2024.11.03
明治座十一月花形歌舞伎 夜の部
明治座
歌舞伎
「明治座十一月花形歌舞伎 夜の部」@明治座。 コンディションがイマイチで、「鎌倉三代記」が全く頭に入らなくて、ヤバいかなと思ったのだが、後半の「お染の七役 」はしっかり楽しめました。 前回見たのが2012年だったので、12年ぶりの七之助の七変化。早替わりもすごいけど、七役の演じ分けが見事。 https://t.co/g3iXY2l2af https://pbs.twimg.com/media/GbdSQT5awAE6Ljj.jpg2024-11-03 20:43:10 GMT+9:002024-11-03 20:43:10 GMT+9:00
土手のお六はハマり役だよなぁ。ああいう、ちょっと悪の入ったカッコいい女性をやらせたら当代随一と言っても過言ではないのでは。 竹川の威厳も素晴らしかった。そして、腰元お勝の鶴松丈とのコンビを見るたびに、シスターフッド系の新作やって欲しいと思っちゃう。誰か作ってくれないものか。2024-11-03 20:46:59 GMT+9:002024-11-03 20:46:59 GMT+9:00
お六の旦那。喜多村緑郎さんというはじめてきく方で、屋号も緑屋という聞き慣れぬものなんだけど、すごくカッコいい悪役で、何者!? とプログラムをめくったら市川月乃助で。「あらしのよるに」のギロがメッチャ素敵だった方だ! ギロの直後に新派に移って残念に思っていたのだけど、思わぬ再会。2024-11-03 20:54:19 GMT+9:002024-11-03 20:54:19 GMT+9:00
お光でジゼル的な狂女の舞があるのだけど、かなりの凄みがあってよかった。 時々、フッと抜ける瞬間がある。正気が完全に抜けるのか、狂気が抜けるのか、そこで意識が連続じゃなくなるのが見えて怖い。 お光なんてオマケみたいな役だと思っていたのだけど、舞踊部分でここまでゾワゾワさせられるとは。2024-11-03 21:01:14 GMT+9:002024-11-03 21:01:14 GMT+9:00
12年間で自分の見方も変わったのかもしれないけれど、今回は、七役全ての体の線が違うのが、本当に見事だと思った。 面白いもので、女性はそれぞれに筋が通った人格の体の線で、久松が一番頼りないというか、腰の座らない感じなんだよね。色男、金と力はなかりけり、的な。2024-11-03 21:06:30 GMT+9:002024-11-03 21:06:30 GMT+9:00