2023.02.11
上野水香オン・ステージ
東京バレエ団
東京文化会館
バレエ
東京バレエ団「上野水香オン・ステージ」@東京文化会館、幕間。 ゴメスが怪我で白鳥の王子を降板、代役は柄本さんなので、代役の心配みたいなのはない息のあった踊り。 ただ、白鳥の2幕後半だけ、しかもロットバルト抜きなので、話に乗り遅れてしまった。心の準備をしてから見るべきだった。 https://t.co/JMyMTkYL2U2023-02-11 15:01:05 GMT+9:002023-02-11 15:01:05 GMT+9:00
東京バレエ団としては珍しく白鳥の揃いがいまひとつな感じが。特に三羽が。 最後、ロットバルトはいないのだけど、上野さんのオデットの踊りによって、いないロットバルトの存在が明確に見えるのが良かった。上野さんの場合、半端な強さのロットバルトがいるよりも、この方が恐ろしさが際立つかも。2023-02-11 16:02:25 GMT+9:002023-02-11 16:02:25 GMT+9:00
キリアンの「小さな死」。 キリアンはまだ理解が不十分なので、感想を書くのにも困るんだけど、女性陣のシャープで鋭角的な感じに比べると、男性陣はすこし緩い感じを受けた。 冒頭の男性の手具の部分は、全員揃えるの、かなり難しいと思うんだけど、頑張っててよかった。2023-02-11 16:46:06 GMT+9:002023-02-11 16:46:06 GMT+9:00
第二部はプティの「シャブリエ・ダンス」から。これはあまりよくわからなかった。 政本さん、アルバレスと組むと、踊りが大きくていいな。 「パキータ」は箸休め的な気持ちで見ていたのだけど、第二バリエーションの伝田さんがとてもよくて、最初の連続のジュテののびやかさで目が覚めたような。2023-02-11 16:49:31 GMT+9:002023-02-11 16:49:31 GMT+9:00
おまちかねのマルセロ・ゴメスと上野さんの「チーク・トゥ・チーク」。 これ、すごく好きなんです。ゴメスって、女性と踊ると一歩引くというか、一番全開なのはファニーガラの女装、みたいなところのある方かなと思っているんだけど、上野さんとこれを踊ってる時はすごく輝いてると思うんですよ。2023-02-11 16:51:16 GMT+9:002023-02-11 16:51:16 GMT+9:00
男性ダンサーが女性ダンサーを魅力的に見せるみたいな話はよくあると思うんだけど、逆はまだめずらしいかなと。 シャーリーズ・セロンのフュリオサ隊長がいてこそ、マックスのトムハの可愛さが際立つわけですが、この作品も、上野さんの可愛さとゴメスの可愛さがバッティングしないで強め合うよねと。2023-02-11 16:55:47 GMT+9:002023-02-11 16:55:47 GMT+9:00
最後は「ボレロ」。 ここ数年で視力がガクンと落ちて、顔の表情がほとんど見えなかった影響もあるのだろうけど、無理にいろんなものを載せない、研ぎ澄まされた踊りだなと。 終盤の盛り上がりよりも、全体を通しての上野さんの踊りに対する向かい合い方、みたいなところに心を打たれる。2023-02-11 17:22:32 GMT+9:002023-02-11 17:22:32 GMT+9:00