2023.06.25
ロイヤル・セレブレーション
英国ロイヤル・バレエ団
東京文化会館
バレエ
英国ロイヤル・バレエ団「ロイヤル・セレブレーション」@東京文化会館。 最後の高田マックレーの「ダイヤモンド」が素晴らしく好みだった。昨日の完璧な踊りをみて、あれ以上のものが世の中にあるかと思っていたら、方向性が180度違うんだけど、自分的には空前絶後のバランシンで。まいりました! https://t.co/BLL0dUE6PT2023-06-25 16:09:32 GMT+9:002023-06-25 16:09:32 GMT+9:00
間違いなく「ダイヤモンド」なんだけど、印象としては「白鳥の湖」の全幕みたいなドラマティクさ。「王子と呪われた宝石」みたいな話だったと思う。ハッピーエンドの異類婚姻譚。 こんな解釈でバランシンを踊るの、後にも先にもこの2人だけじゃないのか? と思うぐらいに、自分的には飛び抜けた上演。2023-06-25 16:13:00 GMT+9:002023-06-25 16:13:00 GMT+9:00
腰が抜けたとはいいませんが、膝に力が入らなくて、上野駅まで時々膝をカクカクしながら戻ってしまった。こういう、体にくる感じの舞台は久しぶりかも。 しかし、昨日と今日で、両極端の極地を2つ見た感じで。ミックスビルでこれですから、お家芸のロミジュリへの期待も高まるというものです。2023-06-25 16:19:36 GMT+9:002023-06-25 16:19:36 GMT+9:00
「ロイヤル・セレブレーション」の感想の残り。 最初の「For Four」は、アクリ、ボール、ヘイ、ムンタギロフ。今回のキャスト表、階位に関係なく姓のアルファベット順なのね。 ウィールドンの振付、ダンサーが自分用にチューンして踊れるのが良さであり、そこがきちんと出来ないとつまらないような。2023-06-27 22:44:38 GMT+9:002023-06-27 22:44:38 GMT+9:00
日曜の4人は、それぞれに自分らしく。同じ振付でも全然揃わないというか、色が違う。4人で4色になるからこその面白さ。 元々、4色で振り付けた作品だから、それぞれが自分用にチューンしやすいのかも。2023-06-27 22:44:45 GMT+9:002023-06-27 22:44:45 GMT+9:00
第一部が終わった後、客席通路にアクリさんと思われる方がいて。 え? どう考えても入ってきた側じゃなくて出ていく側なんだけど、いつのまに客席に? と混乱して、後で気づいた。士門さんだ! スタダンのドラクエがますます楽しみになったのでした。2023-06-27 22:44:46 GMT+9:002023-06-27 22:44:46 GMT+9:00
「プリマ」はヘイワード、金子、マグリ、ナグディで、土曜夜より随分面白くみられた。これはキャストの力ですな。タイトル通りのプリマの力がないとダルい仕上がりになるのかも。 中でも金子さんは、衣装が1人目立つのもあるが、とにかく華やかで、「絶対的」。 牡丹のようと言えばいいか。百花の王。2023-06-27 22:44:46 GMT+9:002023-06-27 22:44:46 GMT+9:00
「田園の出来事」は、イスラーエフがガートサイド。そうそう、こういう感じですよ、夫としてキープはしておきたいけど、若イケメンくんにもよろめいちゃう余地のある夫。 衣装がサンダースと微妙に違う気がしたのだけど。ジャケット、ややモサっとしたラインで、縁の処理も違ってなかった?2023-06-27 22:44:47 GMT+9:002023-06-27 22:44:47 GMT+9:00
コーリャはリアム・ボスウェル。For four もよかったけど、こちらでは演技力もみせてくれた。有望株だと思うのだけど、身長が低いので難しい部分もありそうで、余計に応援してしまう。 マキューシオで見てみたいんだけど、アーティストだから、さすがにまだかな。マンドリンはありそうな気がする。2023-06-27 22:44:47 GMT+9:002023-06-27 22:44:47 GMT+9:00
ムンタギロフの家庭教師は、他人の愛を躊躇わずに受け入れるのに、あまり気を揉まずに見ていられるのが良い。 ボールだと、ストレンジャーのイメージ引きずってるせいもあるけど、1時間も2人っきりにしたら、数ヶ月後に妊娠判明して阿鼻叫喚、みたいな方向に想像がいっちゃうのです。2023-06-27 22:44:48 GMT+9:002023-06-27 22:44:48 GMT+9:00
主役のラウラ・モレーラ、これがラストかと思っていたら、姫路でも踊るのですね。 引退直前にしてますます充実、といった感じで。個人的には結構役柄を選ぶ方だと思っているのだけど、ガートサイドとムンタギロフの間で揺れる塩梅が、あー、わかるなー、と。2023-06-27 22:44:48 GMT+9:002023-06-27 22:44:48 GMT+9:00
「ジュエルズ」のダイヤモンド。 高田さんは、なぜか夜のイメージというか、ぬばたまの黒髪、なんて表現を思い出したりする。 黒天鵞絨の上に置かれた巨大なダイヤモンド、触れる資格のないものには禍をもたらす、ぐらいの、物語を背負った佇まいで。2023-06-27 22:44:48 GMT+9:002023-06-27 22:44:48 GMT+9:00
マックレーは怪我が続いていたせいで本当に久しぶりの来日で、出てきた途端に胸が熱くなってしまった。 踊りのキレも健在でしたが、見つめ合って足を一歩踏み出す、その手前の一瞬の逡巡で2人の関係性を見せる、みたいな表現も大好きなのです。2023-06-27 22:44:49 GMT+9:002023-06-27 22:44:49 GMT+9:00
マックレーといえば、加速していくピルエットのサポートですが、ギュンギュン速くなっていって、どよめきと拍手が。高田さんの軸もおそろしく細くて。 最後、曲の尺にあわせて急ブレーキで止めてたよね? あんなに急減速するの初めて見たかも。 マンガだったら間違いなく火花散ってますよ。2023-06-27 22:44:49 GMT+9:002023-06-27 22:44:49 GMT+9:00