2025.01.04
ジゼル
ウクライナ国立バレエ
東京文化会館
バレエ
ウクライナ国立バレエ「ジゼル」@東京文化会館、幕間。 コジョカルの代役で菅井さんが主演。 こういう言い方もどうかとは思うんだけど、化け物ですな。とにかくめちゃくちゃ可愛くて、すっごく少女なんですよ。何より強烈な技巧を微塵も感じさせなくて、全部演技の中でやる。ものすごい構築力。 https://t.co/EJgaYQoBfy https://pbs.twimg.com/media/GghBs4ka8AYSnpT.jpg https://pbs.twimg.com/media/GghBs4jaUAA2CBc.jpg2025-01-05 17:27:49 GMT+9:002025-01-05 17:27:49 GMT+9:00
菅井さんのジゼル、基本的にジャンプ力とバランスコントロールが超常なので、え、まって、それ、どうなってるの? と思うような動きが沢山あるのだが、個人的にこれぞ菅井円加! と思ったのが1幕のヴァリエーションの終盤にある、スカートを持ち上げて片足のホップで移動する部分。2025-01-05 18:32:57 GMT+9:002025-01-05 18:32:57 GMT+9:00
ポワントの片足でバランスとりながらホップで移動するわけで、普通は上半身はあまり動かさないし、人によっては真顔になっちゃう部分だと思うんだけど、歩いてるんじゃないかと思うぐらいに、上半身は演技しちゃうんですよ。表情はもちろん、肩とか首とかあんな動かしてどうして軸が保てるんだろう。2025-01-05 18:36:51 GMT+9:002025-01-05 18:36:51 GMT+9:00
あそこ、普通はテクニックを見せるシーンになると思うのだけど、そこが、周りの村人との関係性やキャラクターとしてのジゼルの魅力を見せるシーンになってて、か、可愛い、可愛すぎる、となってしまうわけですよ。外見が、ではなくて、性格の可愛らしさ。2025-01-05 18:49:51 GMT+9:002025-01-05 18:49:51 GMT+9:00
2023年の新プロダクション、振付は V. ヤレメンコということなのですが、あちこちに驚きがあって、特にラストは、え? え? ええーっ? となりました。 それはジゼルとしてはどうなんだろう、そういうのアリな設定だったら、何をどう解釈すればいいんだ? みたいなのも。2025-01-05 19:07:29 GMT+9:002025-01-05 19:07:29 GMT+9:00
プロダクションが全体的にかなり演劇的な作りで好み。独自色としては、1幕では、花占い、ウィリの登場、ペザントが結婚式+ブーケトス、狂乱で髪を下ろさない、あたりが特徴かな。映像では髪を下ろしてたから、今日のハプニングなのか、菅井さんスペシャルなのかもしれない。2025-01-05 19:17:24 GMT+9:002025-01-05 19:17:24 GMT+9:00
花占い、前にも書いたけど、脳みそ足りないシーンじゃないですか。 このプロダクションでは、花束のまま花占いをはじめて、ジゼルが途中でやめたあと、花束ごとアルブレヒトがジゼルに渡して、花はこんなにたくさんあるというようなマイムで、ジゼルが笑顔になる。 https://t.co/4a0mTNEViY https://x.com/hawk_v/status/18642461956628032312025-01-05 19:21:05 GMT+9:002025-01-05 19:21:05 GMT+9:00
マイムをどう解釈するかは、その日の演技と観客によると思うのだけど、とりあえず、古典的な頭からっぽと違うんか、大丈夫か? というシーンではなくなっていて。 今日は、一つがダメでもこんなにあるんだから、何度でもやりなおせる、みたいに感じました。2025-01-05 19:24:54 GMT+9:002025-01-05 19:24:54 GMT+9:00
その後、ジゼルから花束を受け取ったアルブレヒトは、花束を放り投げちゃうんですよ。お前、そういうとこだぞ! その花束、ヒラリオン、じゃなくて、ハンスが摘んできてジゼルの家の前の花瓶にいけていたやつなんだぞ? その後で再度ハンスが拾って花瓶に戻すんだぞ? ホント、アルブレヒトな。2025-01-05 19:27:27 GMT+9:002025-01-05 19:27:27 GMT+9:00
