2023.05.04
シェイクスピア・ダブルビル
新国立劇場バレエ団
新国立劇場オペラパレス
バレエ
新国立劇場バレエ団「シェイクスピア・ダブルビル」@新国立劇場オペラパレス、幕間。 前半はウィル・タケットによる新作「マクベス」。 1時間によく詰め込んだなとは思うんだけど、その分、あらすじを消化しました、みたいな感じも。 https://t.co/vBTkXlkF9l2023-05-04 15:16:45 GMT+9:002023-05-04 15:16:45 GMT+9:00
振付はマクミランの血を引いてる感じで、路線としては好みなんだけど、いまひとつキャラクターの感情が伝わってこなくて。 ひとつには、タケットとはマクベス夫人が解釈違いなんだと思う。殺しを楽しむ女、みたいな要素はいらないと思っちゃうので。なんかどうもよくわからんキャラだなと。2023-05-04 15:22:24 GMT+9:002023-05-04 15:22:24 GMT+9:00
マクベスも、展開が速いせいもあって、感情の変化が掴めず。 眠りを殺した、とか、女の腹から、とか、有名な部分をもっとわかりやすく入れてくれてもよかったかなぁ。2023-05-04 15:30:01 GMT+9:002023-05-04 15:30:01 GMT+9:00
「シェイクスピア・ダブルビル」後半はアシュトンの「真夏の夜の夢」。 こちらもなんとなくいまひとつな感じだったかなぁ。プリンシパルが大体マクベス組なので、渡邊さんと若手という座組で初演だったから、しょうがないところもあるんだろうけど。コメディ系こそ演技の年季が必要だと思うんだよね。2023-05-04 17:34:08 GMT+9:002023-05-04 17:34:08 GMT+9:00
お得な役柄とはいえ、ボトムの木下さん、パックの山田悠貴さんがよかった。 実は木下ボトムはちょっと心配だったのですよ。惚れ薬抜けた後でもボトムでよくない? あんな DV 旦那捨てて、こっちにしようよ、みたいになる可能性あるじゃないですか。 でも、さすが。ボケーっとした雰囲気のあるボトム。2023-05-04 17:40:40 GMT+9:002023-05-04 17:40:40 GMT+9:00
タイターニアとオーベロンは、子供の親権争ってるヤンママと DV 亭主みたいな感じで。 王と女王の格を出すのって難しいんだよな。柴山さんは、どうしても女王というより王女。渡邊さん、ちょっと調子が悪いのかなと思ったのだけど、非常に慎重に見えて、それが王者の格を損なってしまっていたような。2023-05-04 17:44:07 GMT+9:002023-05-04 17:44:07 GMT+9:00
恋人たち4人は、演技パートが完全にはものにできてないように思った。コメディ系のマイムが、振付通りにやっています、に見える瞬間がある。 あと、息の合わない系の踊りが、微妙にタイミングはかってる感じになっちゃうのも、苦しいところ。2023-05-04 17:49:25 GMT+9:002023-05-04 17:49:25 GMT+9:00
本日はアフタートークつき。 米沢さん、福岡さんの話は興味深かったのだけど、司会の石川智恵さんはなんとなく微妙。 どういう方なんだろう? バレエに詳しい人じゃない感じなのと、その割に妙に盛り上げたがるのと、ダンサーへの質問してる時に何度も客席に顔を向けるのと、人選が謎だった。 https://t.co/nZbYGX6Kv42023-05-04 18:28:20 GMT+9:002023-05-04 18:28:20 GMT+9:00
石川さん、「ロイヤルバレエのウィル・タケット」と二度言ってたと思うのだけど、タケットの事を知らないか、少なくともタケットの作品は見た事のない方なんじゃないだろうか。 例えば、熊川くんを「ロイヤルバレエの熊川哲也」って紹介したら、いや、その紹介の仕方はないでしょ、となりますよね?2023-05-04 18:31:39 GMT+9:002023-05-04 18:31:39 GMT+9:00
