2023.05.07
SPECIAL EVENT
響人
APOC シアター
演劇
本日も、響人 SPECIAL EVENT @ APOC シアター。 今日はハプニングもなく、ゲスト2人と高橋さんで3人のシーンを予定通りに。 今日の吉原さんを見ると、昨日は突然の役者と兼任になって、外見からは全くわからなかったけどワタワタしてたのかもと。今日の演出はすごく面白かった。2023-05-07 17:57:14 GMT+9:002023-05-07 17:57:14 GMT+9:00
本日のゲストはハロルドに坪内守さん、フィリップに東島京さん。 吉原さんの演出がつくたびに、それに合わせて的確にキャラクターを変えて演じるのが、ものすごく面白くて、改めて役者さんって凄いんだなぁと。 特に東島さんは18歳と紹介されていただけに、ディレクションに従っての切り替えに感心。2023-05-07 18:03:35 GMT+9:002023-05-07 18:03:35 GMT+9:00
東島さん、一部で演技としての貧乏ゆすりをしていたのが印象に残っている。本読みで、そこを入れてくるんだ? みたいな。 ローファーを履けなくてゴソゴソする、というのも、本読み段階ではやらない人もいると思うんだけど。演じる事と体が直結している方なんだろうか。2023-05-07 18:07:17 GMT+9:002023-05-07 18:07:17 GMT+9:00
坪内さん、トークの時に、本当に怖い人は、普通のビジネスマンに見えて脱ぐと背中が極彩色、みたいな事を言っていて。 自分の解釈のハロルドもそっちだな。今日のを見ると、昨日の吉原ハロルドは、ちょっとドスをきかせすぎというか、トリートと正面切ってメンチ切っちゃう感じは解釈違いだったなと。2023-05-07 18:10:42 GMT+9:002023-05-07 18:10:42 GMT+9:00
高橋さんのトリートはちょっと解釈違いというか、うるさすぎるかな。あんな兄はただひたすらに嫌だし。 どちらかといえば、瞬間湯沸かし器の線で見たい。吉原さんお得意の、優しいクマさんかと思ってたらコンマ1秒で狂犬になる、というのを伝授して欲しい。あの即キレのダッシュ速度が見たい役。2023-05-07 18:23:34 GMT+9:002023-05-07 18:23:34 GMT+9:00
オリジナルの戯曲と比べると、翻訳はかなり苦しいなと思う部分が多くて。四季の「孤児たち」は1986年なのかな? その時代にはなかった知識を使って訳し直すべきだと思う。 特にフィリップは、ASD 傾向が高いキャラクターとして設定されていると思うので、その解釈で訳しなおして欲しい。2023-05-07 18:31:15 GMT+9:002023-05-07 18:31:15 GMT+9:00
フィリップは、言われた言葉を文字通りに解釈するので、慣用表現が混じると意志の疎通が難しくなる。 それを知的に劣っているとみなして諦めてしまうトリートと、そこにきちんと知性を見出して伸ばしてやろうとするハロルドの対比がもっと明確になる翻訳があるはずだなと。2023-05-07 18:35:58 GMT+9:002023-05-07 18:35:58 GMT+9:00
例えば、ハロルドがフレッドという少年の死について語る時に、he was gone と言うと、フィリップが Gone? と聞き返すのだけど、これ、gone が死を表すのだとわからなかったという掛け合いじゃないかと思って。 今日の翻訳は「死んだ」だったので、そういう話にはならなかった。 https://t.co/VHY4bYuiEd2023-05-07 18:40:19 GMT+9:002023-05-07 18:40:19 GMT+9:00
高橋卓士さん、台本をあまり見ず、セリフをかなり変えて演じるのが気になった。全然知らないのだけど、本読みからそういう事をするのって普通なんだろうか。 吉原さんもそれについては何も言わなかったので、戯曲の言葉をあまり大事にしない団体なんだという印象になったのだけど、どうなんだろう。2023-05-07 19:02:47 GMT+9:002023-05-07 19:02:47 GMT+9:00
昨日吉原さんが、海外では table read を長くやって、数行に長い時間をかける事も、みたいな話をしていたので、戯曲の咀嚼を頑張る方向性の団体かと思っていたのだが、今日の高橋さんは完全に逆の方向、戯曲の文言より自分の体を通した言葉を重要視する立場に見えて、よくわからなくなったのでした。2023-05-07 19:06:42 GMT+9:002023-05-07 19:06:42 GMT+9:00
例えば、セリフを飛ばしたあとに、なんでそこを飛ばしたか、演じた時のどういう感情でそのセリフを飛ばすことになったのか、それをどうフィードバックするか、みたいな話になったらめちゃくちゃ面白かったと思うんだけど、そういう感じではなくて、ノリでセリフ変更したのを単に流すだけっぽくて。2023-05-07 19:10:43 GMT+9:002023-05-07 19:10:43 GMT+9:00
これが公開の場というか、ある種のエンターテイメントとして提供しているという状況だからセリフの変化を通したのか、それとも、本質的に戯曲の言葉にはあまり重きをおかない団体なのか、というのが気になったのだけど、そこはもうしばらく見ているとわかってくるかな。2023-05-07 19:20:16 GMT+9:002023-05-07 19:20:16 GMT+9:00
劇中で出てくるキャベツとコンビーフの料理。原文だと、slice という言葉が出てくるのがよくわからなくて、検索してみたら、こういう感じなのか! ハロルドさん、料理上手! https://t.co/WCwZ2Hp7hx2023-05-07 19:42:43 GMT+9:002023-05-07 19:42:43 GMT+9:00
っていうか、そもそもコンビーフの概念自体が日本と欧米では全然違うのか。 見た感じでいうと、日本でいうなら、コンビーフよりもローストビーフとかのほうが近そうな気がする。 https://t.co/uleulR6p47 https://t.co/Xr8IIQWSu22023-05-07 19:46:24 GMT+9:002023-05-07 19:46:24 GMT+9:00
響人のイベントを二日間見て、小川絵梨子さんの演出した「アンチポデス」のリアルバージョンを見ているような面白さもあった。 演出家の権力というものは、各キャストをどう扱うか、どういう言葉で演出をつけるか、という細かい事から、誰から何を引き出し、誰の何を潰すか、に繋がっていくんだよな。2023-05-08 00:20:16 GMT+9:002023-05-08 00:20:16 GMT+9:00
「アンチポデス」を見ていて、あーあーこういうのなー、と思ったような事を、吉原さんも結構やっていて、そっかー、業界あるあるなんだー、みたいになったりもして。2023-05-08 00:31:29 GMT+9:002023-05-08 00:31:29 GMT+9:00