2023.02.04
The Voices of the West End 2023
オーチャードホール
コンサート
「The Voices of the West End 2023」@オーチャードホール。 大変に満足なコンサートでした。アフタートークが終わったら16時過ぎ。 歌手の方々が素晴らしいのはもちろんなんだけど、セットリストというか構成が大変に好みで。 歌謡ショーではなくて、ミュージカルコンサートとはこういう事だよなと。 https://t.co/CIf2jPu1Kh2023-02-04 16:35:18 GMT+9:002023-02-04 16:35:18 GMT+9:00
アンコールの2曲目、セットリストだと「民衆の歌」なので、順当に見えるかもしれないんですけど、レミゼのエピローグ全部なんですよ! 確かにバルジャンとマリウスいるから、女性2人でファンテとコゼットで、ピッタリではあるんだけど、まさかコンサートの大ラスにそこ持ってくるとは思わないじゃん!2023-02-04 16:44:01 GMT+9:002023-02-04 16:44:01 GMT+9:00
いや、まさか、JOJ の “On this page I write my last confession” が生で聞ける日が来るとは。イギリス行って全幕見なきゃ無理に決まってる、みたいなパートだと思っていたので。2023-02-04 16:51:00 GMT+9:002023-02-04 16:51:00 GMT+9:00
しかし、パパは聖者だのところのマリウスくん、原詩だと He took me from the barricade Carried like a babe と歌っているので、消防士担ぎとかじゃなくて、赤ちゃん抱っこだったという事ですかね。2023-02-04 16:53:53 GMT+9:002023-02-04 16:53:53 GMT+9:00
「オペラ座の怪人」「LND」の流れの中に「The Point of no return」を入れてくれたのも良かった。 普段コンサートではやらない、 does not work だから、みたいな事を言っていて、確かにコンサートでここを選ばないかなという曲ではあるんだけど、単体としても素晴らしかったし、流れができる。2023-02-04 17:10:37 GMT+9:002023-02-04 17:10:37 GMT+9:00
ファントムって、オペラ座でもアレなのに LND に至ってはもう……みたいな人じゃないですか。Til I hear you sing とか、普通に聞くと完全ストーカーソングでしかないわけで。 でも、今日の流れだと、しょうがない、キミの場合はしょうがない、というか、ここまでの執着はやっぱり夢でもあるよねと。2023-02-04 17:15:04 GMT+9:002023-02-04 17:15:04 GMT+9:00
古典バレエのクズ男四天王とかもなんだけど、冷静に考えると箸にも棒にも引っかからないはずなのに、舞台を見ている時にはどうしようもなく心を動かされてしまうというのは、舞踊やミュージカルの力が強く働くのかなと。 いや、どれだけ理性が止めてもJOJ のファントムには落ちるよね、という話。2023-02-04 17:31:06 GMT+9:002023-02-04 17:31:06 GMT+9:00
「The Voices of the West End」 音楽監督・指揮・編曲は、ジョン・クオーク氏。2018年の JOJ コンサートですっかりファンになってしまったのですが、彼が音楽監督ならまちがいないでしょという信頼が。 有名な曲をただ並べて歌うみたいなコンサートとは違って、それぞれのパーツを組み上げて語る。2023-02-04 21:14:16 GMT+9:002023-02-04 21:14:16 GMT+9:00
と、書いて気づいた。あれですよ、普通のガラと「ジョン・ノイマイヤーの世界」の違い、みたいな、あそこまでではないけれど、トータルの構成力を感じるコンサートだったわけです。 ひとつのテーマは、コロナ後の世界における再生や希望かな。今日の自分はそこに勇気をもらったような気になった。2023-02-04 21:17:57 GMT+9:002023-02-04 21:17:57 GMT+9:00
MC の時間をほとんど取らないで、前奏にかぶせてトークをしちゃったりするんだけど、2曲目「Man of La Mancha」に合わせての JOJ のトークとか、この曲に合わせてそんな事言われたら早速泣くでしょみたいに。既に詳細覚えてないんだけど。 そしてサンチョが JQ でニコニコしちゃうという。2023-02-04 21:22:40 GMT+9:002023-02-04 21:22:40 GMT+9:00
クオーク氏は指揮姿が曲にあわせて様々で、ミュージカルの幅の広さを体現するような方でもあったなと。 クラシックからロックまで、というのももちろんなんだけど、Anything goes でお尻フリフリしてたかと思えば、I could have dance all night ではソシアルの男性のような広い肩のラインで。2023-02-04 21:27:32 GMT+9:002023-02-04 21:27:32 GMT+9:00
