2025.03.22
マクベス
ライブビューイング
「マクベス」をみてきた。 デヴィッド・テナント主演でドンマー・ウエアハウスで上演された舞台。 最初、映画専用の撮影かと思ったのだけど、客が入ってた。声の使い方がかなり特殊なので、生で観たらどうなんだろうと思ってたら、観客がヘッドホン装着でみる作品だった。 https://t.co/fnVwS3jYn6 https://www.culture-ville.jp/davidtennantmacbeth2025-03-22 19:13:20 GMT+9:002025-03-22 19:13:20 GMT+9:00
元々250席ぐらいの劇場なんだけど、センターステージを3方から囲むような客席で、3列ぐらいしか客席なかったように見えた。ものすごく贅沢だけど、採算取れるのか心配になったり。 劇中で、最前列60ポンド(12000円弱)と言ってたと思うのだけど、商業的に成り立たなくない? 補助金とかが多いのかな。2025-03-22 19:19:19 GMT+9:002025-03-22 19:19:19 GMT+9:00
衣装がキルト、音楽はケルト系だったのだが、多分、こういう演出のマクベスって初めて見たと思う。 The Scottish Play と呼ばれることもある作品なのに、キルトのマクベスを見たことがなかったの不思議な気がしてきたんだけど、珍しいよね? 自分が見てないだけなのかな。2025-03-22 19:33:14 GMT+9:002025-03-22 19:33:14 GMT+9:00
セットと衣装はミニマル系。張り出し舞台が純白の素舞台、その後ろにガラス張りのスペース。衣装も小道具もモノクロで、キルトも模様なしの黒一色。 彩度のある色は、血の赤と、キャストの瞳、そして最後に出てくる森のようなセット。2025-03-22 19:37:49 GMT+9:002025-03-22 19:37:49 GMT+9:00
2時間弱で全部やるので、あちこち切ってあるはずだが、あまり気にならなかった。ここら辺はやはり積み重ねた歴史の重みというか、演出のバリエーションが豊富なんだろうな。 マクベスやるのに、三人の魔女を声だけでサラッとやるとか、兵士を女性にやらせて魔女の雰囲気で喋らせるとか、さすが。2025-03-22 19:52:05 GMT+9:002025-03-22 19:52:05 GMT+9:00
ささやき声まで拾うためだと思うのだが、舞台では珍しい口元までのマイク。 面白かったのが、色が違うんだよね。肌の色に合わせてあるのは素晴らしいと思ったのだが、ヒゲ勢は黒やグレーで合わせてるのに、なんだかニヤニヤしちゃった。 画像は公式サイトから。カワイイ。 https://t.co/1vHen8VSrA https://t.co/5Oi806NB3g https://www.donmarwarehouse.com/whats-on/10/by-william-shakespeare/macbeth https://pbs.twimg.com/media/Gmo8_HebQAAlU6E.jpg2025-03-22 19:59:49 GMT+9:002025-03-22 19:59:49 GMT+9:00
昨日の「マクベス」は、ラストが結構特殊な演出だったんじゃないかと。個人的には、おっ! と思ったものの、演出意図がきちんと汲みとれるところまでの理解はできなくて、どう思えばいいのかなと。 小シーワードの死と、マクベスの死、どちらも殺す側に憐憫や愛着を感じさせるような演出で。2025-03-23 23:52:45 GMT+9:002025-03-23 23:52:45 GMT+9:00
マクベスが殺しそこねたフリーアンス、マクベスの命令で殺されたマクダフの息子、小シーワードの三役をひとりの子役が演じていて。 マクベスが小シーワードを殺す際に、一度、深く抱きしめて、じっと静止したあとに、首の骨を折るんだよね。普通は青年のキャストの役なので、すごく特殊だと思う。2025-03-23 23:57:32 GMT+9:002025-03-23 23:57:32 GMT+9:00
ラストのマクダフ、普通は妻と子を殺された憎しみのままにマクベスの首級を上げると思うのだが、全然違った演出で。 一度は殺さない選択をしたマクダフを、マクベスが挑発して殺してもらった、みたいに見えたんだけれど。ほっぺたペチペチのシーンが、妙に切なくて。どういう演出意図なんだー、と。2025-03-24 00:01:58 GMT+9:002025-03-24 00:01:58 GMT+9:00