ハンスはクツーゾフ。昨日もよかったけど、今日もとてもよかった。踊りもいいのだけど、演技派だよね。 常にヒラリオン派で、クツーゾフハンスは粗野な感じもなく、なかなかにいい男だと思ったのですが、それはそれとして、少女に対する愛が重すぎてダメ、というキャラクターで、うまいなぁと。2025-01-05 19:37:35 GMT+9:002025-01-05 19:37:35 GMT+9:00
菅井ジゼル、ハンスに対する態度が、嫌い、ではなくて、引く、なんだよね。見てる方も、それはわかる、毎日毎日家の前のテーブルに違った花束入ってたりしたら、嬉しいよりも怖いが先に来るよね、みたいになるタイプの愛の重さを感じさせるハンスで。2025-01-05 19:41:06 GMT+9:002025-01-05 19:41:06 GMT+9:00
ハンスがウィリに殺されるところも、罪状:愛が重い、なもので、ミルタにしつこく減刑願ったり、ジゼルを愛してたんだと絶叫したりしてても、うん、そういう重いところがアウトなんだよねー、と、大変に納得感のある死罪なのでした。 踊りも良くて、クツーゾフをすごく気に入ってしまった。2025-01-05 19:44:33 GMT+9:002025-01-05 19:44:33 GMT+9:00
菅井ジゼルは少女、それも恋愛にはそこまで関心がないぐらいに若い少女という雰囲気で。 これは組み合わせの妙だと思ったのだけど、愛が激重のハンスと、恋愛遊戯系アルブレヒトだったら、それはアルブレヒト選ぶでしょ、たとえ二股でも、初心者にはそっちの方がよくない? みたいになる。2025-01-05 19:50:43 GMT+9:002025-01-05 19:50:43 GMT+9:00
バチルドはエリーナ・ビドゥナ。昨日の海賊もよかったですが、長身で菅井さんとは頭ひとつぐらい違って、キャラクターとして年齢もかなり離れている感じで、これもすごく良い組み合わせだった。 こんなことさえなかったら、踊りと刺繍の得意な侍女として召し上げられる世界線あってもいいよね。2025-01-05 19:56:27 GMT+9:002025-01-05 19:56:27 GMT+9:00
バチルドに飲み物注いで、マントの布地触って、ネックレスもらって、踊るまでの部分、もう、ほんっと可愛くて。 席が近くて表情がよく見えた事もあるんだけど、演技がものすごく細かく構成されてるんだよね。例えば、マントに触っているのを注意された後、きちんと元通りになおしてから下がるとか。2025-01-05 20:00:26 GMT+9:002025-01-05 20:00:26 GMT+9:00
これ、解釈が正しいかどうかはわからないのだけど、菅井ジゼルは刺繍が得意なのかなと。縫い物をするマイムが入るのだけど、それが刺繍をあらわしていて、自分のスカートの刺繍をみせたり、バチルドのマントの刺繍の見事さについ手を触れてしまったり、という風に見えたのでした。2025-01-05 20:08:29 GMT+9:002025-01-05 20:08:29 GMT+9:00
ちなみに、実際のバチルドのマントは無地で、ジゼルのスカートの裾もレースを貼ったものだと思うので、刺繍というのはすべて幻影なのだけど、そういうストーリに見えたんだよな。北島マヤ的な。2025-01-05 20:10:18 GMT+9:002025-01-05 20:10:18 GMT+9:00
狂乱、髪を下ろさないでやったのはハプニングなのかもしれないのだけれど、拵えが変わらないままで中身だけがずれていくというのが、これぞノイマイヤーダンサーの狂気の表現、男性のニジンスキーに対して女性はジゼルかという、大変に素晴らしいものを見られました。2025-01-05 20:40:11 GMT+9:002025-01-05 20:40:11 GMT+9:00
最後、隣に立ったアルブレヒトと手を組む動作をするのだけど、ジゼルが手を組むのは幻影のアルブレヒトで、実際のアルブレヒトはそこに呆然と立ちすくむ。 髪を下ろさずにやることで、現実から数センチずれただけ、他はなにもかわらない、そういう狂気だというのにゾクゾクして。2025-01-05 20:44:14 GMT+9:002025-01-05 20:44:14 GMT+9:00
トルーシュのアルブレヒトは王道の二股クズ男に作ってあるのだけれど、2幕の苦悩ぶりと、何よりもサポートのうまさで、この男選んじゃうよねーという説得力が。 サポートする時に掴まないんだよね。力を入れず手が添えられてるだけに見える。それが性格としても、つかむ男、支える男、という差に。2025-01-05 21:06:03 GMT+9:002025-01-05 21:06:03 GMT+9:00
