2025.01.04
プレミアム・ガラ
ウクライナ国立バレエ
東京文化会館
バレエ
ウクライナ国立バレエ「プレミアム・ガラ」@東京文化会館。 前半がスタンダードなガラ、後半に「スプリング・アンド・フォール」という、ちょっと珍しい構成。 元々はコジョカルとトルーシュがゲストだったのだけど、菅井さんになって、個人的にはノイマイヤーで新年がはじまった感じです。 https://t.co/N5lT1v4d0I https://pbs.twimg.com/media/GgcblCUasAAMpYL.jpg https://pbs.twimg.com/media/GgcblCWbAAAULFn.jpg2025-01-04 20:02:46 GMT+9:002025-01-04 20:02:46 GMT+9:00
冒頭は「ゴパック」。切り取り方にいろんなバージョンがあるけど、今日は男女8組出てくるけど短めのやつ。男性4人がそれぞれのジャンプで締めくくるのだが、最後の連続バタフライが素晴らしかった。足の軌跡が、ウィンドミルに近い傾いた平面を綺麗に通る、とても洗練されたムーブメントで。2025-01-04 20:13:53 GMT+9:002025-01-04 20:13:53 GMT+9:00
「ラ・フィーユ・マル・ガルデ」 クラフチェンコの笑顔がとても硬く見えて、リボン8本で支えるプロムナードや、ラストのノーハンドに移行するチェアリフトなど、技術的にも大変なものが結構あるので、ハラハラしながら見守ってしまった。 無事に終わり、カーテンコールは少し柔らかい表情で。2025-01-04 20:20:36 GMT+9:002025-01-04 20:20:36 GMT+9:00
「海賊」 ガラだとパ・ド・ドゥの方が多いと思うのだけど、トロワでした。コンラッドのクツーゾフがよかった。ゴパックの筆頭キャストなので、バタフライをやったのがクツーゾフじゃないかと思うのだけど、その時に顔をしっかり見てなかったので。開脚ジャンプの方かもしれない。2025-01-04 20:24:34 GMT+9:002025-01-04 20:24:34 GMT+9:00
「マーラー交響曲第3番」を菅井さんとトルーシュで。 これは超絶だった。何度か見ている演目なんだけど、ここまで余計な部分が動かないのは初めてみたかも。人間の体、というか物理法則は、他を全部止めたまま足だけを動かせるようには出来てないはずなのに、そういう動き方をする。2025-01-04 20:29:52 GMT+9:002025-01-04 20:29:52 GMT+9:00
ノイマイヤーの中でもかなりエグいリフトが続く作品なのですが、どこで上がったのか、どこでホールドを変えたのか、重心が移動するはずなのに、それが全然わからないぐらいに、ポジションが制御されていて感嘆してしまった。2025-01-04 20:38:32 GMT+9:002025-01-04 20:38:32 GMT+9:00
後半は「スプリング・アンド・フォール」。 なんでこの演目なんだろうと思っていたのだけれど、第3楽章の男性のジャンプが多用されるシーンで、なるほど、ノイマイヤーの中でもこれが似合うバレエ団ですよねと納得。 回数重ねたらすごくよくなるんじゃないかと思うのだけど、再演してくれないかなぁ。2025-01-04 20:42:47 GMT+9:002025-01-04 20:42:47 GMT+9:00
女性ソリストがクラフチェンコ。ラ・リーズの時と違って、笑顔は少なかったのだけど表情豊かで、特にちょっと不機嫌っぽくみえる顔がよかった。なんだろう、ノイマイヤーの女性への振付って、ちょっと不貞腐れた感じの表情とかがすごく似合うのありません? 体の線に強情な感じが入る。2025-01-04 20:47:32 GMT+9:002025-01-04 20:47:32 GMT+9:00
男性はスハルコフが筆頭。最初はちょっと硬いかなとも思ったのだけど、やわらかくて伸びやかでよかった。 クツーゾフがちょっと違った方向性なのも面白かった。 スハルコフは若木、春風、せせらぎ、あたりのしなやかさ、クツーゾフはバッタとか小熊みたいな密度高い感じ。2025-01-04 20:54:06 GMT+9:002025-01-04 20:54:06 GMT+9:00