2024.02.16
マノン
パリ・オペラ座バレエ団
東京文化会館
バレエ
パリ・オペラ座バレエ団「マノン」@東京文化会館、幕間。 うーん、仕事終わりで集中力がないせいか、どうもぼやーっと見てしまった。 ユーゴでかくてかわいいよねー、ぐらいの。レスコーのパブロ・レガサがマルシャンよりはだいぶ小柄で、1幕ラストはちっちゃいのに怪力! とニコニコしちゃった。 https://t.co/3Im8qN7vVE https://pbs.twimg.com/media/GGdA2m0akAAsur1.jpg https://pbs.twimg.com/media/GGdA2m1aoAAoeWb.jpg2024-02-16 19:57:54 GMT+9:002024-02-16 19:57:54 GMT+9:00
1幕のPDD ふたつ、全く危なげがないのだが、その分だけ予定調和感があって、ドキドキしない。 この前のガラで見た時はそんな事なかったので、自分のコンディションの問題かな。 一番驚いたのは、寝室のベッドに飛び込むところで、すっごいダイビングしてたところかも。パチンと音立てて着地してた。2024-02-16 20:01:28 GMT+9:002024-02-16 20:01:28 GMT+9:00
マノン、レスコー、GM のトロワが面白かった。ここまでマノン主導で踊れるのかと。 レスコーがマノンを動かして背中側を回すリフト、何故かマノンが勝手に回ってるように見えるんだよね。あれはどうなってるのか。2024-02-16 21:02:50 GMT+9:002024-02-16 21:02:50 GMT+9:00
「マノン」2幕。 ファム・ファタルの話ではないよな。ムッシュの愛人として社交界に君臨する女王の座が目の前にありつつ、しょぼくれる男の可愛さに目がくらんで身を持ち崩したのはマノンの方だと思う。 お兄ちゃん、あのワンコ、私がちゃんと面倒見るから手下にしてあげて、と頼んでしまうという。2024-02-16 21:06:53 GMT+9:002024-02-16 21:06:53 GMT+9:00
ドロテ・ジルペールの女王っぷりとパリオペ男子のエレガントさが組み合わさると、娼館で何を踊っても性暴力の匂いがしなくて、これはちょっと他ではまねできない雰囲気ではと。 面白いのが、神学生であるはずのデグリューが最も犯罪者くさいこと。彼に対してだけはマノンの肩の線が落ちるので。2024-02-16 22:00:52 GMT+9:002024-02-16 22:00:52 GMT+9:00
2幕もやっぱり予定調和な感じの踊りだよなと思いつつ見ていたのですが、最後、ブレスレットでの諍いのところで、突然にグッと引き込まれるようになって。 あそこ、踊りはあまりないのに、一気に踊りの先が見えないドキドキが。 え、もしかして、世界がマノンの支配下にある時は予定調和ってこと!?2024-02-16 22:04:53 GMT+9:002024-02-16 22:04:53 GMT+9:00
「マノン」終演。 前半はなんとなくなぁと思って見ていたのですが、全部終わるとすごく納得する作りで。沼地が圧巻だったのだけど、それは全部通した解釈があってこそで、ガラでは味わえない全幕ならではの体験。 一応マルシャンは推しなのですが、沼地はジルペールばかり見てしまった。2024-02-16 22:07:23 GMT+9:002024-02-16 22:07:23 GMT+9:00
3幕の看守とのパートが面白くて。踊りがすっごく予定調和なんですよ。嫌がるそぶりで男を誘うというか、もう、明らかに、マノンの手のひらで転がされてるの。 なんだけど、デ・グリューが駆け込んでくると、そこで予定調和が破れて、そこから再び先の見えない世界がはじまる。2024-02-16 22:10:57 GMT+9:002024-02-16 22:10:57 GMT+9:00
「沼地」は本当に圧巻だった。それまでとの対比もあって、マノンの動きの即時性というか、先を見通して動いてない感じが強く、だけど、デ・グリューが受け止めてくれるという信頼があったり、あるいは、もう、それすらもなくなったままで、周りの世界と心の命じるままに踊る、というような。2024-02-16 22:17:25 GMT+9:002024-02-16 22:17:25 GMT+9:00
この作り方、計算してやっているというよりは、マノンというキャラクターを解釈したらそれがこういう踊り方として現れたのかな。 2幕終盤までは、マノンにとって世界は自分の手のひらの中にあって、何もかもチョロいと思って生きてこれて、どんな男と踊っても、先の見えない事なんてなかったという。2024-02-16 22:21:39 GMT+9:002024-02-16 22:21:39 GMT+9:00
沼地は、あれは、なんだろう。圧倒されたけど、「何に」圧倒されたのかが説明できないんだよね。言語化を拒むのが踊りの本質の一つだというのを体感させられた感じ。2024-02-16 23:07:36 GMT+9:002024-02-16 23:07:36 GMT+9:00
マルシャンのデ・グリュー。 ダンサーとしてこれほどドロテ・ジルべールを踊らせられる男もいないだろう、というのと、キャラクターとしてこれほど女の足を引っ張る事しか能がないのに許される男もいないだろう、という正反対が両立していて、マルシャンは褒めたいがデ・グリューは説教だな、という。2024-02-16 23:19:47 GMT+9:002024-02-16 23:19:47 GMT+9:00
「マノン」の看守のシーン。 昨日、初めて気づいたのだけど、スタートが寝室と同じなんだな。くつろいだ衣装の男がペンを持って書き物をしている。 2つの場面で何が共通で何が対比されているか、というのは実演によるのかも。 昨日は、マノンによる男の支配という点が共通だったと思う。2024-02-17 12:40:35 GMT+9:002024-02-17 12:40:35 GMT+9:00
冒頭が闇の中のレスコーからはじまるのは、何故なんだろう? 物語にレスコーの回想という外枠をつける、みたいな演出じゃないですか。 もしかして、レスコーってあそこで死んでないの? フランスに戻ってきたデ・グリューと再会して、死んだ女の結んだ絆で義兄弟として生きていくの? と妄想が。2024-02-17 12:48:58 GMT+9:002024-02-17 12:48:58 GMT+9:00
レスコーのパブロ・レガサ、よかったのだけど、デ・グリューよりかなり小さいせいで、良さを可愛さが上回って見てしまって。スミマセン、ちっちゃい義兄と巨大ワンコな義弟は大好物です。 酔っ払いダンスは、パリオペとは相性悪いなと。踊りはきちんと崩してるのだけど基本の線が崩れないので。2024-02-17 12:53:50 GMT+9:002024-02-17 12:53:50 GMT+9:00