「ミス・サイゴン」の2曲はアリスター・ブラマーがすごくよかった。Why God Why? は、アメリカ系ほど脳味噌筋肉ではない、少し違うタイプの傲慢さがへし折られた感じがあって、さすが持ち役と感心。 そして Last night of the world、声が時々金管っぽくて、ここまでサクソフォーンになるのかと。2023-02-04 21:34:52 GMT+9:002023-02-04 21:34:52 GMT+9:00
レミゼのメドレーは、囚人船のオーバーチュアからカフェソング、A heart full of love、BHH という構成。A heart full of love 入れてくれたの嬉しかったなぁ。 そして、この三重唱があるからこそ、アンコールでのエピローグの感動もひとしお、という。2023-02-04 21:38:23 GMT+9:002023-02-04 21:38:23 GMT+9:00
第一部のオーバーチュアが Wicked だったので第一部にやるのかと思っていたら、第二部最後にメドレーで。 これも、As long as you're mine から Dancing through life に行って、Defying gravity で締めるという憎い構成。 ケリー・エリスの DG はさすがの一言で、さらに編曲も良くて大満足。2023-02-04 21:46:55 GMT+9:002023-02-04 21:46:55 GMT+9:00
ブラマーの Dancing through life も良かった。曲順的には舞台と逆で、シリアスやってすぐに脳味噌空っぽに繋ぐから難しいと思うんだけど、自分があの曲に求めるスコンと抜けた感じがあって好みでした。 あー、wicked 来日キャストでやってくれないかなぁ。2023-02-04 21:49:54 GMT+9:002023-02-04 21:49:54 GMT+9:00
本編最後は Dear Evan Hansen から You Will Be Found を4人で割って歌ってくれて。 映画で見た時はちょっと斜めに感じてしまった曲なんだけど、今日はものすごくストレートに感動して、ちょっと泣いてしまった。役柄としての歌ではなくて、メッセージソングとして聴いたのかも。2023-02-04 21:58:18 GMT+9:002023-02-04 21:58:18 GMT+9:00
アンコール、最初は Wicked から1曲と言って、スマホのライト点けて降ってね、と JOJ 恒例(?)の突如の無茶振り(笑) 待って待って、電源切ってしまってあるんだから、と慌てて取り出してとやってる間にさっさと For Good はじまって。曲の進行にあわせて少しづつライト振ってる人が増えるという。2023-02-04 22:03:41 GMT+9:002023-02-04 22:03:41 GMT+9:00
アンコール2曲目は、レミゼのエピローグから funny scene を、と言ったような気がしたんだけど、聞き違いだったのか JOJ ジョークなのか。2023-02-04 22:18:51 GMT+9:002023-02-04 22:18:51 GMT+9:00
アフタートークの QA もたっぷりやってくれて、とても楽しかったです。既に内容全然おぼえてない鳥頭なんですが…… クオーク氏がバーンスタインの話をしたり、アナ・オバーンがオペラ出身なんだけど darkside に来ちゃったとか日本のスナックが大好きと言ってたり。 通訳の方もとてもよかった。2023-02-04 22:25:39 GMT+9:002023-02-04 22:25:39 GMT+9:00
例によって、日本の印象、という質問があって、そろそろそういうのやめようよーと思ったりしたんですが。 ブラマーが、kind と respect と言ったのかな、それに対して JOJ が英国ではそういう扱いしてもらえないもんねーって突っ込んで、JOJ だってそうじゃんーって返してたのが可愛かったのでヨシ。2023-02-04 22:36:15 GMT+9:002023-02-04 22:36:15 GMT+9:00
以前から、誰か、男クリスの「オペラ座の怪人」、お前の声だけが俺に曲を書かせる、ってのをやってくれないかなぁ、絶対萌えるのにと思っていたんだけど。 考えてみると男同士でファントムがあれだけ歌えちゃうと、「自分で歌え!」ってツッコミがあるな。うーん、どうしたものか。2023-02-04 22:43:47 GMT+9:002023-02-04 22:43:47 GMT+9:00
そういえば、今日の「The Voices of the West End」は、1階中通路前17,18,19列のサイドブロックがほぼ空席という、わけのわからん空き方だったのだが、どういうチケットの売り方してるんだろう。 16列までと20列からは普通に埋まってて、他の空席は後方だったのだけど。2023-02-05 00:51:32 GMT+9:002023-02-05 00:51:32 GMT+9:00