2025.03.29
白雪姫
映画
「白雪姫」を見てきた。 ハドリー・フレイザーが、父王だったんですけど! え? 全然話題になってなくない? 自分がキャッチし損ねてただけ? 昔みたいにツイッターを使ってたら絶対キャッチしてた情報だと思うんだけど、と、変なところで時代の変化を感じてしまった。、2025-03-29 20:51:22 GMT+9:002025-03-29 20:51:22 GMT+9:00
酷評されてる映画で、確かに色々とダメなのは間違いないですが、ストーリー自体は悪くないと思った。 両親から人心掌握術の帝王教育を受けた子供が、乗っ取られた王国を取り返すという、貴種流離譚王道ストーリーなので。 問題は、それを古い白雪姫の価値観を否定する形で組み合わせた捩れなのかな。2025-03-29 21:03:58 GMT+9:002025-03-29 21:03:58 GMT+9:00
例えば、ヒスパニックの白雪姫はプラスで、「いつか王子様が」的価値観の否定もプラスなんだけど、それをかけると、白人のプリンセスは王子様が助けてくれるけど、ヒスパニックのプリンセスは才能と教育と努力が必要という、もろに人種格差でてるなーという感じでマイナスになってない? みたいな。2025-03-29 21:10:30 GMT+9:002025-03-29 21:10:30 GMT+9:00
昨日の「白雪姫」、魔法の鏡がなかなかすごくて。 以下ネタバレ。 女王に対して白雪姫が美しいからお前は二番ってさんざん煽りつづけておいて、最後に白雪姫に負けた女王に対しては、突然ゴールを動かして、美しさは外見だけではなくて心の美しさが云々とかいって、女王をキレさせて破滅に追い込む。2025-03-30 18:31:56 GMT+9:002025-03-30 18:31:56 GMT+9:00
これ、どう思えばいいのかわからなくて。 最初から心の美しさみたいな話をいれてくるなら、反ルッキズム的な正しさだと思うんだけど、全体としては白雪姫が一番美しくてみんなに好かれてるという構造は不動のままで、勝負がついた後に女王を追い込む手段として正論持ち出してくるというのが。2025-03-30 18:46:36 GMT+9:002025-03-30 18:46:36 GMT+9:00
最後の部分で美の基準を動かしたことで、オリジナルの白い肌の白雪姫は外見が世界で一番美しかったが、ヒスパニックの白雪姫は心が美しいから美しいんだ、という事になっちゃうのも困った部分だと思うんだよね。2025-03-30 19:07:40 GMT+9:002025-03-30 19:07:40 GMT+9:00
ここらへん、バレエやシェイクスピアで、古い話と新しい価値観をどうやって作品にするか、という部分に興味があって気になるのですが。 まだバレエは比較的古い価値観のままで通す部分が多いけど、それも限界があるだろうと思っていて。でも、「白雪姫」みたいな混乱した話になるのも困るんだよね。2025-03-30 19:12:29 GMT+9:002025-03-30 19:12:29 GMT+9:00