2025.03.09
ウィキッド ふたりの魔女
映画
「ウィキッド ふたりの魔女」を見てきた。 20年以上前のミュージカルを、しかも、1幕だけ、90分を160分まで引き伸ばして映画にするって大丈夫なのかと心配しつつ見に行ったのだが、とてもよかった。 ちょっ、まって、みたいなゲストもあって、大変に満足でした。2025-03-09 18:33:43 GMT+9:002025-03-09 18:33:43 GMT+9:00
元々、楽曲がとても好きなのだが、映画用の歌わないシーンの曲やエンドクレジットがミュージカルナンバーのアレンジで、音源でてるのかとサントラを見に行ったら、歌の部分しか収録されてなくて残念。 For good がところどころで出てきて、ずるいでしょそれは! となったりして。2025-03-09 19:16:38 GMT+9:002025-03-09 19:16:38 GMT+9:00
グリンダをアリアナ・グランデが。舞台じゃないとちょっとつらいぐらいに戯画化された面のあるキャラクターなので、髪を振っても効果音のつかない映画ではきつい部分あるのもしょうがないと思いつつ見ていたのだが、「Popular」が素晴らしくて。あの1曲で、彼女の人生に一本筋を通して見せたと思う。2025-03-09 19:37:59 GMT+9:002025-03-09 19:37:59 GMT+9:00
エルファバはシンシア・エリヴォ。生で見た時にちょっとこぶしがきついのがあまり趣味ではなかったのだが、映画ではフラットな感じの歌い方で、とてもよかった。 髪と爪にものすごく手がかかっていて、実は実家では大切にされていたのでは? みたいなのが面白かった。自己肯定感が強いのに納得。2025-03-09 19:44:12 GMT+9:002025-03-09 19:44:12 GMT+9:00
フィエロのジョナサン・ベイリー、王道の王子様というにはちょっとファニーな感じがあるのだが、チャーミングだった。踊りがなかなか上手で、やっぱり彼は Dancing through life がポイントだよなと。2025-03-09 19:50:16 GMT+9:002025-03-09 19:50:16 GMT+9:00
オズの魔法使いはジェフ・ゴールドブラム。 これは、映画としての演出ならではだと大変に感心したのが A sentimental man で。 特定の歌詞に目の表情をあわせる事で、まだ語られていない設定に対する完璧な伏線になっていて。初見でも、あ、そういう事? って思う人、結構いるでしょ。2025-03-09 19:57:09 GMT+9:002025-03-09 19:57:09 GMT+9:00
「ウィキッド」は、シスターフッド好きな方にオススメしてみたいのだが、女性からはどうみえるのかはよくわからない。 男2人が女を取り合っているけど実は男2人の友情がメイン、というのを男女逆転させた話なんですよ。 問題は、二部作の前半なので、これ一本では完結しない事。2025-03-09 21:07:32 GMT+9:002025-03-09 21:07:32 GMT+9:00
突然思い出したので。 映画版「ウィキッド」の dancing through life で、図書館で踊り出して、本をガンガン踏むのはすごく嫌だった。 でも、mindless で brainless であることの表現としてはみごとで、あそこで仲間たちだけで楽しそうなのとトランプ政権の禁書なんかが結びつくわけだよなと。2025-03-10 21:19:36 GMT+9:002025-03-10 21:19:36 GMT+9:00
あ、Dancing through life は、ボックとネッサ、それを笑って見てるグリンダとフィエロも、なかなかキツイんだけど、ボックとフィエロに関しては結末から逆算されてるわけだし、グリンダはそういう人間だから I'm not that girl (reprise) になるわけで。 そう思うとネッサはただただ可哀想だな。2025-03-10 21:39:54 GMT+9:002025-03-10 21:39:54 GMT+9:00