2024.11.09
椿姫
シュツットガルト・バレエ団
東京文化会館
バレエ
シュツットガルト・バレエ団「椿姫」@東京文化会館、幕間。 キャスト変更で、主役はアレマンとパイジャに。玉突き変更はどうかと思いますが、なかなかいい感じの2人。 自分的には「オネーギン」の時には役柄とイメージが合わなかったのだけど、今回はそれぞれにとても、らしい、キャラクターだ。2024-11-09 14:59:30 GMT+9:002024-11-09 14:59:30 GMT+9:00
白を見るまで断言はできないんだけど、紫のアレマンはかなり硬いというか、相手に体を預けない踊りをしていて、それが彼女のマルグリット像なんだなと思って、すごく心を動かされた。 紫の終盤の肩に担がれるリフト、少しづつ、大丈夫かな? と自分を預けていくのに、わかるわかるわかるー!って。2024-11-09 15:01:48 GMT+9:002024-11-09 15:01:48 GMT+9:00
「椿姫」2幕、とてもよかった! アレマンのマルグリット、1人で生きてきた女、という感じで、その矜持と孤独にとても惹かれてしまう。 白もよかったのだが、パパとの PDD が涙腺にきた。ノイマイヤーのリフトをすごく力技系でやるんだけど、それが、互いの共感と譲れなさに重なって、みごたえあった。2024-11-09 16:04:34 GMT+9:002024-11-09 16:04:34 GMT+9:00
白は、もっと流麗に踊るのが王道だとは思うのだけど、1人で生きるタイプのマルグリットが徐々に心を開いて体を預けていくという踊りに感じて、とてもよかった。 ラストの背中合わせのリフト、完全に背中に乗せてて、普通のとは違うものになってたのだけど、この2人の関係性にはそれが似合うと思った。2024-11-09 17:24:58 GMT+9:002024-11-09 17:24:58 GMT+9:00
「椿姫」終演。満足でした。 ドラマティックバレエ、特にノイマイヤーは、主演の2人が物語をどう紡ぐかを1番のポイントとして見ているのだけれど、今日はマルグリットの生き方というか人間としてのあり方に心をうたれる上演でした。 それだけに、玉突きでキャスト動かすのはどうかなー、とも。2024-11-09 17:26:56 GMT+9:002024-11-09 17:26:56 GMT+9:00
カーテンコールにはノイマイヤーも登場して喝采を浴びていました。 振付家が存命の間に、こうやってキャスト専用の微調整を行なった上演ができるのは重要だよな。亡くなってしまうと、それができないので、動態保存するか、ロイヤルみたいな集団知としての調整みたいな形になるから。2024-11-09 17:29:15 GMT+9:002024-11-09 17:29:15 GMT+9:00
アレマンは動きがコンテンポラリーやスポーティーな雰囲気もあったりするのだけれど、それがマルグリットに現代女性のようなニュアンスを加えていて、個人的にはとてもよかった。 ノイマイヤーのオリジナルの振付の王道の踊り方ではないと思うのだけど、新しいキャラクター像として完成された踊りで。2024-11-09 17:32:30 GMT+9:002024-11-09 17:32:30 GMT+9:00
個人的な白眉は、2幕のパパとの踊りだったかも。ノヴィツキーのムッシュー・デュバルと意志と意志のぶつかり合いで、押し込む気迫も見せるのだけれど、マノンと今まで男に貢がせてきたモノたちが軛になって、「妹の結婚の邪魔になる」という理由をはねのけられなくなる。演技派2人の圧巻のシーン。2024-11-09 17:39:02 GMT+9:002024-11-09 17:39:02 GMT+9:00
パイジャのアルマンもなかなかよかったのだけど、しょうもないおぼっちゃんではありますよね、役柄的に。 3幕の張り出し舞台でオランプとのシーン、未遂なのか賢者タイムに反省なのか、どちらにも解釈可能だと思うのだけど、今日は、黒に入る時に右手袖のボタンが留まってなくて、あ、事後だ、と。2024-11-09 17:42:42 GMT+9:002024-11-09 17:42:42 GMT+9:00
右手袖のボタン外れたままの黒だったのですが、イレギュラーだと思うのだけど、なんだかそれも今回の2人らしいアクセントになっていたような。 マルグリットの黒のドレスを脱がした後に、右袖を捲り上げたのはファインプレーだったと思う。 型を超えた踊り、というのに、左右の非対称がハマった感じ。2024-11-09 17:46:00 GMT+9:002024-11-09 17:46:00 GMT+9:00
脇では、デヴィッド・ムーアのガストンが素晴らしかった。元々、今日のアルマンだったので、気合十分だったのもあるだろうけど、ガストンに演技も踊りもいい人が入ると、舞台全体が引き締まりますね。 2幕のソロパート、こういう軽妙な感じもうまいのか! と感嘆。そしてガストン、いいやつだよねー。2024-11-09 17:49:38 GMT+9:002024-11-09 17:49:38 GMT+9:00
群舞の振付、こんなに難しいんだっけ? 時々、頑張れ! と応援しながら見てしまった。 あれを全員で平然とやってるバレエ団の方が、どうかしてる、というと変だけど、鍛えられてるんだろうな。 本拠地ではシーズン中に「椿姫」なかったらしいので、そのせいもありそう。2024-11-09 18:08:52 GMT+9:002024-11-09 18:08:52 GMT+9:00
あ、キャスト表貼り忘れてた。 本日は満員御礼だったようで、何よりです。 https://t.co/atX2T5giAE https://pbs.twimg.com/media/Gb7tPEhaYAEdtc3.jpg https://pbs.twimg.com/media/Gb7tPElbgAAqW0G.jpg https://pbs.twimg.com/media/Gb7tPEhaAAALJ47.jpg https://pbs.twimg.com/media/Gb7tPEgbQAANcze.jpg2024-11-09 18:29:39 GMT+9:002024-11-09 18:29:39 GMT+9:00
公爵がマッテオ・クロッカード=ヴィラ。少しお太りになられたような気がしますが、恰幅の良い公爵で大変よろしかったです。 2幕ラストのマルグリットの寝所に入ってくる裸の男、一瞬だけしかみえないのだけど、ボリュームのある肉体だった気がするのだが、クロッカード=ヴィラだろうか。2024-11-09 18:36:21 GMT+9:002024-11-09 18:36:21 GMT+9:00
個人的本日のかわいこちゃん大賞は、ステージ上でピアノを弾かれたシュツットガルトのピアニスト、ヒゲハゲガタイのラウル・ロドリゲス・ベイ氏。 2幕でプリュダンスに帽子取られて破顔一笑するところとかキュートすぎた。 https://t.co/1yKceWgzBf https://t.co/8ZRDOgxoGO https://www.stuttgart-ballet.de/company/staff/ https://pbs.twimg.com/media/Gb7vXUfacAEguke.jpg2024-11-09 18:41:04 GMT+9:002024-11-09 18:41:04 GMT+9:00
マノンとデグリューはいまいちピンとこなかった。個人的には、主役2人が物語を担い、この2人は影として正確な技術で2人の作る物語を支える役づくりをしてほしい、みたいなところがあるので、若手がやると相性次第でハマらない気がしちゃうのかも。2024-11-09 18:46:48 GMT+9:002024-11-09 18:46:48 GMT+9:00