2023.08.10
ガチョーク讃歌
横須賀芸術劇場
バレエ
「ガチョーク讃歌」@横須賀芸術劇場。 平日夜に横須賀というなかなかハードな設定でしたが、結構客席は埋まっていて良かった。 仕事終わらせてギリギリに駆け込みというのもあって、自分の方のコンディションが悪く、ダラダラと見てしまった。 https://t.co/JVYzPgeFuD2023-08-10 22:02:03 GMT+9:002023-08-10 22:02:03 GMT+9:00
第一部の「ガチョーク讃歌」は、全く頭に入らなかった。結構な豪華メンバーで、別に悪いところがあったとかでもないんだけど。 そもそも作品との相性が悪いのかな。振付はリン・テイラー・コーベット。 アカデミックな感じを全部消して、コーラスラインみたいな雰囲気で踊ってくれたら面白かったかも。2023-08-10 22:05:45 GMT+9:002023-08-10 22:05:45 GMT+9:00
後半はガラ。男性ソロが、3つだっけ? あったのだが、どれもピンとこず。ギター伴奏の作品があったのだが、ギターの人がめっちゃ自分の世界に入り込んでて面白かった。踊りの伴奏してるのに譜面見るか自分の中に入ってるかでダンサーみない方って珍しくないですか?2023-08-10 22:08:11 GMT+9:002023-08-10 22:08:11 GMT+9:00
小野福岡組の「ジゼル」。素晴らしかったのだけど、全幕が見たい! となるのが、小野さんの困ったところかも。 全編を通して物語を紡ぐ力を見せつけられているので、こんな、こんな半端な所で終わっちゃうの? みたいになってしまうのであった。2023-08-10 22:10:36 GMT+9:002023-08-10 22:10:36 GMT+9:00
松浦景子さん。バレエで見るのは初めてで、自分の先入観とか偏見もあるんだろうけど、とても上手なバレエのモノマネ、みたいな印象だった。 技はそれなりに入るんだけど、体の線が外に伸びていかないように見えるんだよな。物理的に体のある所で線が止まっている感じ。2023-08-10 22:13:43 GMT+9:002023-08-10 22:13:43 GMT+9:00
これは単なるイメージで、自分はバレエはカケラも習った事ないんだけど、クラスの前半バーレッスンはやらないでセンターだけ頑張る人の踊りってこうなるんじゃないのかな、みたいな印象を受ける踊りだった。2023-08-10 22:15:47 GMT+9:002023-08-10 22:15:47 GMT+9:00
ドンキホーテを大谷さんと待山さん。 キトリはケレン味多めの役だけど、その中でも、大谷さんは空間に綺麗に線が伸びていくよな、こういうのが自分の思うバレエだな、みたいに思いながら見て。 フェッテ、ダブルを続けて前半最後をトリプルで締めたのだが、回転が非常に安定していた。2023-08-10 22:20:42 GMT+9:002023-08-10 22:20:42 GMT+9:00
バジルの街山さん、面白い方だ。バリエーションとかで、フィニッシュをすごく気合い入れてキメてる感じがして。精度が高い。そこからレベランスまでも、まさに隙なし、という。 カッコいい自分大好きなのか、ものすごく計算してるのか。どちらにせよ日本人男子には珍しいタイプだと思う。2023-08-10 22:24:45 GMT+9:002023-08-10 22:24:45 GMT+9:00
ラストは菅井さんと待山さんでシェヘラザード。 待山さん、誰かを思い出すんだよなと思っていたのが、金の奴隷の姿で現れた途端にわかった、ルジマトフの系列じゃない? カッコいい自分大好きで、その分めちゃくちゃ努力もして隙のない振る舞いをするという感じの。奴隷も濃い目でよかったです。2023-08-10 22:29:10 GMT+9:002023-08-10 22:29:10 GMT+9:00
菅井さんは相変わらずカッコよし。比較的近い席だったので、目が合って殺されました。あの視線で人を殺せる感じは宝塚のトップスターと張れるよね。 待山さんとは大変に相性がよく、カッコいい女性とエロい男性というバランスで、どちらもかなりしっかりと役を作ってあるので満足度が高かった。2023-08-10 22:33:00 GMT+9:002023-08-10 22:33:00 GMT+9:00
ただ、物語としては迷子というか、王様帰ってきても、あらアナタも混ざる? で、ゾベイダ両手に花状態になるに決まってんだろ、という感じは否めない。2023-08-10 22:36:27 GMT+9:002023-08-10 22:36:27 GMT+9:00