2024.05.11
この世界の片隅に
日生劇場
ミュージカル
「この世界の片隅に」@日生劇場、幕間。 うー、昭和20年頃の価値観で話が進むので、何もかもがツラい。 昔とは人権感覚が違う、という事に尽きるんだろうけど、なに? そんなのを幸せと思って生きていかなきゃいけないの? 的なのが全編にわたって出てきて。 生身の肉体がある分、漫画より破壊力が。 https://t.co/ObqXz32bti https://pbs.twimg.com/media/GNR9Si8bYAA6W2w.jpg https://pbs.twimg.com/media/GNR9Sh9acAALbC1.jpg2024-05-11 16:16:00 GMT+9:002024-05-11 16:16:00 GMT+9:00
「この世界の片隅に」終演。 元々、大原櫻子 sing アンジェラ・アキ、with 海宝くん、を聞くだけのつもりで B 席を取ったので、その点では存分に満足だったのだが、話は想定以上に合わなかった。 自分にとっては、あのイライラする四角関係、生身でやると、ウゼェ、で終わりになってしまう……2024-05-11 16:35:55 GMT+9:002024-05-11 16:35:55 GMT+9:00
義理の姉のソロから、ちょっとだけすずとデュエットになる曲が一番よかったかな。どなたかと思えば音月桂さんでした。 もう、2人でくっつけよー、そして、周作さんと水原さんでくっつけよー、とか、しょうもないことを思いながら見てしまった。2024-05-11 16:38:38 GMT+9:002024-05-11 16:38:38 GMT+9:00
1幕で、隣に座った周作から頭ポンポンされたりなんだりしたすずが、周作から何度も身を遠ざける描写があって、あー、ツラい、と。顔も知らぬ男に嫁いで一月以上経ってストレスで頭にハゲができて、その後のシーンがそれなので。 性暴力に対する考え方が今とは違うとはいえ、うえっとなった。2024-05-11 17:23:33 GMT+9:002024-05-11 17:23:33 GMT+9:00
ここらへん、漫画ではあまりそういう感じは受けないんだよな。 ひとつには表現形態の差だと思うのだけど、初夜のキスシーン、漫画ならすずの顔の見えない大ゴマに2人の合意形成を読み取っちゃうんだけど、舞台だと、あー、うー、これはレイプじゃないの? 大丈夫? みたいになる。2024-05-11 17:31:14 GMT+9:002024-05-11 17:31:14 GMT+9:00
もう一つは演出で、舞台だと、すずが周作の手を払いのける時に、周作から少し遠ざかって座り、その距離を周作がまたつめる、というのが繰り返されるんだよね。 漫画の方には遠ざかる動作がないので、そこを付け加えてしまった差で、感情が全然違ったものに見えてしまう。2024-05-11 17:40:40 GMT+9:002024-05-11 17:40:40 GMT+9:00
原作をざっと読み返したんだけど、脚本で付け加えてるせいで微妙になってるのもあるな。 行間の埋め方を間違っているというか、書かないことによってセーフにしてあったものを、わざわざアウトにしてる感じが。2024-05-11 17:55:07 GMT+9:002024-05-11 17:55:07 GMT+9:00
この作品、舞台化するなら、脚本演出は女性にしておくべきだったんじゃないかなぁ。 現代の男性が、昭和20年頃の男女関係を肯定的に表現した作品を作るのって、もの凄く難しいと思う。2024-05-11 17:58:04 GMT+9:002024-05-11 17:58:04 GMT+9:00
例えば、すずが妊娠したかも、という話で、周作の家族の反応を脚本で追加してあるんだけど、それがなかなかツラいわけですよ。昭和20年だったら、まぁ、そうでしょうね、という説得力はあるんだけど、漫画では見せないことにした古い価値観を、わざわざ引っ張り出して見せつけられても困るよね。2024-05-11 18:12:13 GMT+9:002024-05-11 18:12:13 GMT+9:00
2幕の義姉の歌、単体としてはよかったんだけど、嫁いだ先で男子を産んで、親権取れずに息子を置いて離縁せざるを得なかった女に自由とか、自分の意思で決めたから満足とか言われても、待って、彼女の境遇わかって脚本書いてる? みたいな部分はあるじゃないですか。2024-05-11 18:17:33 GMT+9:002024-05-11 18:17:33 GMT+9:00