すみません、人名を間違えておりました。 石川ではなくて、石山智恵さんです。ぐぐったら、元 NHK アナウンサーで、今はフリーキャスターということで。なるほど、頻繁に客席側を向くのはアナウンサー仕草なのかな。2023-05-04 19:14:04 GMT+9:002023-05-04 19:14:04 GMT+9:00
「マクベス」 バンクォーに対する予言は「子孫が王になる」なのだが、それを、フリーアンスの幻影に王冠をかぶせる事で表現していて、ちょっと待て、それはダメでは? と。 それだと、バンクォーを暗殺する理由がなくなるし、さらに、マルカム王と同世代のフリーアンスが王になるってのは不穏な話に。2023-05-04 19:23:25 GMT+9:002023-05-04 19:23:25 GMT+9:00
フリーアンスに王冠かぶせるなら、いっそのこと、マルカムを丸ごとカットして、その分の時間稼いでもよかったかも。 対マクベス陣営、マクダフ&マルカム&フリーアンスという血縁関係もない3人が集まってるのが、1幕ものとしてはややこしくて、誰が誰やらになってる気がするので。2023-05-04 19:43:45 GMT+9:002023-05-04 19:43:45 GMT+9:00
マクベスの城にマクダフの妻子がいるのには驚いた。 あそこで出しておかないと、あとのシーンで、誰ですか君たちは? になるから、しょうがないとは思うんだけど、マクダフがいないのに妻子だけがマクベスの城に逗留してるの意味がわかんないよね。2023-05-04 20:09:06 GMT+9:002023-05-04 20:09:06 GMT+9:00
そういえば、女の腹から、をやらないなら、マクダフと妻子をカットという方向もアリか。父を殺されたという共通点のあるマルカムとフリーアンスでマクベスを倒すという、すっきりした話になるかも。 マクダフ夫人出すなら、もっと見せ場を作ってあげて欲しかった。2023-05-04 20:13:23 GMT+9:002023-05-04 20:13:23 GMT+9:00
あ、自分が今回の「マクベス」に点が辛い理由に思い当たった。 マクベスなのに、男同士の萌えポイントがゼロなんですよ! ほら、死線をともにくぐり抜けた戦友を暗殺するに至った心の経緯とか、父とも慕う王をその手にかけた苦悩とか、そういうの全くないので!2023-05-04 20:25:01 GMT+9:002023-05-04 20:25:01 GMT+9:00
あ、すみません、「女の腹から」じゃなくて「女の股から」ですね。 「腹」だと、マクダフも該当しちゃうと思う。2023-05-04 20:41:59 GMT+9:002023-05-04 20:41:59 GMT+9:00
そして、自分のマクベス観はこのあたりなので、今日のバージョンとは相性がいまひとつなのもしょうがなし、みたいになりますね。 https://t.co/eQ5NymjjFt2023-05-04 23:54:28 GMT+9:002023-05-04 23:54:28 GMT+9:00
マクベス夫人って、前半は出番が多いのに、後半ではマクベスが亡霊に怯える部分で家臣を下がらせるのが意識のある最後のシーン、その後の有名な手を洗うシーンは夢遊病で、死については部下がひとこと言うだけ。 なので、後半は(意識のある時の)人物像が全然描かれていないという、不思議な役。2023-05-05 00:05:02 GMT+9:002023-05-05 00:05:02 GMT+9:00
プログラムに載っていたウィル・タケットの文章は英語と日本語訳。吉田監督に2ヶ所で言及していて、最初の「吉田さん」は Ms. Yoshida だったのだが、二つ目の「都さん」は英語では何だろうと思ったら Miyako-san だった。 やっぱり、san は便利なんだよなぁ。ジェンダーレスで誰にでも使えるし。2023-05-05 00:47:01 GMT+9:002023-05-05 00:47:01 GMT+9:00