2025.03.09
イノック・アーデン
新国立劇場小劇場
バレエ
昨晩は「イノック・アーデン」@新国立劇場小劇場。 ウィル・タケット演出振付、ピアノ生演奏+朗読+バレエでの85分。きれいにまとまってはいたんだけど、こぢんまりしたというか、新国立の小劇場でもまだ箱が大きい感じ。 舞台も前方5mぐらいしか使ってないし、客席も後ろが空いていたり。 https://t.co/xx28dKFqUJ https://pbs.twimg.com/media/GlkHYlHboAA0E10.jpg2025-03-09 11:09:59 GMT+9:002025-03-09 11:09:59 GMT+9:00
テニスンの1864年の長編詩なので、キャラクターの思考パターンに全くついていけない。 これ、朗読なしのバレエだけだったら、現代的な要素のあるキャラクターとして見ることもできたと思うのだけど、踊りに朗読がかぶさることで、そういう解釈が封じられてしまうのが個人的には合わなかった。2025-03-09 11:30:32 GMT+9:002025-03-09 11:30:32 GMT+9:00
朗読は中嶋朋子さん田代万里生さん。中嶋さんが喉に引っかかるような声になって聞き取りにくいシーンが結構あったのだが、喉の調子が悪かったのだろうか。万里生くんが朗々とした声なので、組み合わせとして、声の出る人と声の出ない人、みたいになってて微妙だった。2025-03-09 11:36:49 GMT+9:002025-03-09 11:36:49 GMT+9:00
バレエは、東京バレエ団から秋山瑛さんがアニー、生方隆之介さんがフィリップ、南江祐生さんがイノック。 狭いスペースでよく踊っていたと思う。タケットの振付はマクミランほどダイナミックではないが似た系列のリフトを多用しているのだが、秋山さんのポジションがとても美しい。2025-03-09 11:42:26 GMT+9:002025-03-09 11:42:26 GMT+9:00
男性2人にもそれぞれソロがあって、どちらもよかったのだけど、空間の狭さがもったいなかったかな。マネージュも長い移動もできないので、なんですかね、彼は苦悩のあまり駆け出した、けど5m進んで止まった、みたいになるので。 なんで、あんなに狭い空間にしたんだろう。かなり奥行きある箱なのに。2025-03-09 11:48:50 GMT+9:002025-03-09 11:48:50 GMT+9:00
朗読+バレエという形式は、自分には向いてないんだなとわかったのは収穫。 自分が登場人物の踊りから感じる感情と、朗読によって説明される感情がズレると、朗読を邪魔に感じてしまう。 自分は、朗読がメインで、踊りが付加要素、という形で見ることはできないみたいだ。2025-03-09 11:54:25 GMT+9:002025-03-09 11:54:25 GMT+9:00