技で、体のサイズがマックレーぐらいだったら、自分の受ける印象は全然違ったと思うんですよ。 トキシック・マスキュリニティの一種だよね、「デカいくせに」って。2022-12-17 18:44:18 GMT+9:002022-12-17 18:44:18 GMT+9:00
女性プリンシパルが、オシポワ、モレーラ、ヌニェス、ヘイワードと4人出演。 ヘイワードのステファニーが面白かった。1幕のパ・ド・ドゥがかなりアグレッシブで、スタートのボタンの掛け違えがなかったら似合いのご夫婦になったのではと思うような、息が合いそうで合わない絶妙なラインの踊り。2022-12-17 18:48:33 GMT+9:002022-12-17 18:48:33 GMT+9:00
オシポワのマリー、単体ではよかったのだけど、平野さんとのパートナーリングがあとひとつな印象で。めっちゃ複雑なリフトが多用されるせいもあるけど、少しゴツゴツした感じが。 なので、ルドルフがマリーを取り回しきれてない、みたいに見えるんだよな。そういう役柄解釈なのかもしれないけど。2022-12-17 18:53:18 GMT+9:002022-12-17 18:53:18 GMT+9:00
リース・クラークが4人のハンガリー将校に入っていて、プリンシパルになっても、この役をやってくれるのかとありがたく。 平野さんとの男PDD 的パートは大変に楽しかったです。ほら、横柄な大男の皇太子も、それよりデカい将校が隣にくればカワイイじゃないですか。 こういうのもルッキズムですが。2022-12-17 18:58:48 GMT+9:002022-12-17 18:58:48 GMT+9:00
幕間のインタビューでデボラ・マクミランが、初演の時にルドルフを踊る事が出来たのは3人しかいなかった、今ではダンサーの技術の進歩で踊れる人が増えている、というような事を。 その3人の中にウェイン・イーグリングがいて、そうなのか! と。自分にとっては新国立のくるみ割り作った人、なので。2022-12-17 19:36:09 GMT+9:002022-12-17 19:36:09 GMT+9:00