2024.06.22
アラジン
新国立劇場バレエ団
新国立劇場オペラパレス
バレエ
新国立劇場バレエ団「アラジン」@新国立劇場オペラパレス、幕間。 後半日程なので全体的に締まっていていいですね。小道具の扱いや細かな掛け合いとかでモタモタするシーンがないので、見ていて集中力が途切れない。 前回の奥村アラジンがとても好みだったので今日を取ったのだが、やはりとてもいい。 https://t.co/B632ihefN2 https://pbs.twimg.com/media/GQp-5VqakAESyMT.jpg https://pbs.twimg.com/media/GQp-5VsakAE0_SR.jpg2024-06-22 16:07:30 GMT+9:002024-06-22 16:07:30 GMT+9:00
「アラジン」は、マイムが古典に近くて感情的にはリアリティのない振付なので、それをどうやって型通りではないところまで持っていくか、というのが難しいと思ったりするんだけど、奥村アラジンはそこの塩梅が好き。 感情の流れが体を通して表現されていて、その中にきちんとマイムがハマる感じ。2024-06-22 16:07:31 GMT+9:002024-06-22 16:07:31 GMT+9:00
今日、初めて気づいたのだけど、砂漠の風って、アラジンには人の姿としては見えてないんだな。 サポートをする時に、明確に違う方向に視線を固定しながらサポートしてて、そういう事か! と、とても納得したのだった。2024-06-22 16:07:32 GMT+9:002024-06-22 16:07:32 GMT+9:00
1幕最後のプリンセス、めちゃくちゃに可愛かったんですけど! まって、カーテンコールじゃないのに、米沢さんの舞台上のキャラクターでこんなに可愛いのはじめてかも、と動揺するぐらい可愛かった。 テクニックの強さと揺るぎなさで、可愛いというより凛としたキャラクターになりがちじゃないですか。2024-06-22 16:07:33 GMT+9:002024-06-22 16:07:33 GMT+9:00
宝石も後半日程のせいかピシッと決まってきた感じが。エメラルドの男性が特によかった。細かい角度の使い方がうまくて、ああ、こういう振付なのか、みたいなしっくりとした印象。中島瑞生さんでした。 ルビーが直塚さん。ちょっと足が上がりすぎ、みたいに思ったのだが、ルビーのイメージの差か。2024-06-22 16:07:33 GMT+9:002024-06-22 16:07:33 GMT+9:00
2幕冒頭は女風呂。 これ、自分でもルックスへの偏見だとはわかってるんだけど、いわゆる「男っぽさ」の強い外見の人がやるとキツく感じるシーン。 奥村さんだと、ジーンに跳ばしてもらったら偶然風呂中だった、に解釈できるんだけど、わかっててきただろとか、狙っただろとか、に見えちゃう人もいて。2024-06-22 16:33:26 GMT+9:002024-06-22 16:33:26 GMT+9:00
ジーンは井澤さん。イモムシ系のセクシージーンを期待していたら、全然違った方向だったのだけど、なかなか。 すごく軽くて、属性的には風っぽい。人形ジーンが足がなくて雲みたいになっているのだけど、それを体現するような踊りで、足音もほとんどしない。 大きいのだけど、威圧感は少なめかな。2024-06-22 16:37:04 GMT+9:002024-06-22 16:37:04 GMT+9:00
2幕のパ・ド・ドゥ2つはとてもよかった。少年と少女の恋っぽい雰囲気があり、何より離れていても全身でお互いを感じているのが伝わってくるのがいい。 リフトは、妙にややこし系というか、ニュアンスをきちんと再現するのが難しい振付だと思うのだけど、恋の表現としてうまく機能していた。2024-06-22 16:44:14 GMT+9:002024-06-22 16:44:14 GMT+9:00
米沢さんって、自分一人でバランスをとる踊りをするじゃないですか。パ・ド・ドゥのプロムナードなんかも、1周する間に軸どころか全身どこも1ミリも動かないぐらいにバランスがきまってて。 なのに、今日は一人で踊っている雰囲気は全くなくて、アラジンと2人で完璧なポーズのまま1周、という感じが。2024-06-22 16:48:15 GMT+9:002024-06-22 16:48:15 GMT+9:00