2023.06.03
アレグリア
シルク・ドゥ・ソレイユ
お台場ビッグトップ
サーカス
シルク・ドゥ・ソレイユ「アレグリア」@お台場ビッグトップ、幕間。 サーカスも幕間っていうのかな? 30分の休憩時間です。 2016年の「トーテム」以来で、お久しぶり。コロナ、終焉ではないけれど、海外との交流は少しずつ戻ってきているというのを、こうやって実感したり。 https://t.co/giyCnv5Ktd2023-06-03 18:54:17 GMT+9:002023-06-03 18:54:17 GMT+9:00
今日は前方センターが取れたので、人の動きがよく見える。 前半、細かい失敗が2つあって、片方は再トライ、もう片方は続行。どちらもそこで作品が途切れないように演出されている。 今更だけど、起こりうるミスを想定して安全係数をとった上で、スリリングにも見えるように作られてるんだなと感心。2023-06-03 18:54:18 GMT+9:002023-06-03 18:54:18 GMT+9:00
前半では男性のシルホイールがすごくよかった。自分は数年前に知った種目なのだけど、進化しているような。スピンのポジションの美しさなどに洗練を感じた。 足を軸にしないタイプの回転って、リフトされる事の少ない男性ではほとんど見られないなと気づく。2023-06-03 18:54:18 GMT+9:002023-06-03 18:54:18 GMT+9:00
両端に火をつけたバトントワリングは、炎以外はスタンダードな技術だと思うが、闇の中の炎の軌跡は圧巻。 そして、手とか足とかで平気で炎を触ってたり、なんなら、手に火をつけて、松明に火を移してたりしたんだけど、あれはどうなってるの?!2023-06-03 18:54:19 GMT+9:002023-06-03 18:54:19 GMT+9:00
後半は、男女のエアリアル・ストラップが好み。 吊り輪のスペシャリストみたいな胸筋のすごい男性、姿勢が美しくて、足先まできちんと制御されているので、足をフレックスにして女性を支える部分などにもメリハリが出る。2023-06-03 18:54:19 GMT+9:002023-06-03 18:54:19 GMT+9:00
十字になった長いトランポリンでのタンブリングもなかなか。 最後の空中ブランコも面白かった。狭い空間で大きく見せるためだと思うのだけど、ブランコが通常より長くて、足場の上に戻った時に屈伸姿勢をとらないと足場に激突する設定で、ヒヤヒヤしながら見てしまった。2023-06-03 18:54:20 GMT+9:002023-06-03 18:54:20 GMT+9:00
そして、すごく驚いたのだが、ハンド・トゥ・ハンドが女性2人だった事。男性2人は見た事あるのだけど、下を女性がやるのは初めて見た。 さすがに力技系では男性ほどの技は出ないけど、2人でのバランスの姿勢や、技ではない部分の振付など、女性2人ならではの可能性を感じさせる。2023-06-03 18:54:20 GMT+9:002023-06-03 18:54:20 GMT+9:00
今日の「アレグリア」ですごく驚いたのが、ジェンダーレス化が進んでいたこと。 サーカスは身体能力を突き詰める部分があるので、性差をなくすのが難しいジャンルだよなと思いながら見に来ただけに、大変に感心した。というか、ちょっと感動したと言ってもいいかも。2023-06-03 21:21:33 GMT+9:002023-06-03 21:21:33 GMT+9:00
シンクロナイズド・トラピスは、器具としては空中ブランコなんだけど、どちらかといえばエアリアルっぽい使い方。 男女2人が別々のブランコで同調した動きをする。つまり、動き自体は男女どちらでもできるものしか入っていないわけで、性別に関係ないペアでやれる演目。2023-06-03 21:26:24 GMT+9:002023-06-03 21:26:24 GMT+9:00
さっきも書いたけど、驚きだったのが、リツイートした女性2人のハンド・トゥ・ハンド。 こちらの動画の男女版と比べると、女性2人版は難度的にかなり落ちてしまうので、入れ替えたのは大胆な決断だと思うのだけど、その方向性を支持したい。 https://t.co/PY4AgdPkjl2023-06-03 21:32:56 GMT+9:002023-06-03 21:32:56 GMT+9:00
これはジェンダーレスと言うかは微妙かもしれないけれど、男性ソロ演目のシルホイールが、パワーを見せるのと同時にポジションの美しさを見せる演目だったのも、比較的珍しいと思う。というか、男性ソロ演目で「踊り」っぽいというのが珍しいような。2023-06-03 21:39:27 GMT+9:002023-06-03 21:39:27 GMT+9:00
スポーツの世界では男女は明確に分かれていて、例えば、体操で男女共通で採点したりはしないわけじゃないですか。今回もタンブリングの最後数人は男性で、ラストの三回宙返りはまだ女性にはできないパートなわけですよ。 一方でコントーションみたいな男性にはできない演目もあって。2023-06-03 21:51:30 GMT+9:002023-06-03 21:51:30 GMT+9:00
そういう性別に付随する身体特性みたいなものをどうやって超えていくのか、というのをさまざまな形で試して、新しい演目が作られてきているんだろうな、みたいな事を思ったのでした。2023-06-03 21:56:53 GMT+9:002023-06-03 21:56:53 GMT+9:00