2幕、ジゼルにアントルシャが何度も入ってて、菅井さんは平然とシスでやるものだから、ジゼルとアルブレヒトのアントルシャ対決なのかと思っていたら、アルブレヒトはやらないバージョンでした。 ここらへんは、振付意図がいまひとつわからずではあった。2025-01-05 21:09:32 GMT+9:002025-01-05 21:09:32 GMT+9:00
ラストがかなり驚きで。 ジゼルでふせったー使うとは思わなかったのだけど、アルブレヒトが○○○○○○○○○○○○○、幕が降りてもオーケストラの演奏が続き、幕が上がると○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○。 https://t.co/X8mSsOCNQp https://fse.tw/ShFDTTQt#all2025-01-05 21:14:11 GMT+9:002025-01-05 21:14:11 GMT+9:00
ミルタ、女王というより女将軍というシャープさでカッコよかった。 これは自分がいけないんですが、2幕を見ている時に、この人はクズだけど踊りのパートナーとしては最高なんです殺さないで、というジゼルと、そこまで言うなら踊ってみせなさいと言うミルタ、みたいに見てしまってて。2025-01-05 21:16:21 GMT+9:002025-01-05 21:16:21 GMT+9:00
あのラストだと、全体をどう解釈すればいいのか。 ジゼルだと思ってたら実は○○○○○○○○○○○○○○○、しかも○○○○○バージョンだったという。ミルタとジゼルが○○○○○○○してたわけ? となるじゃないですか。 https://t.co/Sc0BSfS3Au https://fse.tw/NepZzXC2#all2025-01-05 21:22:42 GMT+9:002025-01-05 21:22:42 GMT+9:00
あ、普通の人は、ジゼルじゃなくて○○○○だった、と思うのかな。○○○○○○○バージョンのやつ。 えー、○○○にその救済はアリなんですかー、みたいになったりして。 https://t.co/CODTpzgP8e https://fse.tw/L16hpOMD#all2025-01-05 21:27:22 GMT+9:002025-01-05 21:27:22 GMT+9:00
というわけで、ラストに関しては心の準備ができてなくて、頭の中がワタワタしたまま終わってしまったところが。 いや、だって、ジゼルでそういう驚きがあるとは思わないじゃないですか。白鳥ならいろいろあると思って見に行きますが、ジゼルだよ?2025-01-05 21:32:25 GMT+9:002025-01-05 21:32:25 GMT+9:00
山岸凉子のアラベスクに出てくるジゼルのシーン。まさかコレをリアルで見る日がくるとは思わなかった。 2幕じゃなくて1幕のソロのバリエーションだけど。しかも冷や汗とかじゃなくて、とにかく踊りが大好きな可愛い女の子なんだよね。何の気なしにやっている、ようにしか見えない。 https://t.co/ruOZudoXG7 https://pbs.twimg.com/media/Ggh8vI-aQAAwF5-.jpg2025-01-05 21:45:44 GMT+9:002025-01-05 21:45:44 GMT+9:00
今日は近くに鈴を鳴らす人がいて。 ちょっと意味がわからないんだけど、バレエの鑑賞中に鈴が鳴るんですよ。数席ぐらいの範囲の誰か。 確定ではないから言いにくいんだけど、オペラグラスを上下する時に手首あたりの鈴が鳴ってるのかもと思った方がいて。 でも、手首に鈴つける? しかも観劇の時に?2025-01-05 22:00:37 GMT+9:002025-01-05 22:00:37 GMT+9:00
1幕ではあまり鳴らなかったので、鈴みたいな音したよなとは思ったのだけど、係員に相談するほどの事ではないと判断してしまって。それが間違いで、2幕はかなり何度も鳴らしてくださって。 もっとうるさい演目ならともかく、ジゼルに鈴ですよ? 勘弁してほしかった。2025-01-05 22:09:18 GMT+9:002025-01-05 22:09:18 GMT+9:00
違ってたら申し訳ないので特徴書いたりはできないんだけど、鈴鳴らしてたのはこの人かなと思う方がいて。 休憩時間とかに結構挨拶とかしてて顔が広そうな感じだったので、このツイート見てる方の知り合いかもと。 皆様、鈴をつけているご友人には、観劇中は外す事を提案していただけないでしょうか。2025-01-05 22:16:32 GMT+9:002025-01-05 22:16:32 GMT+9:00