2023.05.06
SPECIAL EVENT
響人
APOC シアター
演劇
響人 SPECIAL EVENT @ APOC シアター。 入口で台本を渡されて、ググってみたら、ライル・ケスラー「Orphans」という戯曲の一部で、一通り読んだあとに吉原さんが入ってきて開始。 本読み初回を客の前でやるという趣向で、吉原さんが演出、高橋さんとゲストの山本直寛さんが役者、という予定で。2023-05-06 23:22:01 GMT+9:002023-05-06 23:22:01 GMT+9:00
本来、2幕の兄弟2人のシーンの予定だったという事だが、用意してあった台本が、ゲスト2人の明日用のものと入れ替わっていて、役者3人によるシーンなので、急遽吉原さんが役者兼演出家という事に。 そんな事あるのか、と思ったのだが、考えてみると普通では起きない事なんだよな。2023-05-06 23:30:24 GMT+9:002023-05-06 23:30:24 GMT+9:00
役者に事前に台本を渡さず、その場で初めて見てもらって、本読みをする、という形でなければ、事前に台本確認があるわけで。 役者さんにその場でやってもらおうと思っていたら、光夫さんが一番心構えなしでやる羽目になったという。2023-05-06 23:30:24 GMT+9:002023-05-06 23:30:24 GMT+9:00
「Orphans」というタイトル通り、孤児の兄弟と、彼らの暮らす家に人質として連れ込まれたはずの暗黒街の男、という三人の会話劇みたい。 響人では2010年に小川絵梨子演出で上演していて、その時は兄が吉原さん、弟が高橋さんだったみたいです。 https://t.co/6uA1GWGrB12023-05-06 23:40:01 GMT+9:002023-05-06 23:40:01 GMT+9:00
全2幕の舞台で、用意されていた台本は1幕最後の部分。 最初に全部通しでやってくれたのですが、本読みというよりは、すでに演技を強くつけていて、特に高橋さんはセリフがかなり入ってるんじゃないかという印象だった。 ただ、全体としてちょっとうるさすぎるというか、怒鳴りすぎな感じも。2023-05-06 23:44:13 GMT+9:002023-05-06 23:44:13 GMT+9:00
一度通しが終わった後で、演出家の吉原さんがいろいろコメントを。 ちょっと驚いたのが、この部分をコメディでやりたいという意向で。戯曲をよんだ印象でも、最初の通しでも、コメディとは思わなかったのだけど、言われてみるとその線で作るのも可能だなと。2023-05-06 23:52:59 GMT+9:002023-05-06 23:52:59 GMT+9:00
その後はもっと小さい部分に切って順番に稽古。演出家の指示をうけて演技が変わっていくのが面白かった。もういちど1幕最後までたどり着いたところで前半終了。 後半は客席からの質問に答える形で、主に吉原さんがトーク。これもなかなか興味深かった。2023-05-07 00:00:51 GMT+9:002023-05-07 00:00:51 GMT+9:00
楽しかったのだけど、気になることもいくつか。 ひとつは、戯曲と翻訳の使用料。払ってなさそうな気がしたのだが、どうなんだろう。 演劇を持続させる一つのポイントとして、劇作家や翻訳家にキチンとお金がいくことというのは重要だと自分は思っているので。特に、尊敬という言葉を出すならね。2023-05-07 00:06:21 GMT+9:002023-05-07 00:06:21 GMT+9:00
演出家としての吉原さん、パワハラ系のところがあるのが気になった。多分、本人は結構気を使っているつもりなんだろうけど、自分からみるとグレーなポイント結構あるなと。 あの体格と声だから、例えば小川絵梨子さんがやったらセーフでも、光夫さんがやったらアウトになる、というのが難しいところ。2023-05-07 00:11:37 GMT+9:002023-05-07 00:11:37 GMT+9:00
演出家が自分のビジョンと役者の考えをどうすり合わせるか、という所も微妙に気になった。 今日は、演出家がかなり誘導して、役者から思った通りの答えを引き出す、という印象だったのだけど、そういう認識でやっているのか、ディスカッションのつもりなのか、みたいな部分が、よくわからなくて。2023-05-07 00:14:36 GMT+9:002023-05-07 00:14:36 GMT+9:00
そう思ったのは、自分だったら、3人のキャラ付けを結構変えるなと思って見ていたからなんだけど。 でも、あの稽古の流れだったら、自分がどういうキャラでやりたいかみたいな話はできなくて、演出家のビジョンの中で細かい部分を調整するみたいな感じになるかなと。2023-05-07 00:18:04 GMT+9:002023-05-07 00:18:04 GMT+9:00
ゲストの山本さん。 ほぼ吉原さん高橋さんの2人のセリフだけで進むシーンがあったりするのだが、本読みなのに受けの演技が結構しっかりあって、しかも、あ、解釈一緒だ、そこの路線でやって欲しい、みたいになる部分も。 次回出演はハイバイ「再生」だそうです。気になる。 https://t.co/fb12n8MLD12023-05-07 00:35:41 GMT+9:002023-05-07 00:35:41 GMT+9:00
戯曲、日本語訳は出てないみたいなのだが、英語版は kindle ですぐ買える。 翻訳が難しいという話が出ていたけれど、原文を眺めてみると、あ、こういうニュアンスだったのかー、みたいになるところもあって、新しい訳を作った方がいいんだろうなと。 https://t.co/7KkfOQ33kw2023-05-07 00:38:24 GMT+9:002023-05-07 00:38:24 GMT+9:00
最後の締めのところで吉原さんが、カッコいい人を見にいくのもいいけど、それ以外でも演劇を、みたいなことを言っていて。 スミマセン、自分にとって吉原さんの出演作は、どちらかといえば、かっこいい人を見にいく方の枠だったりします。 っていうか、あの場に居た人、結構そっちだよね?2023-05-07 00:48:46 GMT+9:002023-05-07 00:48:46 GMT+9:00